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お薦めの1冊バックナンバー part 18

ライブドア監査人の告白
田中 慎一 著
ダイヤモンド社 2006年5月25日発行 1600円

 多くのライブドア事件の検証本が出版されている中、非常に関与が深い監査人である田中氏が監査人としての立場から事件を検証している興味深い内容になっています。
 ここにきて経営陣の公判も始まり、またマスコミを賑わし出したライブドア事件ですが、実際には何が行われ、関係した経営陣は日々どんな考え方を持っていたのかなど監査人として関与したからこそ語れる、濃厚な内容のオンパレードです。

 著者である田中氏は、自分のキャリアの中で思わぬ経緯で監査人を務めることとなり、すぐに怪しげな会計に気づき、経営陣を改めさせようと注力し、実際に問題となった組合を解散させたりと力を尽くします。しかし、時は許しませんでした運命の日はやってきて、そこから田中氏も事務所の捜査、事情徴収と巻き込まれます。
 そして活動の場として港陽監査法人は、その信頼性を失うこととなり、また自らの責任として解散することになります。

 恐らくライブドアの検証本の中では唯一スキャンダラスにならず、事実の検証と鑑査人として接した旧経営陣達の人となりだったりビジネスへの考え方を語っている本だと思います。
 もう一つ云えば、いくらマスコミが取材・調査しても表せない、当事者ならではのリアル感が伝わってきます。
 

 お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
プロローグ
第1章:強制捜査
第2章:監査人から見たライブドア
第3章:粉飾の構図
第4章:孤軍奮闘
第5章:監査人の苦悩
エピローグ
あとがき

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プレゼンの王子様
伊藤正裕 著
株式会社マガジンハウス 2006年3月16日発行 1200円

 前作の「YAPPA17歳 -ITビジネスに学歴も年齢も関係ない-」はとても興味深い内容でしたが今回は、伊藤氏がビジネスの捉え方について自らの考え方を披露しています。
 17歳で起業して現在22歳。やはり若い社長ではありますが会社を維持・成長させている手腕は素晴らしいものだと思います。
 前作の時にも書いたのですが、物事の本質を捉える視点がしっかりしていて年齢に関係なく学ぶことができます。今は事務所を大手町に構えていますがなぜ大手町なのか?IT業界にいてもスーツというビジネススタイルは崩さない、常識の再発明などなど考え方の根本がとてもよい。

 ぜひ、3Dというコアアイテムを持って大活躍して欲しい経営者です。
 ただ、仕事でWebSiteを通じて3Dの利用について問合せをしたのですがナシのつぶてなのです。これはいただけないと思うな。
 それと本書のタイトルはどうかな?(笑)

 お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
第1章:伊藤式プレゼンの極意。相手に合わせて千変万化。
思考の瞬発力を高める
第2章:シリコンバレーの学校に放り込まれた15歳、17歳で起業。
ヤッパの船出にはトラブル続出。
第3章:ITの世界に近い将来、大地震が起きる。そして、それは
”やり尽くされた感”に悩む起業家志望者にとって千載一遇のチャンスなのだ。
第4章:来るべきIT大地震を、ビジネスチャンスに変換する発想。それが”常識の再発明”と”ニーズとウォンツ”
第5章:身につければ最強ビジネスマンに。仕事で満足を得るための、伊藤式の生き方、やり方、考え方。
第6章:真のリーダーに必要なもの。自らに限界を超えるプレッシャーを課して、目を開き、道を求める、資質を磨く。
第7章:感覚を磨くための投資は不可欠。経営者はなおのこと、ケチっていては務まらない。
第8章:好きなことを仕事にしようと努力するより自分が仕事に何を求めるかの見極めが重要。そうすれば、人生には迷わない。
第9章:起業したことの本当の意味、合理的思考から生まれた経営術、そして将来のヤッパと自分。

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御社の営業がダメな理由
藤本 篤志 著
株式会社新潮社 2006年5月20日発行 680円

 営業コンサルティング会社を経営する著者 藤本氏が鋭く切り込むダメ営業の理由!
そもそも営業に関しての「常識」と「幻想」、営業のセオリーとして語れる中の間違いが営業成績の天井を作っていると。つまりこれらを打ち砕けば「営業組織」は活性化し、成績は上がっていく。
 しかも、この誤りの是正には費用がかからない。新しい営業代理店を探すでもなく、新しいOAを導入するでもなく、中途社員を採用するのでもない、極めて現実的、原始的な方法で業種や会社規模、商品を問わず効果を上げられると云います。

 例えばその一つとして「営業日報」の弊害を挙げています。普通に考えればマネジメント側から見れば、日報は部下の行動を管理するツールとして必要だと考えると思います。
しかし、そこに落とし穴があって、日報があるということで営業マンがどんな行動をとれるのか、昼間にパチンコ屋でさぼっている人達には日報がないのか?管理者はきちんと日報を見ているのか?双方が活用していない中で日報を通じてクライアントの情報をやり取りしていれば様々なデメリットを産み出します。ならば、どんな代替手段があるのかを紹介しています。
 
 営業に伸び悩んでいる会社でマネジメントをしている方は、読んでみると気付きがあるかもしれません。

 お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
まえがき
第1章:「スーパー営業マン」誕生という幻想
第2章:二ー六ー二の法則で会社を考える
第3章:「営業センス」は伸ばせない
第4章:営業日報が元凶だった
第5章:営業を「因数分解」する
あとがき

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ぐるなび「No.1サイト」への道
滝 久雄 著
日本経済新聞社 2006年4月20日発行 1500円

 恐らくインターネットを利用しているなら一度位は使ったこと、もしくは検索結果から偶然アクセスしたことがあるだろうグルメ情報サイト「ぐるなび」の誕生、成長、戦略などを創業者である著者が詳しく紹介しています。
 なんとなくイメージで若い人が起業した会社だと思っていたのですが、人生の大先輩の年齢の著者である株式会社ぐるなび 代表取締役会長 滝氏が25年前から構想してきたコンピュータネットワークの事業化がベースになってインターネットの普及に対応して創業されたものです。
 当初は飲食店検索サイトとして立ち上げられたサービスなので、アイデア一発のベンチャー企業だと思っていたのですが実際は全然違いました。経営戦略・組織論・営業戦略など実に泥臭い地に足のついたところで成長してきているのです。
 もし自分があ社員だったら嫌かな?と思わせる人事戦略があったり、無茶なと思うようなこともあります。しかし、そこを乗り越えているからこその上場という大きな通過点を超えた成功をしているのです。
 経営者の考えで企業の成功・成長があるんだろうと思わせる点として滝氏の投資が僕の中では挙げられます。IT投資を始めて10年間では約50億、さらにぐるなびをスタートさせてからも毎年1億円の投資。事業に対する信念がなければできないし、普通の人間には無理でしょう。
 そして成功の影には加盟店の登録数などから数字に裏づけされたフェイズ別に戦略がきちんとなされていてその成長に応じて適切な戦略が施されているという点も挙げられます。つまり全てが本当によく考えられ詰められているということにあります。
 インターネットのサービス事業をやっている人、やろうとしている人には参考になる点が多いと思います。 
 

 お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
第1章:No.1グルメ情報サイト「ぐるなび」
第2章:「ベンチャー」のスタート
第3章:二十五年前に始めたIT投資
第4章:「ぐるなび」の誕生ー加盟店一万店を目指す
第5章:全員をヒラ社員に戻す
第6章:成功を支えたコンテンツたち
第7章:起業するための心得
終章:若者たちに伝えたい「貢献する心」
あとがき

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きものリサイクルで復活!たんす屋でござる
中村 健一 著
朝日新聞社 2006年5月10日発行 1429円

 時代の移り変わりと共に変化し成長する業態、衰退していく業態があります。本書で紹介されている「きもの市場」は明らかに後者になります。これは日本人の生活形態の変化に原因がありますので仕方がありません。
 しかし、その衰退していく産業の中で急成長を遂げているのが、本書のテーマ「たんす屋」です。
 元々、老舗のきもの(呉服)問屋 東京山喜の3代目として就任した著者 中村氏が、衰退して市場の中で売上を伸ばしていくのですが、その内情は火の車B/Sが良くなく赤字に転落してしまいます。
 そんな状況の中、業態変更もやむなしと考えていた中村氏はブックオフで1つのヒントを見出します。それが「たんす屋」のコンセプトであるきものの中古販売にありました。
 しかし、前段としてエンドユーザーの意識が「きものは好きだし、きものは着たい」でもこの1年間に「きものは買ってないし、きものは着ていない」という矛盾があることに着目し2つの課題を持ちます。1つは「着物は高いというイメージ」、もう1つは「自分できものを着られない」この点を解決できればチャンスあると確信します。
 現在、国内に99店(直営店69店、FC30店)を展開し、成長する「たんす屋」は、その反面多くのスクラップ アンド ビルドもあります。
 きものの中古販売というの決して新しい業態ではなく、また衰退していく市場の中でも成長できる術を見出した、その戦略は他業種でも参考になる点は多いはずです。

 お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
はじめに
「たんす屋」にゴン
第1章:「たんす屋」誕生
じり貧の呉服問屋経営から社内創業へ
第2章:社内革命物語
ぜい変の中で流れた血と活かされた過去の資産
第3章:急成長と試行錯誤
新業態を立ち上げて何が起こったか
第4章:目指すは世界
たんす屋フィロソフィーときものルネサンス
おわりに
おもろないとあきまへん

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顧客を心底満足させるリアル×ネット「超」営業術
えとう あきら 著
株式会社幻冬舎メディアコンサルティング 2006年5月2日発行 1400円

 赤井電機で営業の基礎を身に付け独立し、上場を果たした株式会社エイジア えとう氏がインターネットとリアルの営業活動について、紹介した内容になっています。
 ちょっと乱暴に要点をまとめるとネットを使って営業活動を行っていても間違った方法になっている。本来、ネットであろうともリアルでやってはいけないことは、やはりやってはいけないということです。
 人口減少時代になっている現在、新規顧客開拓”市場シェア”という考え方から既存顧客”顧客シェア”に考え方をシフトすべきだと述べています。そして、そこで意味を持つのがCRMにあるとしています。
 しかし、従来のCRM戦略を実行するにはデータベースの一元化など莫大なコストが掛かってしまい、なかなか実行できない企業も多くあります。
 プラン・ドゥ・シーや見込み客の開拓・優良顧客の育成・離反率の低下など同次元では語れませんが様々なビジネス・プロセスをWebで具現化することが効果的になるということです。
 そのシステムが同社のWeb CAS(ウェブキャス)でできるということです。
 いくつかの実例も挙げられていますので、Webを有能な営業マンにしたいと考えているならば役に立つかもしれません。

 お薦めの1冊です。
  

- 目次 -

第1章:有能な営業マンの秘密
第2章:営業とデータベースの融合
第3章:コストはここまで削減できる
第4章:事例で学ぶ、これがCRM
第5章:営業マンは進化し続ける

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アスピレーション経営の時代
江端 哲也 著
株式会社講談社 2006年4月20日発行 1500円

 旧リクルート・アバウトドットコム・シャパン、現オールアバウト社を設立した代用取締役 社長兼CEO 江端氏のビジネスストーリーです。
リクルート在籍時にプランし、自ら会社を辞めて成長だせたオールアバウトですが、期待されるベンチャー企業の1つだと思います。
さすがにリクルートに13年在籍して立ち上げ屋として活躍されていたか江端氏ですから、理路整然とし大きな目的も明確に語られています。
 IT系のベンチャー企業家でありながらもリアルビジネスも熟知されていますから、その事業に関する考え方は若いIT系のベンチャー企業家にありがちな軽薄さとは違う重みがあります。
 自らの仕事に対するモチベーションを”志(アスピレーション)”にあり、世の中から不合理、不条理を無くすことが楽しいと云い、オールアバウトのサービスはその為に事業化されています。創業の理念は「システムではなく、人間」を挙げ、テクニカルな面に重きを置いてしまいがちなIT業界において一線を画しています。
 若いビジネスパーソンには非常に役に立つ内容が満載ですからぜひ、読んで見て欲しいと思います。
 最後になっちゃいましたがオールアバウトのサービスはリクルート時代に新規事業として立ち上げた”キーマンズネット(10万人のキーマンをDB化)”の思想が反映された、各ジャンルの専門家が得意の分野について紹介しているインターネット情報サービスです。
1日1500万人のユーザーが利用するというビックサイトです。
 
 

 お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
はじめに
第1章:僕の「世直しビジネス」宣言!
第2章:世界一シンプルなビジネスのルール・10ヵ条
第3章:「リクルートの立ち上げ屋」と呼ばれて
第4章:スタート・アップ!〜オールアバウト誕生物語
第5章:みんなが幸せになる「志(アスピレーション)」の哲学
おわりに

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グーグルGoogle-既存のビジネスを破壊する
佐々木 俊尚 著
朝日新聞社 2006年4月20日発行 760円

 ここのところ検索エンジンGoogleについての書籍が出版されているのを目にしますが、この本はGoogleの未来形が書かれていて大変、興味深い内容です。

 この本に書かれている言葉で2つとても印象に残るものがあって「Googleは神になる」「Google8分」の2つです。つまり極論すれば人類の世界でGoogleが全てに関与し、絶大的な力を誇るようになるかもしれないということです。
 例えばインターネットの世界で数十億のWebSiteがありますが、Googleに登録されないということは無いと同じだということです。
 つまりGoogleがこのまま成長していけば「破壊・凌駕・発信・選別・支配」という恐ろしいキーワードを散りばめたようなことが起きていくのでは?ということです。映画のマトリックスのようなもんでしょうか(笑)。

 すでにGoogleのサービスにより思わぬ弊害も起きています。無料サービスとして提供されるグーグルマップはその精密さから軍事基地や政府も施設までも映し出してしまいます。これが敵国にまるわかりになってしまうという危険があるというわけです。
しかし、本来Googleのポリシーは情報を人為的に操作しないということにあったのですが、ここにきてある国の要請に応じてその機密情報は映さないようにしているということなのです。この怖さは巨大なデータベースになっていくGoogleに様々な意思が反映されていくと情報操作などの危険があるということです。

他にもYahooやアマゾン、楽天などと戦略的や将来性との限界や違いなどが述べられていて大変、面白い内容になっています。
 

 お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
はじめに
Googleすべてを破壊していく
第1章:世を震撼させた「破壊戦略」
Googleすべてを凌駕していく
第2章:小さな駐車場の「サーチエコノミー」
Googleすべてを再生していく
第3章:一本の針を探す「キーワード広告」
Googleすべてを発信していく
第4章:メッキ工場が見つけた「ロングテール」
Googleすべてを選別していく
第5章:最大の価値基準となる「アテンション」
Googleすべてを支配していく
第6章:ネット社会に出現した「巨大な権力」
あとがき

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トップ営業マンとして大切なことはみんなリクルートで教わった
凄腕でもスーパーマンでもないボクの等身大感動営業術
江草 三四郎 著
こう書房 2006年5月10日発行 1300円

 リクルートの静岡ゼクシィで活躍されていた著者が、そのリクルートで学んだ営業術を紹介している1冊ですが、多くの同様の本が出版されている中で、ちょっと異例なタイプな方です。
 決して押しの強さだけが営業じゃないよ!でも自分の等身大で素直に先輩を始めるとする回りの人からのアドバイスを素直に受け止め、試す。その中から自分のやり方を見出すことが大切だというこなんだと思います。

 著者は、リクルートの営業マンの中では、きっと目立つタイプではないと思いますが、きっちりとトップ営業マンの実績を持っています。そんな著者がこの本の中で紹介している方法や考え方は、普通に働いている営業マンにも役に立つことばかりです。
 また、リクルートでの営業行動がどのようになっているかも垣間見えますので、営業部長さんあたりには興味深い内容だと思います。

 ご本人の体験をベースに何が問題・課題としてあって、それをどのように解決・克服したかを短編にまとめられていて、さらに各項ごとにまとめも付いていてわかりやすく、読みやすくなっています。

 お薦めの1冊です。
  

- 目次 -

第1章:会社を活用し営業力の礎を築く!
「リクルートはビジネススクール!」営業マンとしての基本の基本を学ぶ
第2章:社内営業を駆使して営業力を拡大していく!
社内スタッフを味方にすれば、自分の「営業分身」を創り出せる
第3章:明日からはすぐ実行可能な「実践・営業術」を身につける!
リクルートで学んだアポイントからクロージングまでの大事なことすべて
第4章:「オリジナルの実践・営業術」で決定的な差をつける!
自分だけのスタイルを創意工夫し、いっそうの営業力アップをはかる

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ヒルズ黙示録 検証・ライブドア
大鹿 靖明 著
朝日新聞社 2006年4月30日発行 1500円

 先月、保釈された堀江氏が率いたライブドア。
 一体、ライブドア問題とは何だったのか?何冊か、様々な切り口から検証本も出版されていますが本書は、マスコミに取り上げられなかったけれども関連しただろう人物や企業が挙げられていて非常に興味深いものになっています。

 あくまでも著者が取材した中で推測したりしている部分もあるはずですから、全てが真実ではないでしょう。しかし、想像するには充分、面白い内容になっています。
 村上ファンド、楽天、USENなどメジャーどころや外資系ファンド、証券、銀行の立場、経済界の重鎮達、そして政治家達の関わりは何だったのか?などなど読み応えのある内容になっています。

 下衆な興味ですが、ライブドアの元幹部達が楽天というライバル企業にどんな感情を抱いていたのかは、書かれていることが本当だとすれば面白いです。

 また、メディアと通信の融合ということで、もう一方でTBSとの統合を模索している楽天についても書かれていて、こちらも三木谷氏の苦悩まで書かれていて興味深いものになっています。

 あれだけ世間を騒がせ、今後も裁判やなどで注目を浴びることになるだろう楽天問題ですが、関係のない第三者である僕達が一つの経過をしるための1冊としては適した本だと思います。
 

 お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
第1章:驕る帝国
第2章:パンドラの箱
第3章:仕掛人
第4章:電撃戦
第5章:カツアゲ
第6章:三重奏
第5章:IT許永中
終章:突破者

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お払い箱のビジネスモデル
小屋 知幸 著
株式会社洋泉社 2006年5月3日発行 952円

 新技術の開発や規制緩和、市場の変化など様々な理由により成功していたビジネスモデルも廃れていきます。
 本書では「携帯電話市場」など11分野についての市場変化を示しながら、その業界でのビジネスモデルについて示されていきます。
 果たして、その通りに変化していくのか、いかないのか?示されている内容について自分なりに考えていくと楽しめます。
 昨年のライブドアや楽天のM&A問題の時に再三マスコミに登場した「通信と放送の融合」、その後、GyaOという巨大な新しいビジネスモデルも登場し、この「放送業界」の変化はどうなるのか?結構、興味をもてますよね。

 時代の移り変わりは容赦ありません。特に流通業界などを見ていると如実に感じさせられます。あれだけの規模を誇った「ダイエーの崩壊」などなど古くなったビジネスモデルから脱却できなければどうなるのか?逆に時代の変化を読み取れば勝ち成長できるのです。例えばリクルートなどは主要ビジネスの就職ビジネスで紙媒体からインターネットへの適切な時期、規模での変化!結局、就職業界のモンスターの座を守り、さらに他のメディアも併せて変化させました。

このような変化が各業界で起きていますので、この本を読んで感じてみてください。

 お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
お払い箱のビジネスモデルはあらゆる所にあたり
Chapter-01:ビジネスモデルの賞味期限
Chapter-02:<携帯電話>
ソフトバンク参入により旧秩序が流動化し、大競争時代が始まる
Chapter-03:<放送>
「通信と放送の融合」はテレビ局を大きく変化させる
Chapter-04:<広告>
テレビ局の黄金時代は終わり、ネット広告がイノベーションを起こす
Chapter-05:<ネット証券>
リテイル金融ビジネスでメガバンクを凌駕する日は来るか
Chapter-06:<クレジットカード>
金融ビジネス枠を超えIDビジネスへと進化する
Chapter-07:<コンビニエンスストア(CSV)>
脱セブンーイレブンを目指した差別化だけが生き残る道
Chapter-08:<総合スーパー(GMS)>
時代遅れのビジネスモデルをいかに再生するか
Chapter-09:<アパレル>
SPA型ビジネスモデルにより勘と経験の世界から脱却
Chapter-10:<外食>
消費者ニーズの大転換期に伴って、同質競争からの脱却を図る
Chapter-11:<人材>
雇用構造変化により巨大市場が生まれる
Chapter-12:<介護>
介護保険法改正によって新ビジネスモデルへの移行が始まる
Chapter-13:勝ち抜くビジネスモデルの構築

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99.9%は仮説 思い込みで判断しないための考え方
竹内 薫 著
株式会社光文社 2006年2月20日発行 1500円

 凄い本です!これが700円で買えるなら絶対買うべき。と云える内容です。
まず冒頭からユニークなのは目次からタイトルではなく各章の内容のトピックスを引用、紹介している点から普通の書籍とは違っています。
 何気なくタイトルに惹かれ購入したのですがプロローグから一気に引き込まれました。飛行機が飛べる仕組みは科学的に証明されていると思っていたのですが、決してそういうわけではなかったという事実に驚きます。
 地球温暖化も二酸化炭素の増加が原因なのか実はわからず、温暖化したから二酸化炭素が増えたという逆説もありうる程度しか事実は解明できていないそうです。
 本書は世の中にある常識などみんなが当たり前に受け入れていることでさえ、よく検証してみれば何も証明されていない仮説でしかなく、それを思い込みで捉えてしまうよりもよく考えた方がいいよ!という内容です。

 僕自身は比較的、そういった視点を持つタイプでよく友人などとやっていた話で、発掘された化石がいつの時代のものかという発表などを聞くとホントかなと思ってしまうのです。ナントカ測定法で計っているのだから間違いないと友人は言いますが、でも、その基準が間違っていたら?
 また、アメリカでは人類の起源をダーウィンの進化論の一方に「インテリジェント・デザイン説」という考え方が出てきていることを紹介しています。それは宇宙のどこかに知的設計者がいてDNAを設計して生物を作り出したという説です。
 これは宗教的な神様というものとは違います。
 実際にアメリカで13歳から17歳までの若者にアンケートをとった結果があり進化論については37%、他の仮説のうちの1つに過ぎないと言うのが30%、わからないが33%といった結果だそうです
 ちょっと極論の例を挙げてしまいましたが、とにかくガーンとくる内容です。
 読んで損なし!
 
 でも、この本自体が仮説だよ〜なんて舌を出されてるかも(笑)。
 でも、ベストセラー間違いなしだと思うな。

 超・お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
プロローグ 飛行機はなぜ飛ぶのか?実はよくわかっていない
第1章:世界は仮説でできている
第2章:自分の頭の中の仮説にきづく
第3章:仮説は180度くつがえる
第4章:仮説と真理は切ない関係
第5章:「大仮説」はありえる世界
第6章:仮説をはずして考える
第5章:相対的にものごとをみる
エピローグ すべては仮説にはじまり、仮説におわる

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デジタルの夢でメシを食うためにボクらは!
米光 一成 著
株式会社マイクロマガジン社 2006年3月10日発行 1500円

 ゲーム作家である著者が行った講座「デジタルコンテンツ仕事術」を隔月刊誌「ゲーム批評」で再現、に連載されたものに加筆・修正されたものです。
 「Webマスター」「ゲームディレクター」「Webプロデューサー」「ゲームプロデューサー」
「FLASHゲームクリエイター」などのデジタルコンテンツのクリエイター達をゲストに迎えて、それぞれの作品や仕事についてのエピソードや裏話、仕事としての捉え方などを語り合っています。
 外部に居る人間にはわかりにくいことが多くありますが、例えば「ゲームディレクター」と「ゲームプロデューサー」、「Webマスター」と「Webプロデューサー」、役割の違いとは?
 また、それぞれの制作過程におけるポイントが紹介されていてデジタル業界で活躍しようと思っている人達には参考になりますし、単純にゲーム好きな人も楽しめると思います。
 また、著者のコラムも大変、参考になる内容です。例えば「ルイージ主義」としてテーマを取り扱うことは「その本質は何か?」を考えることが大切だとし、ゲームにつては
1.ルール:ルールが明確であること
2.インタラクティブ:自分のことによって相手が変化する
3.ジレンマ:目的のための駆け引きが重要である としています。

 モノづくりをするには、自分のルールでも構わないからブレないための本質を考えておくのはとても重要だと思います。

お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
かじめに
01:「デイリーポータルZ」自分きっかけで作る気持ち
02:企画を通す方法、インタラクションの彼方へ
03:ポータルサイトからコンテンツへ、記事を作ること
04:ゲームシナリオの作り方、分岐の構造
05:モチベーションと楽園とお金
06:月20本のゲームを作る方法

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正しく儲ける「起業術」
増田 紀彦 著
株式会社アスコム 2006年4月10日発行 1300円

 リクルート発行の独立・起業向けの情報誌「アントレ」の編集者である著者が自らの起業での経験も加え、起業をした時の”よくある話(トラブル等)”について紹介しています。
 その内容を紹介する方法として相談者と先生の会話という形式をとっていて、相談者は著者が起業して”よくある話”にぶつかった時の自分自身、先生は解決した後の自分という立場から作られています。
 各章ごとに10テーマづつの”よくある話”が税務の問題とか専門性の高いものも含めて取りあげられています。
 本書の出版の目的として著者が起業をしてピンチに見舞われたときに、そのつど、関連書籍やサイトを探し回り、またはその問題に通じた人物を訪ね歩くことをしていたため、まとめた著書があればいいのにと思っていたために自ら出版されたそうです。
 起業を目指す方は読んで疑似体験をしてみてはいかがでしょう?

お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
はじめに
プロローグ
第1章:ムリだと思う人こそ、起業しなさい!
第2章:ピンチは起業の直後にやってくる!
第3章:金銭トラブルに、寸止めの裏ワザあり!

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USEN宇野康秀の挑戦!カリスマはいらない
和田 勉 著
日経BP社 2006年4月24日発行 1500円

 やっと出てくれたかと待っていたUSEN社長 宇野氏に関する著書ですが、本人はインタビューに回答しているだけなのがやや残念。しかもGyaOが中心になってしまっているのも旬な話題なので仕方ありませんが残念。

 なぜ、待っていたかと言うと宇野氏が起業した株式会社インテリジェンズを新卒採用サポートの仕事をしていた時に新聞だったか雑誌だったかで見て強い印象を受けたり同じフィールドで仕事をしていたからです。、当時FAXで学生情報を企業に提供する会社として知り、やがて同じ商品を売って、その当時はリクルートっぽいイケイケの営業をする会社で社長の宇野氏はバリバリのやり手という感じだったのでソフトなイメージとは印象が違っていました。

 さて本書はUSENでの宇野氏の活躍を中心に、人物像、ビジネスへの考え、最新サービスのGyaOについてなどが書かれています。
 マスコミの評判通り、真摯な真面目な経営者としてのエピソードである有線時代の電柱の違法利用を正常化した話やリクルーコスモス時代からの仲間であるインテリジェンス社長 鎌田氏やサイバーエージェント 藤田氏などのインタビューを交えていて人柄はよく伝わってきます。
 
 さて僕としては、数人の社長のビジネスストーリーが出版されることを期待している人がいます。成功している社長、失敗してしまった社長、ゆっくり待ちましょう。
 でも、できれば宇野氏に関しても本人にもっと突っ込んだ内容で再出版して欲しい、これ希望です。

お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
プロローグ
第1章:ネットテレビ「GyaO」への挑戦
第2章:高くて遅い日本のインターネットを変える-GyaOへの道T
第3章:コンテンツへの傾斜-GyaOへの道U
第4章:大阪有線からUSENへの革新
第5章:イケメン社長のアンバランス経営
沿革エピローグ

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逆転戦略 ウィルコム「弱み」を「強み」に変える意思の経営
鈴木 貴博 著
ダイヤモンド社 2005年1月27日発行 1700円

 イー・アクセス、ソフトバンクの参入で競争のさらなる激化が予想されるモバイル業界で、唯一PHSを展開しているウィルコムについて昨年1月に出版された本です。
 結構、多くの人がPHSの存在を忘れているのではないのかな?と思いますが、確か最近では加入者が増え始めています。
 一時はもうだめになってしまうのではないかと思われていたPHSですが、カーライルグループ、京セラ、KDDIを株主、そして稲盛 和夫氏を顧問として何に勝機を見出したのかが紹介されています。
 確かに企業ニーズがあることは知っていましたが、きちんと携帯電話とのビジネスモデルの違いや技術的な違い、そして今後の大きな市場であるアジアでのPHSの位置を知っていくと唯一事業を継続していく意味が見えてきます。
アステル東京を引き継いだ鷹山がPHS事業から撤退をした中でも戦略的に成長していくウィルコムは注目です。
 しかし、この本は昨年1月の発行ですから1年強過ぎた今、ソフトバンクのボーダフォン買収などたった1年前と全然違う状況になっています。ラットイヤーなんて云われるモバイル業界のスピード感じさせられます。

お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
はじめに
プロローグ
第1章:世界を驚かせた買収発表
第2章:携帯電話・PHS業界の20年
第3章:「ビジネスモデル」の重要性
第4章:携帯電話・PHS業界、経営の不思議
第5章:PHSの逆襲
第6章:日本発技術は生き残るか
第7章:明かされた謎
第8章:ウィルコム・ルネッサンス

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成功するマーケティング インターネット・ブランディング最前線
赤城 稔 著
ソフトバンク・クリエイティブ株式会社 2006年3月3日発行 1500円

 IT企業(本書ではIP企業と表記)の代表格のYAHOOを中心に、今後のインターネット・ビジネスについて重要なポイントが語られています。

windows95をインターネット時代の本格的幕開けとすれば約10年。この時間を飛躍的なスピードと成長してきたYAHOOですが、一体何を目指していくのか?他のGoogleや楽天、ライブドアとの違いはどこなのか?検索エンジン機能としての2大巨頭である一方のGoogleはあくまでも広告モデルを追及し、一方Yahooは自らのユーザーサービスを展開していくという大きな違いがあります。また、入り口は違いますがユーザーサービスを追求していくことでライバルとなってしまう楽天やライブドア(失速気味ですが)との例えばM&A戦略への取り組み方の違いなど興味深い内容がいっぱいです。

 そして最近YAHOOで多く語られると言う「ライフエンジン」というキーワード。これはYAHOOOというとポータルサイトというイメージなのですが、YAHOOはソリューションサイトを志向しているのだそうです。これは他の多くのサイトへのポータル(玄関)ではなく、YAHOOにくれば、来た人の目的をYAHOOの中で完結できることが狙いになっています。
 単純にYAHOOという会社のビジネス戦略を読むだけではなく、インターネット・ビジネス総論を考えるにもヒントになります。

お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
プロローグ
第1章:インターネットがブランドを作る時代
第2章:市場創造と市場拡大の方法論
第3章:ライフエンジンというマーケティングコンセプト
第4章:コミュニティ・ビジネスというビジネスモデル
第5章:IP企業が注力するM&Aの真意
第6章:成果主義とインターネット・ビジネスの親和性
第7章:インターネット・ビジネスの今後の成長ポイント
第8章:インターネットがリアルを変える理由
第9章:インターネットが実現しようとする世界論

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ゼロから起業で月収100万円を稼ぐ!
澤田 尚美 著
株式会社講談社 2006年3月23日発行 1429円

 いわゆる起業本の1冊なのですが、特に目新しい内容もなく、全体に内容が浅く感じてしまい読み応えはなかったかな。
 いきなり辛辣な出だしになってしまいましたが、これは世の中に多くの起業本が出版されていて、その中から何冊かを読んでいる僕には当たり前の話ですので決して著者が悪いわけではないのです。

 しかし、これから起業しようとする人が書店で起業本を購入する中の1冊としてチョイスされるには充分な内容はあると思います。
むしろ非常に実践的な内容なので本当のスモール起業(1,2人)でスタートする人達にはお薦め出来るのではないかなと思います。

 著者は、新卒採用ですべりむはずの会社に入社前に事実上リストラされてしまい、派遣にも採用されず考えた末にやむ終えず起業したという少し変わったキャリアの持ち主です。そんなビジネス経験もないスタートし、自ら経験、築いてきたことを紹介している部分は実践的なことが多くあります。ただ、受け売りかい?みたいな行間が読めたりする部分があるのはご愛嬌ということにしても若い人のさわやかな清々とした感のある文章で微笑ましいです。

 ビジネス経験の豊富なオジサマ達が、起業する時に読むには向きませんが、若い筆者と同世代位の人達には自分にもできるんだ、みたいな感じで読めると思います。

 お薦めの1冊です。  
  

- 目次 -
プロローグ
第1章:あなたの起業力を開花させるためのQ&A
第2章:「人を作る」ゼロから企業人脈を見つける方法
第3章:「ものを作る」自分の商品・サービスを作ろう
第4章:「お金を作る」月収を引き上げる売り方と信用の付け方
第5章:「流れを作る」人・もの・お金を回すしくみを作ろう
第6章:「1から2を作る」会社をPRして売上力と信用力をアップさせよう
第7章:独立のための実践アドバイス
あとがき
巻末資料

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まずは小さな世界で1番になる
江村 林香 著
株式会社かんき出版 2006年3月20日発行 1400円

 テレビのベンチャー特集などでも見かける北海道の航空会社エアトランセの社長 江村氏のビジネスストーリーです。
 番組で見る限り結婚もし、出産もし女性としてもがんばり、経営者としてもがんばっている凄い人です。東京でハイヤー・タクシー会社、音楽家派遣・ハイヤー観光などの立上や経営者として手腕を振るっていながら、自分の夢だった航空会社を経営するために、それらの成功を捨てて北海道へ。プール付きの自宅を捨て、北海道で子供と一緒にアパート暮らしから再スタートする。なかなかできないことでしょう!
 その江村氏が持つビジネス論を、前述の自分のキャリアに応じながら紹介しているのですが小さなベンチャーから立ち上げがんばってる皆様には役立つものです。
 キーワードは「鶏口牛後」!そして、ポイントはまずは小さな勝ちぐせを続けて大きな成功に繋げていくということです。

 ちなみに凄い女性ですし、経営者としてもがんばっているのですが、僕はどうも好きになれない。民主党 蓮舫議員と共に才能には敬意を表しますが態度というかイメージというか曖昧なんだけど嫌いだな。でも、実際に会うと好きになるタイプでもあるんだよな。

 江村氏が一生懸命に育てているエアトランセは最初「函館-帯広」から始まって、「函館-千歳」に広げ「函館-女満別」 を予定し、北陸や中国地方にも進出を考えているそうです。
凄い!ベンチャー系の航空会社が苦戦している中で素晴らしい健闘です。ぜひ、もっと大きく成長させて欲しいものです。
その背景にはギリギリの人数でスタッフが何役もこなし、機長が自ら機内アナウンス、機内掃除をやったり社長も自らアテンダントをやったりとコストを抑える中で最高のサービスを提供するという企業努力があるのです。

お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
普通の人でも、大丈夫
Part1:ニワトリのアタマ的「半世紀」
Part2:ニワトリのアタマ的「商売論」
Part3:ニワトリのアタマ的「営業術」
Part4:ニワトリのアタマ的「仕事術」
Part5:ニワトリのアタマ的「組織論」
Part6:ニワトリのアタマ的「夢のかなた方」
Part7:ニワトリのアタマ的「幸福論」
エピローグ
小さな世界から大きな世界に羽ばたく時〜エアトランセの今と、これから

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想い 三茶の焼肉、世界を目指す
西山 知義 著
株式会社アメーバブックス 2006年3月3日発行 1500円

 残念ながら僕は一度も行ったことがないのですが「牛角」「焼肉 七輪」の経営、そして最近ではコンビニのam/pm、スーパー成城石井の経営権の取得、レッドロブスタージャパンの子会社化などM&Aでも知られてきた株式会社レックス・ホールディングス 代表取締役社長 西山知義氏の自叙伝です。
 1996年に外食産業に参入、現在 、グループで約2,800店舗、売上3,900億円という急成長を10年で成し遂げた手腕を自らの生い立ちから綴っています。
 本書を読む限りでは経営者だけではなく人物としても一方ならぬ人だということが垣間見れるエピソードが詰まっています。
 奥様の病気のくだりでは電車の中で読んでいたのに思わず目頭が熱くなってしまいました。21歳で不動産の世界に足を踏み入れ、15人位の小さな賃貸管理会社で西山氏のビジネスストーリーが切って落とされ、1年も満たないうちに独立、いくつもの困難に出くわし、マネジメントの失敗をマクドナルドでアルバイトをすることで学び、やがて不動産の世界での限界を感じ、焼肉屋を開業して諸々の局面に立ち向かいながら現在の成功へと至るわけです。
 IT業界の成功している経営者とは、また少し違う地に足の着いた経営者というのか安定感を感じます。
 良い本です。

 お薦めの1冊です。  
  

- 目次 -
はじめに
1章:必ず生きて帰ってきてくれ
2章:父の背中、少年の目
3章:念願の独立と裏切り
4章:企業「マクドナルド」との出会い
5章:三軒茶屋に「焼肉市場 七輪」を出店
6章:「感動創造」という理念
7章:終わりのないマラソン
8章:人を動かすのは”情熱と科学”である
おわりに

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ソースネクスト「特打」マーケティング
平林千春 著
ダイヤモンド社 2006年3月2日発行 1500円

 パソコンの格安ソフトで有名なソースネクスト株式会社を著者がマーケティングという視点で、その戦略を紐解いていきます。
 なぜ、どういう戦略の元にソースネクスト社長 松田憲幸氏は格安ソフトを作り、販売するのか?マーケティングの各戦略から細かく分析し、10年で年商92億円まで成長した、その成功のカギを探ります。
  戦略骨子を一般日用品化「コモディティ化」に着目し、マーケティングの原則「Product」「Price」「Place」「Promotion」の4pに「Package」というソースネクスト独自の要素加え、さらに「Pepole(消費者)」戦略を加味して検証しています。
 結構、難しいというか堅いというか内容は面白いのですが読むのに疲れました。
 マーケティング関連や販促・プロモーションの仕事に就かれている人やPCの興味のある人には参考になると思います。
 そういえば、ソースネクストはユニークなCMでも有名なのですね。
  

- 目次 -
プロローグ 成長市場のマーケティングの原型がここにある
第1章:日用品化戦略 パソコンの恩恵を多くの人に知ってもらう
第2章:プロダクト革新戦略 誰でも使えるパソコンソフトにするために
第3章:プレイス戦略 販売チャンネルの拡大でコモディティ化を推進
第4章:プライス戦略 なぜ「1980円」が可能になったのか
第5章:プロモーション戦略 「話題を作る」から店頭へと戦略をシフト
第6章:スリムパッケージ戦略 売りやすさ、買いやすさを追求
第7章:顧客戦略 ユーザーの不安をいかに解消するか
第8章:市場革命 ソフトが変わればパソコン市場も変わる
エピローグ 六本木ヒルズ、もうひとりの革命児

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ライブドアとの闘いの日々
Nikaidou.com編集部 著
株式会社スポーツサポートシステム 2006年3月25日発行 1200円

このコーナーの主旨とは違う内容の本なのでコメントはありません。
ライブドアに興味のある人には面白い本です。
  

- 目次 -
第1章:すべての嘘が明るみになった日
第2章:ライブドアという会社
第3章:ライブドアとの戦いとNikaidou.com
第4章:堀江めぐる怪しい人物たち
第5章:ライブドア事件の教訓

ウェブ進化論 -本当の大変化はこれから始まる-
梅田 望夫 著
株式会社筑摩書房 2006年2月10日発行 740円

 タイトルからして非常に惹かれていたのですが何度も書店で手にとりながら購入に至らなかった本書を遂に買ってしまいました。
 迷っていたのは内容が学術的に思えてて難しそうだなと思った点にありました。しかし、読んでみたら決してそんなことはなくエポッキングメイトなことがらに絡めながらWebの世界がどんな方向に進んでいるのかを筆者の目線で語られています。
 著者である梅田氏は97年にシリコンバレーでコンサルティング会社を起業、現在、最近話題の多い”株式会社はてな”の取締役を務めるIT業界の中心で流れを見つめてきた方です。著書には「シリコンバレーは私をどう変えたか?」があります。
 正直内容を紹介するのはやっぱり難しいので、僕の気になった点を紹介しておきます。まず1点目はリアル世界では絶対成立しない”ネット世界での三大原則”という新しいルールに基づき今後10年に向けて発展を始めたというような内容についてです。
その三大原則とは次の通りです。
 第一原則:神の視点からの世界理解
 第二原則:ネット上に作った人間の分身がカネを稼いでくれる新しい経済圏
 第三原則:(≒無限大)×(≒ゼロ)=Something、あるいは消えて失われてい
        ったはずの価値の集積

 そしてもう1点グーグルと楽天・ライブドアとの違いに触れていて、その中で戦後の日本で最も起業家精神溢れる企業群を輩出したセクターは”生活密着型サービス”の系譜であると。楽天・ライブドアは戦後日本のお家芸のこの系譜のものであり、なぜ、日本には東芝、ソニー、日立、松下、富士通、NECなどIT技術の高い企業がありながらグーグルのような企業が出てこないのか?という点です。
 
 他にもブログの普及により何が起こっているのか、起こるのか?リナックスを始めとするオープンソースという思想は何を起こしているのか?などなど興味深い内容が多く紹介されています。これはWebには興味ない、関係ないと言っていてはダメです・・将来的には多くの人に影響を及ぼすかもしれませんので・・・・。

お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
はじめに
序章:ウェブ社会:本当の大変化はこれから始まる
第1章:「革命」であることの真の意味
第2章:グーグル 知の世界を再編成する
第3章:ロングテールとWeb2.0
第4章:ブログと総表現社会
第5章:オープンソース現象とマス・コラボレーション
第6章:ウェブ進化論は世代交代によって
終章:脱エスタブリッシュメントへの旅立ち
初出について
あとがき

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[実録]倒産。どん底からの再起
田山 敏雄 監
株式会社中経出版 2006年3月15日発行 1300円

 人材育成を行う学校 タヤマ学校のビジネスマン研修の最新研修で「本を執筆、出版社に売り込み、書店に並べる」ところまで行うVIP4研修の成果の一つとしてこの本は出版されています。
 著者は駒田一央(アイアンドエム タヤマ学校)、一條好男(株式会社エブリネット)、萩原賢二(株式会社リンクコーポレーション)、阿部勝也(社 倫理研究所・一関市倫理法人会)それぞれで代表を務める方達です。
 本書は、この著者の中から萩原氏の実話に基づく内容になっています。
 かなり劇的な人生を送られた方で、どん底から成功まで体験されていますが、このモデルケースになっているステージは、日本の中で実は最も多い階層の話だと思います。

 繰り返す転職、親族の勧めで金属加工の有限会社を起業をしいわゆる家族経営をする中での営業の苦しみ、小さな成功による慢心・離婚・・しかし、再起し成功に至るというストーリーですが、ポイントになるのは高校時代にケンカの仲裁に入った人から不定期に届くメッセージです。このメッセージが指針になり気づきを持ちながら歩まれます。
 最終的にはパチンコ機械のメンテナンス員の人材派遣業、ホールでのサービス業などで成功します。

お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
はじめに
プロローグ
第1章:出会い〜人生の中には大きな影響を受ける出会いがある
一番目の成功の法則
第2章:本質〜人には自分の原点となる生いたちがある
二番目の成功の法則
第3章:最初の挫折〜青春は失敗と迷走の連続である
三番目の成功の法則
第4章:創業〜起業、それ苦悩のスタートである
四番目の成功の法則
第5章:自分自身を売れ〜自分を知り自分を売れば道を拓ける
五番目の成功の法則
第6章:惰性〜満足したときから進歩は止まる
六番目の成功の法則
最7章:慢心〜お金が回り始めると遊び心が芽生える
七番目の成功の法則
第8章:別離〜家庭を顧みない後には別れが待っていた
八番目の成功の法則
第9章:恩師〜苦境のなかにこそ本物の出会いがある
九〜十三番目の成功の法則
第10章:夜逃げ〜ドン底で味わった孤独と悲哀
十番目の成功の法則
第11章:再起へ〜無一文からやっとつかんだ光明
第12章:好事魔多し〜順風のときにも落とし穴があった
十四〜十七番目の成功の法則
第13章:実り〜長年の苦労がいま実を結ぶ
最14章:本当の愛〜これから人に愛を施す番
最15章:真友へ〜人生の”真の友”を忘れてはいけない
おわりに

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ザ・アントレプレナー〜ある起業家の決して語れることのなかった物語〜
吉田 雅紀 著
ダイヤモンド社 2006年3月9日発行 1429円

 現在は「がんばれニッポンDREAM GATE」の総合プロデューサー、関西学院大学の教授を務める著者が、かつての自分の起業活動をモチーフに書き下ろしたフィクションです。子供服メーカーに勤める主人公が1通の送り主不明のメールを機に、子供向け玩具、アパレルの総合店のFCを築いていきますが、FCは失敗します。しかし、そこでは終わらずに新たに復活を果たしていきます。
 内容は極めて実践的なことが多く、お店をやりたい人や、社内ベンチャーなどを考えている人には疑似体験できると思います。
 新しい業態で起業した時の苦労、店舗を増やしていく時に起こる問題、失敗した時の撤退など知っておいた方がいいことが盛り込まれています。
 そしてフィクションならではの物語としての仕掛けはメールにあります。ちょっとしたファンタジーになっていて、ほんの少しですが彩付けになっています。

お薦めの1冊です。
  

- 目次 -
はじめに
第1のメール:やってみるからすべては始まる
第2のメール:ビジネスプランをつくりなさい
第3のメール:チャンスをつかめる人とつかめない人
第4のメール:大切なことを忘れてはないか
第5のメール:あなたは何になりたいのですか?
第6のメール:ビジネスにいちばん必要なことは
最後のメール:貫くために変わり続ける
エピローグ:十二年後、僕はCEOに出会った
おわりに

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