お薦めの1冊バックナンバー part 22 |
siteM&A ウェブサイト売買による経営戦略
サイト売買戦略会議 竹内敬人 著
株式会社幻冬舎メディアコンサルティング 2007年3月11日発行 1300円
株式会社バトラァーズというウェブサイトの売買をビジネスとしている企業の代表取締役 竹内氏がウェブサイト市場についてケーススタディを挙げながら紹介しています。
恐らく多くの人がそんなビジネスがあること、市場があることを知らないのではないかと思います。しかし、このバトラァーズ以外にも同じサイト売買をコアモデルにして経営されている企業が数社あります。私もその1社と話をしたことがあるのですが非常に興味深いものでした。実際に当時、自分で運営していた資格資料請求サイトを売却できないか?相談してみたりしました。
本書では市場の背景やどんなビジネスモデルなのか、どんなケースがあるのかを紹介しているのですが僕個人としては、もう少し突っ込んだ内容が知りたかったし、失敗事例なんかも知りたかった。
しかし、まずはこんなビジネスがあるんだよという一石を投じた最初の1冊になるでしょうからその意味は深いと思います。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
”資産”になったウェブサイト
第1章:ウェブサイトの売買
第2章:新しいネットビジネスが生まれた背景
第3章:新しいネットビジネスモデル
第4章:ケーススタディ
第5章:ますます加速するサイト売買市場
あとがき
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USEN 宇野康秀×8人の若手経営者 リアルビジネス
リアルビジネス企画・制作チーム 著
日経BP社 2007年3月12日発行 1400円
USENが提供している無料ブロードバンド放送「GyaO」で提供されている番組「リアルビジネス」を書籍化した1冊です。これは若手経営者に宇野社長がインタビューをしているのですが同じ経営者同士が話すことで、より突っ込んだ経営者達の考え、思いを引き出そうというもののようです。
今回、掲載されている8人の若手経営者はインターネット関連、外食産業など多岐に渡る業界から各業界で活躍されている方々です。
下に挙げている経営者達ドに興味を引かれる人には面白い内容の本です。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
宇野康秀が語る「リアルビジネス」成功者に共通する三つの特徴
1 不屈の闘志で失敗を乗り越える:
堀 主知 ロバート サイバードホールディングス グループCEO
浅野 秀則 フォーシーズ 代表取締役社長
夏野 剛 NTTドコモ 執行役員
2 時代の先端を走る
熊谷 正寿 GMOインターネット 代表取締役会長兼社長
藤田 晋 サイバーエージェント 代表取締役社長
3 新しいものを生み出す
西山 知義 レインズホールディングス 代表取締役社長
加藤 善博 アイケイコーポレーション 代表取締役社長
松田 憲幸 ソースネクスト 代表取締役社長
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会社じゃ言えない SEのホンネ話
きたみ りゅうじ 著
株式会社幻冬舎 2007年3月10日発行 1400円
元々Windows系の開発プログラマだった筆者が、その過酷なSEの状況を面白おかしく紹介しています。何冊かこの手のSEの業界本を読みましたがどれも面白かった。若干、コンピュータのことがわからないと?の箇所もあると思いますが、概ね、なんとなく理解できて笑えると思います。
著者のきたみ氏は4コママンガが面白い、氏の他の著書も読んだことがあるのですが、そちらにもマンガが掲載されていて面白かったのを覚えています。
そんな本をあ〜だ、こうだと説明できないので買って読んでニヤけてください。 |
大企業のウェブはなぜつまらないのか 顧客との対話に取り組む時機と戦略
本荘 修二 著
ダイヤモンド社 2007年2月16日発行 1600円
大企業、中小企業にもウェブは経営戦略の中で重要な位置を占めるようになったことは既に周知の事実でしょう。しかし、一方で莫大に増えていくWebSite!その中で自社のWebSiteにアクセスを集めるのは困難ですし、せっかくアクセスしてつまらないWebSiteでは仕方がありません。
本書では大企業のWebSiteのあり方を考えながら企業、顧客にとって有効なWebSiteとはどんなものなのかを社会・組織など関連する要素を鑑みながら考えます。また、そもそも企業にとってのWebSiteの位置づけ、ロードマップ、マネジメントと多岐に関わる要素を考えます。
僕は1回読んだだけでは本書が結局、何を伝えたいのか理解しきれませんでしたが、恐らく重要なことが学べるのだろうということはわかりました。
ただ,WebSiteを持っていればいいという段階からステップアップする前に読んでおくと役に立つと思います。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
イントロダクション 本当の課題 大企業にとって「ネット化」の真の意味
第1章:現在の地図 冷静にネット化を俯瞰する
第2章:ネット化社会 変わる顧客・変わる社会
第3章:インパクト 企業にとっての市場変化の意味
第4章:限界の訪れ 従来型戦略の問題点と解決の方向性
第5章:予兆 大企業のネット化の先行事例
第6章:協調する組織 マルチチャンネルの顧客戦略と企業のあり方
エピローグ
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青春支援企業ードリームインキュベータは挑戦する
山田 清機 著
祥伝社 2007年3月6日発行 1700円
テレビでお馴染みの堀 紘一氏がボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の社長を辞し、自ら創業した株式会社ドリームインキュベータ(以下、DI)について、自社の経営陣、スタッフが自らの人生とあわせDIとの関わりを語りDIとはどんな企業なのかを明かしていきます。
DIは決して大企業ではありませんから堀氏は知っていてもDIを知っている人は意外と少ないでしょう。さて、このDIは知っている人は知っているIPO前の企業を支援しIPOを踏まえ成長することを支援し、対価としてその企業の株を保有するというビジネスモデルを持ったベンチャー支援のコンサルティング企業です。また、一方でBCGのモデルを継承した大企業へのコンサルティング業務を現金を対価に行なっています。
2000年に創業、2002年にはマザーズ上場を自ら果たしているベンチャー企業でもありますが、そこで働く人達は高学歴の人だけが集まっているわけではなくユニークな経歴を持っているスタッフも働いているそうです。
このDI自体も2年で上場を果たしながらも決して順風万端に運営されちたわけではなく途中でいくつかの山も越えている企業ですのでベンチャー支援にもリアリティがあることでしょう。
ベンチャー、コンサルティング・・・この辺のキーワードに興味を引かれる人には面白い内容の本です。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
プロロ−グ 青春支援企業の謎
第1章:深夜の電話 −累積経験で経営者に勇気と自身を与える
第2章:ボロ・ウィングパワー −男の価値は「俺のために何人集まってくれたか」
第3章:もう戦略は売らない −「いらない」というベンチャーほど成功する
第4章:ピープル・プロジェクト −「自分探し」のコンサルティング
第5章:武器の名はMDP −バラ売りでは意味のあることができない
第6章:ポストIOPの布石 −インキュベーションなんていらない
第7章:大企業コンサルの自負 −トップクラスに「もの申す」力
第8章:DIファミリー −金儲けだけをするのは嫌なのだ
エピローグ 青春の正体
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こんな僕でも社長になれた
家入 一真 著
株式会社ワニブックス 2007年3月12日発行 1200円
レンタルサーバのロリポップの社長 家入氏のビジネスストーリーなのですが起業後よりもその人生にもかなりのページ数が割かれています。ITブームの頃からか若手の経営者たちの経営者本が数多く出版されうようになり、その中でもITベンチャー企業の本はたくさんあります。それらを読んでいると様々な経歴も持ち主がいることがわかります。決してMBAホルダーとか高学歴者ばかりが起業しているわけではありません。
本書の著者 家入氏は元ひきこもり、起業をしたかったわけではないなどユニークな経歴な中での成功を収めています。
貧乏、ひきこもりだった頃についての話はさておき、レンタルサーバを起業したあたりからの経営については普通に起業する人には共感できると思います。例えば奥さんと二人三脚で格安サーバ業者として業界に参入します。それも奥さん出産の時期に安定した生活を確保するためだったというのだから面白いです。
九州を拠点に活動していたロリポップにGMOから資本提携を持ち込まれとまどい、2チャンネルで叩かれたことなどが語られているのはリアリティがあって面白い。
今や東京に拠点を移し、50万人の会員、年商13億円を誇るレンタルサーバ業者まで成長しました。
ある意味、様々な人に勇気を与える内容だと思います。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
プロローグ
第1章:貧乏な家に生まれて
第2章:「ひきこもり」だったあの頃
第3章:長いトンネル
第4章:起業前夜
第5章:ペパボ黎明期
第6章:成功、そして未来へ
エピローグ
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あと5センチ、夢に近づく方法―渡邉美樹が戦いながら身につけた起業論
渡邉 美樹 著
祥伝社 2006年7月発行 600円
この本はなぜか今手元になくなってしまった。今週の月曜日に読み終えたのでどこかランチを食べたお店に忘れたかな〜、ということで書籍のデータはネットからひっぱてきました。
さて、本書は、居食屋「和民」ぼ成功から現在では、介護、環境、農業、教育の各事業を本格展開しているワタミの代表です。最近では教育再生会議メンバーとしてテレビでも見かけます。
本書では一般の人から経営や起業に関しての質問に答えながら渡邊社長のビジネスに関する考えを述べています。20歳代でつぼ八のFCとして起業してからいくつかのピンチも乗り越え現在の成功を収めているのですが職種のせいか会社に対する考え方は一種のコミュニティのように捉えているのがユニークな点でした。
起業を考えている人には学ぶ材料になりますので値段も安いのでお徳です。しかし、どこいったんだろう?探さなくては。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
第1章:起業を決意、準備する
第2章:一人前の経営者になる
第3章:事業を拡大する
第4章:危機を乗り切る
第5章:株式公開を目指せ!
第6章:成功の先にあるもの
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すごい人の頭ん中 すごい起業家
編集 ビジョンネット
ゴマブックス株式会社 2007年2月10日発行 1500円
本書は株式会社アヴァンティのビジョンネット・ブランド発行のDVDシリーズを元に書籍化されたものだそうです。
内容はビジネス界で活躍されている11人の経営者のインタビューを元に構成されています。思いや信ずることはそれぞれですがどの経営者にも通じるのは「自分を信じる力」が他の人とは違うということにあるようです。
編集者は本書を最低7回は読んで欲しい、小さくてもいいので自分の夢のために1つ行動して欲しいと結んでいます。さて、その価値がある内容なのかはよんでみてください。
以前はこの手の経営者のインタビューを集めた本も好きだったのですが最近は飽きていました。しかし、本書にはいつまでも肩書きになって申し訳ないが元ハイパーネット 板倉氏が収録されていたので購入しました、最近、氏は金融系の話などでメディアに出ることも多く、実践的な経営の話などがなかったので残念に思っていたのですが、本書での内容は久しぶりに興味深い内容になっていました。
11人の経営者から何を学べるのか?何を実行できるのか?
お薦めの1冊です。
- 目次 -
はじめに
・渡邊 美樹
・野尻 佳孝
・板倉 雄一郎
・浅野 秀則
・小川 善美
・堀 義人
・近藤 太香巳
・中島 武
・平野 岳史
・佐々木 かおり
・高橋 滋
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おまけ!
大人になるとなぜ1年が短くなるのか?
一川 誠・池上彰 著
株式会社宝島社 2006年12月30日発行 1300円
私たちが意識しようとしまいと時間は存在し、静かに流れています。しかし、そもそも時間とは何だろうか?考えたことがあるでしょうか・・・ちょっとビジネスとは違うのですがビジネスにはどんな時間の概念を持っているかは重要です。そこで掲載しました。
さて本書は認知科学者の一川 誠氏とジャーナリスト 池上彰氏の対談形式で「こども時間とおとな時間の違い」「時間に関する錯覚」「都市の時間と地方の時間」など時間に関する興味深い内容が解説されています。
僕もこのサイトの「運営者のつぶやき」やブログを読み返すと、この5年間に何度もなんでこんなに時間が経つのが速いんだと書いています。なぜ、そう感じてしまうのか?本書を読むと理解した気にはなれます。
この手の脳の働きなんかに関した本は面白い。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
はじめに 一川 誠
第1章:ヒトはどうあやって時間を感じているのか
第2章:文化がヒトの時間を作る
第3章:からだ時間とこころ時間
第4章:こども時間に比べておとな時間はなぜ速く流れるのか
おわりに 池上彰
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奇想ヤフオク学 エーブックはどうやって古本を3億円売ったのか?
橋本 憲範 著
平安工房 2007年2月1日発行 2200円
世の中には色んな人がいるもんだと思わせてくれる本書はヤフーオークション(ヤフオク)で古本を6年間に3億円も売った著者の記録(?)です。
著者が小説家を目指している生活の中でお金を稼ぐために私物をヤフオクで売り始めたのが2000年、そして販売を止める2006年までの販売に関わる記録が時間経過とともに語られています。
そもそも昔、携わっていたテレビ番組の台本を売りお金になることを知り、やがて古本屋で仕入れる(「せどり)ことに気づきどんどん拡大していきます。本を仕入れるために他県にも通うようになり、そして業界の集まり古本屋市場からの購入を始めます。
主力商品は写真集!徹底的に写真集販売に特化していきます。
著者は愛知県で活動されていましたが毎週、東京神保町まで仕入れに来ていたり他県の市場に参加してみたりと本人が書いているよりも性格がアクティブもしくは旅癖に近い感覚
があるのかもしれません。車で他県に行き、何件も古本屋をまわり本を積みっていう作業は大変でしょう。多少、地元のものを食べたりできる旅気分が味わえるにしても資質がなければ絶対に無理です。
さて、著者のヤフオクの古本販売はアルバイトを使うようになったり、効率を考えるようになったりと奥様の協力の下で成長していきます。途中では裏切りにあったり、人間関係だったりといった苦労はありますが順調に売り続けます。この間の著者の研究振りというのは凄いと正直思います。
しかし、成長する市場はどんなに小さくても必ず同様のことをやる人間が出てきます。そして仕入れも販売価格も荒れていきます。これは市場が小さければ早いのは当然です。
やがてヤフオクでの写真集販売にも陰りが見えてきます。著者も様々な手を尽くしますが荒れた市場は戻りません。
そして撤退の決意をして潔くヤフオクの販売を2006年に9月に止めてしまいます。
本書はヤフオクを使って古本を売るということに関してのノウハウ本と言っても過言ではないくらいに詳細に語られています。年度別の高額商品の価格、ランキング。そして出店から納品、入金、管理、在庫、流通、問題点まで網羅されています。
僕の友達にも古本ではないのですがある品を使って全く同じ構造を作っている奴もいます。彼は働きながらそれをやっていて家のローンの返済に充てています。ただ、その品も同じような状況のようです。
結局、あまり人が集まりすぎると利益が分散化され不毛になっていくのでしょう。僕も写真集を購入する側の人間で実際にヤフオクでも何冊か買いました。そして、在庫と言ってもいいほどの本を囲い込んでいます。一時はヤフオクで売ろうかとも思ったのですが、あまりにも出点数が多いので入札されていない品も多かったので止めました。
本書はノンフィクションの読み物としても面白いですし、ヤフオクに参加した人間にとっても面白い内容だと思います。
お薦めの1冊です。
- 目次なし -
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あなたが年収1000万円稼げない理由 給料氷河期を勝ち残るキャリア・プラン
田中 和彦 著
株式会社幻冬舎 2007年1月30日発行 720円
リクルートでビーイングや就職ジャーナルなど4誌の編集長を勤めていた著者が「年収1000万円」をキーワードにキャリア・プランについて述べています。
本書は年収1000万円を稼ぐ”ノウハウ”を紹介する内容ではなくキャリア・プランをきちんとすることで結果、1000万円の年収が獲得できるというものです。
今や格差時代と呼ばれ年収1000万円以上を稼ぐクラスと年収300万円クラスの2分化がより明確になっていくのではという懸念があります。その背景には年功序列という慣習が減っていくことで平均的に高収入の人が減るわけです。
ならばどんなキャリア・プランを目指せばいいのか?僕が面白いと思ったのは自分の現在の仕事で当たり前だと思っている仕事、が職種や地域や会社規模を変えることで評価の高いことに変化する可能性があるということです。
現在、転職とかを考えていなくても個人の実力が問われる時代に変化してきたことは間違いありません。ただ、毎日会社に行っていればいい時代は本当に終わりを告げます。
本書は、きちんと自分のキャリア・プランを考えるのに役立つ内容になっています。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
はじめに
序章:「誰でもいずれは年収1000万円」時代が終わり給料氷河期
第1章:「あなたしか頼めない」と言われたことがあるか?
第2章:好きな世界が”ただの趣味”になっていないか?
第3章:会社にNOと言えるか?
第4章:自分自身が商品化できているか?
第5章:「夢は”いつか”かかなえばいい」と思っていないか?
第6章:「横並びなら安心」だと思っていないか?
第7章:お金に潔いか?
第8章:変化を味方につけられるか?
おわりに
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ネットで稼ぐ発想術
石崎 秀穂 著
株式会社シーアンドアール研究所 2007年2月5日発行 1500円
ここ数年「情報起業」「週末起業」などをキーワードにインターネットを使って自分のノウハウを商材として販売をしたり、アフィリエイト、ドロップシッピングなどで収入を得たりするのは簡単だよと、特に本書では月に数万円書くのは簡単だと述べています。
自分でもやってみて上手くいってない人はきいと多くいると思いますので本当かな?と思う人は読んでみてはいかがでしょうか?
内容は筆者がネットで稼ぐようになったいきさつやどんな商材があるのか、集客はどうすればいいのか?この集客がネットで稼ぐには重要なポイントのひとつになります。集客のための広告方法、コンテンツ、SEOなどを細かに説明しています。最近、ちょっと下火になっていると思うメールマガジンで稼ぐことについても触れています。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
はじめに
第1章:私がネットで稼ぐようになったいきさつ
第2章:誰でも「月収十万円」を稼げるって本当?
第3章:「コツ」を掴んで月収百万円を目指す!
第4章:欲しい時に欲しいだけ収入を得る「秘訣」
第5章:インターネットで収入を得るさまざまな方法
スペシャルインタビュー
おわりに
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大人のたしなみ ビジネス理論一夜漬け講座
浅井 真帆 著
株式会社宝島社 2007年1月3日発行 1300円
まさに、ビジネス書籍の紹介を書いている僕ですが、最近のビジネス書のベストセラーを紹介しながら、そのポイントを解説している本書に取りあげられている本の半分以上を読んでいません。
訳本が嫌いな僕としては仕方ないのですが、楽しみに読破しました。また、読んだ本について著者はどんな視点でポイントを汲み上げるのか自分との違いを知るのも面白かったです。
本書は目次を見て興味を持てるか持てないかで購入の意思は決められそうですね。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
はじめに
第1章:青い大海原に勝機あり!「ブルー・オーシャン戦略」
第2章:劇的!業績改善ストーリー「ザ・ゴール」
第3章:企業の、そして人生の飛躍の方程式「ビジョナリー・カンパニー」
第4章:勘定と感情は友達だった「行動経済学」
第5章:インターネット世界で何が起こっているのか?「ウェブ進化論」
第6章:恐るべき未来の羅針盤「ネクスト・ソサエティ」
第7章:究極のプラス思考本「ネクスト・マーケット」
第8章:新しい「富の波」に乗るのは誰だ!?「富の未来」
おわりに
参考文献
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ウェブ新時代の「口コミ」戦略 ナンバー1になるためのビジネススタイル
小池 晋一 著
PHP研究所 2007年1月5日発行 720円
口コミは以前からマーケティングでは取りあげられてきたものですが本書ではウェブを利用した内容を紹介しています。
ウェブが進化したことでブログなどの利用しやすいツールが普及し顧客とのコミュニケーションだけではなく企業内の経営における内部コミュニケーションが簡単に行えるようになりました。
口コミはどういうメカニズムが働くのか?決して良い面ばかりだけではなくネガティブにも働く面があります。充分にメカニズムを理解した上で採用しないと企業にとって大きなリスクも生むので注意が必要なわけです。
あくまでも口コミ戦略はマーケティングであって、おとしどころの商品やサービスが顧客の期待に応えたものでなければネガティブに働いてしまう可能性があるのです。
本書ではわかりやすいように「生ラーメン」を販売する2社の企業を題材にフィクションで、その口コミの働き方を説明していますので理解しやすくねっています。
「口コミ」「カスタマー・エクスペリンス」「共進化」などいくつか重要なキーワードが出てきますのでぜひ読み込んでみてください。ビジネス知識として役に立つと思います。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
はじめに
第1章:パラダイムシフトはなぜ起きるのか
第2章:口コミの形成が勝敗の分れ目
第3章:ニーズに応えるオンリーワン商品をつくる
第4章:カスタマー・エクスペリンスを提供する
第5章:集合知が成功の切り札
第6章:従業員のモチベーションが企業の根幹を変える
第7章:二十一世紀の経営スタイルは「共通化」
おわりに
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「決定」で儲かる会社をつくりなさい -落ちこぼれ企業が「勝ち続ける」ために-
小山 昇 著
株式会社河出書房新社 2007年1月30日発行 1300円
買わないようにしている株式会社武蔵野の社長 小山氏の新刊ですが、僕はこの方の書籍を読むと複雑な気分になるので困ってしまいます。
氏が本書で述べていることは決して間違っていないし中小企業の経営のあり方にひとつとしては正しいのかも知れません。しかし、自らの社員に対して全く信頼していない言葉が何度も出てきます。なぜ、そういう言い方をされるのかはなんとなく想像できますが、その社員が本書を読んだらどう思うんだろうと考えると嫌な気分になるだろうなと。
僕なりに要訳すれば”経営者である私が決めたことは四の五の言わずに黙って実行しなさい。でも、出来の悪いあなた達社員はやらないでしょ?知っていますよ、だから、やれるように仕組みを作ってあげるからね。それについてこれればフェアな評価をしますよ。”というようなことだと思います。
確かに中小企業の社員は流動性も高いと言われていますので管理の重要性は間違いないと思います。ましてや従業員が350名までの企業に成長した実績には、できていない人間には反論の余地はありません。銀行との付き合い方や人に仕事が付かないようにする、まや優秀な人材が必要なわけではない、従業員に対してのフェアな評価やインセンティブの作り方などなど学ぶべき点が多いのは事実です。
でも、僕には絶対に働けないカルチャーを持った会社だなと思ってしまうので冒頭の考え方が生じます。でも、会社を守るという使命がある経営者にとってはある種必須な要素が含まれているのでしょう。
大きなお世話ですが氏の跡を継ぐ後継者の育成はどうお考えになっているかが知りたいところです。カリスマ経営者の後は大変でしょうから。
仕組みは仕組みでしかなく永遠ではありません。運営する側によって簡単に変化するものですから。
本書の内容を書いてないけど、中小企業のマネジメントサイドには間違いなく経営のヒントになることが述べられていますので読んで損はないと思います。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
はじめに
第1章:会社の将来は現在の「決定」で決まる
第2章:経営のありようを「決定」して利益を出す
第3章:人材への対応を「決定」してモチベーションにつなげる
第4章:組織のあり方を「決定」し、強い会社をつくる
おわりに
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次世代WEB Googleの次のモデル
佐々木 俊尚 著
株式会社光文社 2007年1月20日発行 760円
なんだか実態がよくわからないままに言葉だけが先行してしまった「Web2.0」「ロングトール」ですが、本書ではすでに次世代のビジネスモデルについて述べられています。
著者は「ウェブ2.0は夢か現実か?テレビ・新聞を呑み込むネットの破壊力」 「グーグル既存のビジネスを破壊する」 「ヒルズな人たち」などIT系ビジネスの潮流をを出版されている佐々木氏の新刊です。
そして本書では、早くもWeb2.0が進化するとどういうモデルに変化していくのかいくつかの企業のビジネスモデルを紹介しながら述べています。個人のブログや確実に中小企業でもインターネットの利用は進んでいます。つまりインターネット上には莫大なデータに溢れていくということです。そして進化していく検索エンジンやSNSなどによるユーザー同士の結びつきんどにより例えばポータルサイトなどの役割はどうなるのか?楽天の地主さん的なビジネスモデルは今後も通用していくかが注目されます。
さて、その進化するジネスモデルの道筋を本書ではこう紹介しています。
(1)ロングテールモデルを使って、企業と個人、企業と企業、個人と個人、個人とコンテンツといった新たなマッチングが爆発的に起こっていく。
(2)これらマッチングされた個人・企業・組織・コンテンツはソーシャライズ化していく
(3)ロングテールによるマッチングやソーシャライズによって蓄積されたデータベースがひとつに統合されて極大化していく。
さて、本当はどうなっていくのか?僕が読んだ感想よしては重要なキーワードとして「リアル」が注目されます。
次のビジネスモデルを検討している皆様には大変参考になると思います。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
プロローグ
第1章:源流ー「おせっかい」なビジネスモデル
第2章:進化ー復古運動としてのWeb2.0
第3章:変化ー「地主制度2.0」と楽天の岐路
第4章:融合ー交差するヤフーとミクシィ
第5章:期待ーグーグルを超える「UFOキャッチャー」
第6章:鉱脈ー「リアル世界」に進出する日本の検索エンジン
第7章:進出ー「無料経済」下の収益モデル
第8章:打破ーキーワードは「リスペクト」
あとがき
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継承は創業より楽しい アホな2代目につけるクスリ
住野公一 著
東洋経済新報社 2007年1月26日発行 1400円
カー用品総合専門店「オートバックスセブン」の運営会社(株)オートバックスセブン 代表取締役CEOである著者 住野公一氏の初めての著書です。
ワンマン経営で会社を成長させた父 敏郎氏から経営を継承した著者の2代目としての気構えやビジネスへの取り組みを述べています。
軒並み不調な業界において経営状況がいいとされているオートバックスセブンの根底にある企業風土なども紹介されていて読み応えがあります。
さて著者の経営に関する考え方は、上場企業の中では恐らくユニークだと思います。オールドエコノミーに対する挑戦、ヒエラルキー型組織の否定や「カジュアル」「失敗を恐れない」社内風土づくり、「遊び」「文化」「笑い」を経営に活かすことなどユニークな点が挙げられています。
僕は本書を読んでいくつか印象深い点があって「自主・自発・自律」の大切を唱えていてスペシャリストも大切だが営業・経理・人事まで網羅できる人材の重要性を云い、それがヒエラルギー型組織ではなく個人商店の集まりのような風通しのよい組織になるということです。
元来、人間には”考える能力” ”実行する能力” ”情報を見たり聞いたりする能力”を持っているのにそれを発揮する意識を持たない与えられたことしかやらない社員を「コナシ一族」「タコツボ」と皮肉をこめて呼んでいるそうです。そして、そういう人たちでも個人に戻れば、自分が主役ですからその能力を発揮するのになぜ会社では発揮しないのかと。
などなど学べる点が多いです。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
まえがき
プロローグ 「継承の時代」を勝ち抜け
PART1 事業継承編 ワンマン経営の壁を突破する
PART2 新規事業編 変化なくして継続・発展なし
PART3 社内風土編 二代目経営成功の生命線
PART4 人材育成編 「自主・自発・自律」の人づくり
PART5 ミッション編 ”経営の大義”が人を動かす
PART6 後継者育成編 成功の秘訣は「早めの対策」
本文注釈
あとがき
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グーグル八分とは何か
吉本 敏洋 著
株式会社九天社 2007年1月25日発行 857円
インターネットが普及していても恐らく多くの一般の人には「グーグル八分」といわれても?が付いてしまうかもしれません。しかし、表現者やインターネットでビジネスをする人たちにとっては重要なキーワードになります。
では「グーグル八分」と何か?本当に簡単に言ってしまえばグーグルという検索エンジンからあるホームページ(WebSite)の情報が削除されてしまい検索にかからなくなるということです。
実はグーグルは公平性を重視しているとして認知されているのに、様々な事情で意図的に削除を行っているそれが公平性を欠いているということです。
前書きが長くなりましたが、本書では実際にグーグル八分にあった著者が他の事例も紹介しながらその問題点を追求しています。特になぜ「グーグル八分」が起きるのかという理由をいくつか紹介していてそれぞれに重要な問題があるとしています。
誰かに都合の悪いことが掲載されたサイトの運営者からの申し入れに対応して削除してしまう。これは表現の自由に抵触しないのか?グーグルは圧力とは闘わないのか?圧力との闘争については図書館を引き合いに述べています。
Q&Aにあるグーグルは民間企業なのだから自社の利益・・・という正当性をいう質問に対して、いや、巨大な民間企業です。これは印象に残りました。巨大なだけに社会インフラの一部化すれば、そこに恣意的なものが働くのはいかがなものか?難しい問題です。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
まえがき
第1章:グーグルの歴史とグーグル八分
第2章:グロービートジャパンに関するグーグル八分
第3章:様々なグーグル八分
第4章:グーグル八分と表現のじゆう
第5章:グーグルは何を目指すのか
付録:グーグル八分に関するQ&A
あとがき
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日本一高額な経営コンサルタントの手の内 超速!販促の王道
佐藤 昌弘 著
KKベストセラーズ 2006年12月26日発行 857円
本書は2005年に刊行された「今日からお客様が倍増する 売れる力学」『図解「マーケティング」で儲ける「営業」の本』を文庫化し大幅加筆されています。
前述の著書を読んだ方には薦められないかもしれませんが、様々な切り口で著者のいうところの販促の王道を述べていますので、自社の業績アップのプロセス全体を鳥瞰するためには役立つと思います。
では著者のいう販促の王道とは何を云うのか?本来ビジネスはシンプルで「私にそれを売ってください」と売る側が何もしないのに買い手から声を掛けてくれることであるとしています。しかし、これは理想的であってもそんなに都合よいことは起きません。そこで売り手からメッセージは発信され、それが上手に伝わればオーダーが入ります。
そこで本書では、その極めてシンプルな構造を作るために多くの企業が誤って複雑化している構造をスッキリさせるためのエッセンスを紹介しています。
すでに試行錯誤した人には新たな理論知識を提供していないが、チェックのために役立てばとしていますので、全般的に業績不振にあえぐ経営者の皆さんには参考になるかも知れません。
お薦めの1冊です。
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まえがき 業績アップは科学であり、「販促の王道」が存在する
第1章:チラシや広告は「4つのポイント」を見直すだけで断然、反応が変わる!
第2章:お金をかけずに簡単にお客さんを集める方法
第3章:見込み客を増やすにはこの仕掛けを使ってみよう!
第4章:なぜお客さんの欲しがるものを売ってはいけないのか?
第5章:独自の強みを活かせば必ず業績は上がる
第6章:魔法の「USPエクスチョン」で無敵のアピール・ポイントを探し出せ
あとがき
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クリエイター独立ガイド 起業と経営
せきかわとしいち 著
株式会社ローカス 2006年12月30日発行 1800円
グラフィックデザイナーやWebデザイナーなどクリエイターが独立するために役立つ実践的なガイドブックみたいなものです。
個人事業主、フリーランサー、会社を設立するなどがクリエイターが独立する基本的な方法になりますが、では、そのためにはどんな準備が必要で手続きはどうやればいいのか?から実際に開業した後の運営、そして会社員では必要がなかった経理作業は具体的にどうっすればいいのかまで懇切丁寧に紹介されています。
特にクリエイターという業種に絞ることで、生じやすい問題点などがクッキリと具体性を帯びるのでおおまかに網羅したような独立サポートの本よりクリエイターには役立ちます。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
じゃじめに
PART1 基礎編 クリエイター業界の実態から就職、独立まで
PART2 準備編 独立の準備と形態
PART3 開業編 独立の手続きと税金の知識
PART4 運営編 運営の仕方とトラブルの対処法
PART5 経理編 経理の知識と記帳の方法
あとがき クリエイター業界に感謝をこめて
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日記ブログで夢をかなえる
経沢 香保子 著
ダイヤモンド社 2006年12月7日発行 1300円
IT企業 株式会社トレンダーズの美人社長 経沢氏のブログで日記を書く事でこんないい事がありますよという内容を紹介しているのが本書です。
現在、国内ではすでに1000万人を超えたといわれるブログ人口ですが、使い方も様々でビジネス、趣味、日記など書き手によって違います。本書ではビジネス的な要素を主体に書かれていて僕なりに読み取れたのは「上手に機能させればコミニュケーション・ツールとして最適ということだと思います。
公開の方法で社外・社内に向けての使い分けができ、書く内容を考えれば自分的データベースとしてや会いたい人へのアプローチツールになったりとコミュニケーションツールとして便利です。
僕はhtml形式のサイトとサイバーエージェントのアメーバブログの2つから情報を発信しています。htmlでは知人にもアドレスを公開して読んでもらうビジネスのツールとしてブログは完全匿名で思いを世の中に発信しています。
実は、僕のまわりにはブログをビジネスとして使っている方たちは全くいません。どちらかというと「云われるほどビジネスに有効なの?」と懐疑的な方が多いようです。
しかし、例えば僕のまわりの社長陣がブログを書いてくれれば、もっと人となりがわかってリアルでのコミュニケーションに有効だろうなと思います。
多くの人たちが流行りに乗って始めたけど結局続かず「死にブログ」が増えているとも云われる今、ビジネス的にどういうメリットがあるか、もう一度再考してみる材料になる内容を本書は持っています。
お薦めの1冊です。
- 目次 -
はじめに
第1章:私がネットで日記を書き始めた理由
第2章:なぜ日記を書くと夢がかなうのか
第3章:自分の考えを整理するデトックスブログ術
第4章:魅力的なブログのつくり方
第5章:会いたい人に会えるブログ術
第6章:ブログで社内をマネジメント
第7章:ブログ、SNS、メルマガの上手な使い方
対談:サイバーエージェント藤田 晋vs経沢 香保子
対談:ドリコム内藤 裕紀vs経沢 香保子
おわりに 「人生を味わい尽くす」ブログ
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