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お薦めの1冊バックナンバー part 15
叛骨の集団 ケータイ端末の未来を創る
山崎 潤一郎 著
日経BP出版センター 2005年8月22日発行 1500円

 まだ出版されるとは思わなかったiモードの開発関連の話です。iモードと云えば松永真理氏「iモード事件」、夏野剛氏「iモードストラテジー」「アラ・iモード」、中野氏「不器用な技術屋 iモードを生む」などの本がありますがが、今回は”端末開発”を中心にした内容になっています。
 多分、1つの商品に各ポジションから出版されるというのは珍しいのではないかな?
iモードは過去にない新しいサービスだったわけですから技術的には様々な問題に直面するのですが後になれば大きな選択だったところが、どういった理由で選ばれたのかなど知ることが出来るのは面白いですよね。
 各作品で必ず触れられているサービス開始前のバグ取りの話は凄い大変な作業だなとわかります。サーバ、通信環境、インフラ、端末、コンテンツの仕様など様々の組み合わせの上に成り立つサービスですから、どこかに問題があればバグが発生します。
 新幹線に乗って、車に乗って・・嫌になりそうな作業です。
 このiモードのシリーズはどんな業種でも参考になると思います。
 後は・・・そうですよね!出版待ってます。


お薦めの1冊です。
  

- 目次 -

はじめに
iモード開発メンバー人物相関図
第1章:FOMAで勝利の方程式の再来
第2章:iモードのサムライたち
第3章:iモード誕生へ
第4章:サービス発表は二月二十二日と決定
第5章:ついに大ブレークへ -ととまるところを知らない端末の高機能化
第6章:FOMAから未来へ



・・・・・!!! ★超 超 超 超 超   !!! ・・・・・

それでも私はあきらめない 元・カリスマ主婦社長の転落から復活まで
笠松 ゆみ 著
株式会社ポプラ社 2005年10月3日発行 1300円

 結婚が原因で生じた病気でやむなく始めた在宅ワークから、インターネットを通じてネットワーク組織を作り、会社を大きくしたが、やがて倒産。そんな筆者のビジネスストーリーを綴っています。
 子供を抱えて起業するなんて大変なことにチャレンジし、しかも幾度もだまされ、しかし、周辺の社長さんたちに支えられている。皆、色んな人生を送るわけですが、笠松氏の良くも悪くも人間関係に強く影響を受けてしまうようです。
 思うに、女性社長は仕事で騙されないように、男女関係で変なことにならないように気をつかわなければならないので大変だと思います。
 僕には良くしていただいている、同じような業態の女性社長がいらっしゃいますが、やっぱり大変そうです。今の時代に男女差なんて無いかと云えば、そんなことはなく。融資なんかでは不利な感がいがめません。
 
 ちなみに笠原氏の会社は「テープ起こし代行」「Web制作代行」「プログラミング代行」「データ入力代行」を起業時に定款に記載しています。
 この仕事は上手くやっていくのですが、ある時期から入力単価が急速に下落していき、新規事業を考えるようになり、詐欺師に取り入られ会社を食い物にされて倒産してしまいます。
 なんで途中で詐欺だって気づけなかったのか?中小企業の経営をやっているとわかる気がします。僕自身も社長はやっていませんが、経営には参加していましたので、事業が調子悪くなるとつまらない話に乗りそうになることを知っています。

 在宅ワーカーやネットワークを主催している人参加している人は読んで我が身を気をつけてください。


お薦めの1冊です。

※目次省略
  




・・・・・!!! 超 超 超 超   !!! ・・・・・

椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる!
酒巻 久 著
祥伝社 2005年8月5日発行 1400円

 自ら再建屋というキャノン電子の社長を務める坂巻氏の会社を成長させるためにはどうすればいいかをまとめた内容です。タイトルにもあるように椅子をなくす、パソコンをなくという普通の企業から考えたら結構な力ワザを使ったりします。しかし、そのバックボーンにはキチンとした考えがあります。
 よくここまで極端にするなと思うほど極端なルール作りをしています。例えば会議では「〜だろう」式の表現を5回すると強制退去処分になり、1回も質問しないと次回の会議に出席できないという厳しいものです。さらに資料の持ち込みと配布を禁止し、そのことで自分の意見を促すことにあり、資料を配っても見直す人など滅多にいないだろうと使わないそうです。
 現代の会社でパソコンをなくすというのはどういうことだろうと思った方も多いはずです。
これは本当になくすのではなく、パソコンで遊んでる時間をなくすという意味です。実はパソコンに向かっていても、すべて仕事に使っているわけではなく仕事に関係のないWebSiteを見ていたり、私用メールやチャットやっていたり、ゲームをやっていたりしているというのです。実際に従業員300名の会社をチェックしたら年間一人頭33万7千円の逸失利益が出ていたそうです。
 では、そういうことにならないようにするにはどんな管理をすればいいのか?なかなか興味深い内容です。


お薦めの1冊です。
  

- 目次 -

まえがき
第1章:赤字部署、赤字会社の立て直しを命じられたときには
-私がキャノン電子を世界レベルの高収益企業にするためにまずしたこと-
第2章:なぜ会社から「椅子」をなくしたのか
-仕事効率を高める最もシンプルな方法-
第3章:「パソコン」は怠惰の隠れ蓑
-パソコンとうまくつき合うにはルール作りが欠かせない-
第4章:「今日から始められる「会社の垢すり」教えます
-溜まった垢を落とすだけで、ほとんどすべての企業は黒字化する-
第5章:社員の「自主性」を育てる仕組みづくり
-社員のやる気を最大限に引き出すことが、会社も最も強くする-
第6章:リーダーに求められる資質
-会社を伸ばす上司、潰す上司-


・・・・・!!! 超 超 超 超 超   !!! ・・・・・
知りすぎた、私
草間 政一 著
東邦出版株式会社 2005年9月7日発行 1400円

 この本は、プロレスに関した内容ですが、いわゆる暴露本の類とは違い、新日本プロレスという業界最大組織の新日本プロレスの再生について書いたビジネス書という位置づけになっています。おっと、筆者は前新日本プロレス社長の草間氏です。
 プロレスに興味のないひ人には少しキツイかも知れません。

お薦めの1冊です。
  

- 目次 -

第1章:知りすぎた私は邪魔なのか!
〜新日本プロレス社長辞任の真相
第2章:プロレスを知らなくても経営はできる
〜こうして新日本を立て直した
第3章:アントニオ猪木こそ、なにも知らない
〜あなたは手を引いた方がいい
第4章:世間知らずのレスラーたち
〜危機がそこまで迫っているのに
終章:すべてを知った私から、新日本の皆さんへ
〜真の新日本プロレスを取り戻せ


・・・・・!!! 超 超 超 (超 超)  !!! ・・・・・
高校を中退した僕が、東証一部の最年少創業社長になれた理由
日本で一番の情熱会社をつくる
近藤 太香巳 著
ダイヤモンド社 2005年9月29日発行 1300円

 テレコミュニケーションを使ったマーケティングを行う東証一部上場企業 株式会社ネクシィーズの社長 近藤氏のビジネスストーリーです。
 僕は知らない企業だったのですがYAHOO BBやWOWOWの普及のための営業で活躍したそうです。タイトルにもありますが高校を中退して通信業界に飛込み営業マンとして開花し、起業するわけですが、ベースには人間関係重視にあるようです。
 いわゆるカリスマ系社長という感じは見えてきませんが、若い企業にある社長が好きで社員がついていく企業のように思えます。
 しかし、東証一部に上場するということは様々なハードルがあるわけで、例えば社長面接などは大切なポイントにありますが、それを超えているだけでも単純に凄いわけです。
 一時、通信業界の営業上がりの若い社長が率いる小さい企業がありましたが、その中から抜け出してきたウィナーです。
 なかなか読んでいて面白い、一気に読める内容です。


お薦めの1冊です。
  

- 目次 -

プロローグ:東証一部上場・さらなる高所を目指して
第1章:あきらめなければ、なんとかなる
第2章:営業はまず心から
第3章:実践講座・出会った人すべてに好かれてこそ、プロの営業マンだ
第4章:落ち込み・スランプは誰にでもある
第5章:リーダーはヒーローになれ
第6章:ネクシィーズ営業部隊・強さの秘密
エピローグ

・・・・・!!! 超 超 超 超   !!! ・・・・・
SEのトホホな舞台裏 システムはこうして作られる!
秋月 昭彦・瓜生 聖 著
PHP研究所 2005年10月5日発行 1300円

 「SE」!システムエンジニア。つまりコンピュータ関連のお仕事をする方達ですが、その日々、ソフトウェア開発などを通して体験されたトホホな話を紹介しています。実例を挙げて、そこに発注者側のポイント、開発側のポイントを解説することで役立つ内容にもなっています。
 しかし、毎回この手の本を読むと思うのですが何億というコストを掛けて、結局何の役にも立たないシステムを作ってしまう企業って何なんだろう?
 実例に出てきますが、関係者が何日も泊り込みで要件定義書を作成した挙句、最後に発注者側からこのシステムは何の役に立つか考えて欲しいと依頼される・・・なんだそれって感じです。
 でも、システムじゃなくてWEB制作でもありますね。何のためにWebSiteを作るか決定しないままにとりあえず作ってよ・・・と始まってしまう。

 多分、システムだけではなくて、結構、様々なビジネスマンが耳を塞ぎたくなる指摘が多く紹介されています。
 僕は結構、反省させられました。

お薦めの1冊です。
  

- 目次 -

はじめに
第1章:SEの世界には「トホホな話」がいっぱい
第2章:システム開発の第一歩は見積りをめぐる攻防戦
第3章:システム開発におけるSEのキモはこれだ!
第4章:コーディング終了から始まる長い戦い
第5章:「トホホな話」に泣かないためのマネジメント
おわりに

・・・・・!!! 超 超 超 超  !!! ・・・・・
「プロ経営者」の条件
ゼロから10年で1400億円、東証1部上場企業を創った男の哲学
折口 雅博 著
株式会社徳間書店 2005年7月31日発行 1400円

 グッドウィルグループ代表取締役会長兼CEO、日本経団連理事の折口氏の経営哲学を自身の今までの人生と共に語った1冊です。
 ライブドアや楽天などのITベンチャーよりも1世代前の代表的なベンチャー企業グッドウィル・コムスンの創業者として何度もマスコミに取りあげられていますが防衛大学卒業→日商岩井と経てグッドウィルを設立します。
 日商岩井、在籍中に、かの「ジュアリアナ東京」をプロデュースし、オープン後に日商岩井を辞めてしまいますが、在籍中に自分で資金を集めてしまったというのですから普通の人とは違います。そして、そのディスコ事業がトラブり離れ、トイチの金貸しまで手を出したという苦しい時期をしばらく過ごします。
しかし、またもやディスコ事業「ベルファーレ」で再起し大成功しますが、またもやベルファーレの副社長の座を離れます。
 そして、グッドウィル・コムスンと設立に至ります。
 なぜ、人材事業そして介護事業に介入していくのか・・苦しい時期はあったとしても勝ち続けてきたきた人物ですからコンセプトが明確です。
 しかし、僕も記憶していますがコムスンを立ち上げた時にはマスコミの評判は決して好意的なもではありませんでした。介護とビジネスは相反するものではないかと。
そこは折口氏、自身の中には明確なコンセプトがあります。それは体験から来ているもので納得のいくものです。
 でも、違うよね・・・その成功、強さのバックボーンには何があるのかを知りたい人には面白いと思います!

お薦めの1冊です。
  

- 目次 -

プロローグ:「原因」があるから「結果」がある
第1章:いつか、でっかいことをしたい
第2章:どん底からの再起
第3章:何が成功を呼ぶのか
第4章:ビジネスと社会貢献の両立
第5章:プロ経営者の発想と技術
第6章:挑戦者たちの社会
エピローグ:2015年、グッドウィルグループの売上高1兆円を目指す

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livedoor?何だこの会社
窪田智子・元井美智子 編
株式会社ライブドアパブリッシング 2005年9月12日発行 953円

 結構な数のライブドアや堀江社長の本が出版されていますが、僕は当事者に書かれた本は全て読んでいます。その中でも、この本はライブドアの日常の動きが理解しやすい内容になっていると思います。
普通に考えたら「タイトル通りなんだこの会社」だと思うと思います。例えば社内にコンビニを作る、それも社員からの売上で成り立たせ間接部門に売上をつけてしまい、社員も買いものに時間が取られない。机や椅子を他社からもらっちゃうという、とにかく良く考えられていて「本質にそぐわない無駄は省き、一石二鳥を狙い、価値を最大化する」ってことなのかな?
このマネジメントなら社員がキチンと理解できれば強い会社になるのは明白ですよね。
とにかく読んでみて、ライブドアのよい点(考え方)を自社やチームのためにアレンジしてみたら良いと思いました。

超・お薦めの1冊です。
  

- 目次 -

「金」「数字」はみんなの共通語。一番わかりやすい物差しだ。
1:超スピード戦略 早いものが生き残る
社員が語るライブドア:スピード判断で勝ち抜く 宮内 亮治
2:究極のコストカット経営 入れるは善、出すは悪 
社員が語るライブドア:金を生むアイデアを考える 熊谷 忠人
3:完全成果主義 結果が全てだ 
社員が語るライブドア:結果がすべてを語る 岡本 文人
4:四次元ポケット思考法 1円でも多くの稼ぐアイデアは無限にある 
社員が語るライブドア:コスト部門が稼ぐ 乙部 綾子
5:モチベーションが上がる人材マネジメント 意外と社員に優しい会社 
社員が語るライブドア:
自分が正しいと思える仕事をやっていきたい 山名 真由
常に考えて、常に行動するセルフスターターであれ 清水 幸裕
6:想定外のマーケティング術 目立つが勝ち 
社員が語るライブドア:M&Aによりさらなる飛躍を 平松 庚三
会社沿革
注)社員が語るライブドアの担当者には役職が入っていますが、長いので省略しました。
     

・・・・・!!! ★ 超 超 超 超 超 ★  !!! ・・・・・
社長に秘策あり! 時代を先取るトップの着眼 
日経MJ 編
日本経済新聞社 2005年9月1日発行 695円

 本書は日経MJに連載されていた「トップインタビュー」「トップの戦略」(連載中)の2004年1月から2005年8月分を加筆・修正されたものですので既に読んだことがある人もいらっしゃると思います。
日本を代表する企業の経営者たちが着眼した点を勉強させていただきましょう。
 
お薦めの1冊です。


- 目次 -

まえがき
第1章:消費者の半歩先を行く
ヤフー社長:井上 雅博
大創産業社長:矢野 博丈
ヤマト運輸社長:山崎 篤
日本マクドナルド副会長兼社長:原田 永行
カカクコム社長:穐田 誉輝
ギガスケーズデンキ社長:加藤 修一
四季リゾーツ社長:山中 直樹
全日本空輸社長:山元 峯生
ミレニアムリテイリング社長:和田 繁明
第2章:市場は新たに創るもの
楽天会長兼社長:三木谷 浩史
ワタミ社長:渡辺 美樹
KDDI社長:小野寺 正
アップル日本法人代表:前刀 禎明
伊勢丹社長:武藤 信一
カルチュア・コンビニエンス・クラブ社長:増田 宗昭
柿安本店社長:赤塚 保
仏クリスチャンディオール クチュール会長兼CEO:シドニー・トレダノ
アスクル代表取締役兼CEO:岩田 彰一郎
ビー・エム・ダブリュー社長:ヘスス・コルドバ
ベイシア社長:土屋 嘉雄
クレディセゾン社長:林野 宏
イトーヨーカ堂会長:鈴木 敏文
第3章:「らしさ」を磨き、ブランド力を強める
エイチ・アイ・エス社長:鈴木 芳夫
ホンダ社長:福井 威夫
モスフードサービス社長:桜田 厚
ハイアットインターナショナル社長:バーンド・コーレンゲル
ジョイフル社長:穴見 陽一
ミズノ社長:水野 正人
アシックス社長:和田 清美
ヤオコー社長川野 幸夫
サントリー社長:佐治 信忠
99プラス社長:深堀 高巨
第4章:筋肉質の会社に変える
松屋フーズ社長:瓦葦 利夫
HMVジャパン社長:ポール・デアエルスキー
角川ホールディングス会長:角川 歴彦
アートコーポレーション社長:寺田 千代之
丸善社長:村田 誠四郎
大丸社長:山本 良一
ファミリーマート社長:上田 準二
丸井社長:青井 浩
国分社長:国分 勘兵衛
第5章:最大の敵は意識改革の遅れ
三越社長:石塚 邦雄
良品計画社長:松井 忠三
JTB社長:佐々木 隆
NEC社長:金杉 明信
高島屋社長:鈴木 弘治
松坂屋社長:岡田 邦彦
ベスト電器社長:有薗 憲一
ドトールコーヒー社長:鳥羽 豊
産業再生機構COO:冨山 和彦


・・・・・!!! 超 超 超   お薦め !!! ・・・・・
40歳からの聞くに聞けない経営の話
萩原 俊彦 著
東洋経済新報社 2005年9月13日発行 1500円

 父親の死によって、社長の座に就くことになった主人公が経営を学びたいという同級生と一緒に大学時代の恩師に再び経営を学び直すというストーリーです。
 僕はタイトルに惹かれて購入したのですが、特に40歳という年齢にテーマがあるわけではなく、ある年齢になったら今更経営の話を他人には聞けないでしょう?というものだったのです。考えてみたら当たり前だ・・・。
 さて、そうは云いつつも内容の方は勉強になります。それこそ歳を取るとなかなか読んだことを覚えられないので、僕は同じような本を読み変えていくことで基本を忘れないように維持しているのです。でも、色んな本を読んでもファイナンス関係だけはわからない、キャッシュフロー・・お小遣い帳みたいなもんだと云われても、キャッシュフローの現在価値?難しい。

お薦めの1冊です。
  

- 目次 -

まえがき
第1章:新米社長はまず何を押えるべきか
第2章:経営戦略を策定する前にこれだけは知っておこう
第3章:自社をいかにコントロールし、どう戦略を練るか
第4章:企業価値を高めるために社長がやるべきこと


・・・・・!!! 超 超 超 超  !!! ・・・・・
やりようは、いくらでもある! 
吉岡 政晴 著
株式会社あさ出版 2005年8月15日発行 1400円

 医療系人材サービス会社「キャリアブレイン株式会社」の社長 吉岡氏のパワーストリーです。
 大手不動産会社を経て、大手人材派遣会社で働く中で、医療系の人材派遣にチャンスを見出した吉岡氏は、独立しある種特殊な業界である医療業界の仕組みや規制を突破しながら上場も視野に入るくらいまで成長させました。
 吉岡氏の経営の特徴は徹底的なローリスク経営にあります。そして吉岡氏は、これからの時代は「ローリスク・プロパーリターン(最小限のリスク・順当なリターン)」だと云っています。
 当著は、その吉岡氏の道のりから考えた40の仕事術で構成されていますので経営に興味のある人には参考になると思います。

 
お薦めの1冊です。


- 目次 -

はじめに
第1章:「社長」になるための仕事術
01:入社1年目の判断
02:「誰も手をつけていない」分野への挑戦
03:キリがいい。独立しよう!
第2章:ベンチャー企業を軌道に乗せるための仕事術
01:暗中模索・二足のわらじで独立開業
02:キャリアブレイン大躍進
03:社員採用に四苦八苦
第3章:ローリスク・プロパーリターンの仕事術
01:契約違反で収入激変の危機!
02:法の壁と医局の壁、どちらが厚い?
03:他社との差別化=特色のある事業展開へ
第4章:「社長業」にとっていちばん大切なこと
01:新卒採用で企業力を強化
02:経営者としてあるべきこと
03:日本一給与の払える会社を目指して
本書を終えるにあたって


・・・・・!!! 超 超 超 超   お薦め !!! ・・・・・
ドン・キホーテ 闘魂経営
安田隆夫+月泉 博 著
株式会社徳間書店 2005年8月31日発行 1500円

 まずは良い本でしたの一言から始めたいと思います。
 実は以前にサンプロに安田社長が出演された時に、あまり良い印象を受けたのですがこの本を読んで全く真逆になってしまいました。しかし、素晴らしい経営者だと認識も新たになりました。
 昨年、放火事件で大変だったドン・キホーテですが、恐らく知らない人はいないでしょう。では、僕達、消費者のドン・キホーテのイメージと云えば、品数の多い24時間営業している格安店のチェーンというところではないでしょうか?
では、ドン・キホーテの業態コンセプトはと云えば「CVD+A」、「より便利に(コンビニエンス)CV」「より安く(ディスカウント)D」「より楽しく(アミューズメント)A」なのだそうです。
僕の友達には意味もなくお店に行くという奴もいるのでコンセプトは伝わっているのでしょう。
 このドン・キホーテの創業者である安田社長の経営に対する考え方、人材に関する考え方、そして一番重要な「顧客」の捉え方。学べますよ〜、「顧客第一主義」「顧客主義」「顧客優先」など様々な表現をしながらも同じテーマを挙げている企業は多いのですが、よく言われることですが口先のところがほとんどでしょう。
 では、ドン・キホーテはどうでしょう?ぜひ、読んでご自分で確認してみてください。

 超・お薦めの1冊です。


- 目次 -

序章:十字架は背負うが挑戦はやめない
第1章:徒手空拳のド素人だったから成功した!
第2章:常識は疑い、破壊するためにある・・ドン・キホーテ誕生秘話
第3章:失敗と苦労こそ、成功のコスト
第4章:ようこそ!ドンキ劇場
第5章:主語は「自分」ではなく「相手」に置け
第6章:我がケンカ商法の極意を語ろう
第7章:今どき最強の人材育成方とは?
第8章:仕事は「ワーク」ではなく「ゲーム」だ!
第9章:「人間学」こそ究極のマーケティング
第10章:ビジネスほど面白いものはない!
終章:ドン・キホーテの新たな変革と出発
最後に


・・・・・!!! 超 超 超 超 超  お薦め !!! ・・・・・
あなたの会社売れます! 実例に学ぶ、創業者のかしこい選択 M&A 
株式会社ストライク 著
イカロス出版株式会社 2005年8月31日発行 1600円

 実は僕の実家もそうなんですが、日本の経済が右肩上がりの時に多く創業された会社やお店などの後継ぎ問題があります。ウチも父親の電気工事会社を誰も継いでなく、父親もほぼ現役を引退していて従業員(身内ね)だけが仕事・人数が減りつつも営業を継続しています。
ウチの会社は下請けで恐らく、この本の例で挙げられているような会社のようにM&Aはできないでしょう。しかし、90%が中小企業だと云われている日本では、M&Aが根付いてないせいもあってこれから問題になっていくでしょう。
そんな、中小企業の経営者ために「株式譲渡」「営業譲渡」などを実際の例で紹介しています。最近でもライブドアの話があったりして大手企業のM&Aならなんとなく想像がつくと思いますが中小企業はどうでしょう?わかりやすい違いは上場、非上場の点が挙げられます。公開していない企業はどうやって売却するのか、どんな問題点があるのか勉強になります。

 
お薦めの1冊です。


- 目次 -

はじめに
中小企業のM&Aがわかる「実例集」 - そのとき経営者は動いた! -
CASE1:株式譲渡 化粧品製造・販売会社経営
CASE2:営業譲渡 喫茶店・カラオケ店・和食ダイニングチェーン経営
CASE3:株式譲渡 ドラッグストアチェーン経営
CASE4:破談    コールセンター経営
CASE5:株式譲渡 防災設備メンテナンス経営
あなたの会社、売れます!M&Aを成功するための基礎知識
第1章:M&Aとは?
第2章:どのような会社ならば売れるのか
第3章:企業評価シミュレーション
第4章:M&Aの手順
第5章:会社の売却を成功に導くためのコツ
第6章:よく受ける質問


・・・・・!!! 超 超 超 超 超  お薦め !!! ・・・・・
花を売らない花売り娘の物語
権八 成樹 著
光文社 2005年8月30日発行 952円

 正直、どう紹介したらいいのかわからない・・難しい本です。
 旧プライスウォーターハウス理事を務め、現在、One to Oneコーチング活動を展開し、21世紀の人づくりに情熱を燃やしている著者のビジネス人生本です。
基本的にはマーケティングの本だと思っていいと思うのですが、ちょっと切り口が違います。”切れば血が出る”生身のマーケティングとは・・・というコピーが裏表紙に使われ、システムやモデルでマーケティングは成立するのか?コトラーを熟読すれば生のビジネスは救われるのか?
著者は「マーケティングの世界は、もっと生臭く、もっと泥臭く、もっと人間的な世界だと考えているそうです。そして読者に3つのアプローチを仕掛けています。
1.花屋は花を売っているのではありません。
2.あなたは、なぜ、ビネスマン、ビジネスウーマンをしていますか?
3.”面白半分”ではなく”面白全部”でビジネス人生しませんか?

僕には1回では理解できませんでしたが、面白い内容であることはよくわかりますので、もう一度読んでみます。
 
お薦めの1冊です。


- 目次 -

はじめに
序章:人間の愛しき能力
第1章:「個」と「きずな」の潮流
第2章:顧客感動
第3章:現代仕事人
第4章:ビジネス人生
おわりに


・・・・・!!! 超 超 超 超 超  お薦め !!! ・・・・・
検索エンジン戦争
ジェフルート+佐々木俊尚 著
株式会社アスペクト 2005年8月5日発行 1500円

 今、ここを読んでる人のほぼ100%に近い人が検索エンジンを使ってアクセスしてきたと思います。もし、少しでもインターネットに関わる仕事をしている人や個人でWebSiteを運営しているなら検索エンジンが、ただ便利なサービスではなく頭痛のネタになっているかもしれません。
普通に目的のWebSiteを探すために検索エンジンを利用している人には、どんなロジックが組まれているか、スポンサー広告はどういう仕組みかなんて関係ないと思います。
 さて、この本はと云えば検索エンジンの歴史やそのビジネスの仕組み、そして2大のエンジンであるGoogleとYAHOOの反目はどうなるのか、そこにMSNはどう介入してくるのかなどこの市場の将来を述べています。また、今後、検索エンジンがどんな役割を持っていくのか?
インターネットビジネスに少しでも関わる人には読んで損はないと思います。

 お薦めの1冊です。


- 目次 -

プロローグ インターネットの向こう側で戦争が始まった
第1章:先史時代の検索エンジン
第2章:検索エンジンと広告の物語
第3章:パックス・グーグル(グーグル王国の平和)
第4章:そして乱世が幕を開けた
第5章:ますます広がる検索エンジンの役割
最終章:パワー・トゥ・ザ・ピープル
あとがき


・・・・・!!! 超 超 超 超 超  お薦め !!! ・・・・・
ネットで儲ける人が秘密にしていること 本当に儲けている人は何をしているのか?
森 一矢 著
PHP研究所 2005年9月9日発行 1200円

 インターネトジャーナリスト、WEBプロデューサー、株式会社ギガワークス取締役兼COO、そして、テレビドラマ「恋に落ちたら〜僕の成功の秘密」などの番組監修などたくさんの肩書きを持つ著者がインターネットビジネスで成功するために2%の成功例とともに紹介しています。
 また、逆に失敗例したビジネスモデルについても掲載していますので、何が失敗の原因なのかが学べます。
全体的に読みやすく簡単に要点がまとめられていますのでサラっと読んで、ご自身のネットビジネスの関わりへの成功のヒントを探してください。
 
お薦めの1冊です。


- 目次 -

はじめに
第1章:「ネットビジネスは儲かる」のウソ
第2章:ここが違う!2%の成功者のネット活用術
第3章:少数の勝ち組ビジネスモデルの成功理由?
第4章:失敗ビジネスモデル、それなりのワケ
第5章:”2%”になるために知っておきたいこと
おわりに


・・・・・!!! 超 超 超 超  お薦め !!! ・・・・・
あなたの「経験」を「通信講座」にして稼ぐ法
小林 敏之 著
PHP研究所 2005年8月8日発行 1400円

 皆さんはご自身のビジネス体験や趣味の中で自信を持って他人に語れる経験をお持ちでしょうか?もし、あるのであればこの本は、あなたの生活に役に立つかもしれません。
 この本では自分の経験を「通信講座」にして販売するノウハウについて紹介しています。著者自身が「情報起業」していて「小予算起業長者養成講座」などを運営しています。
 簡単に云えば社労士の試験に合格した人が、自分で学んだ方法をテキストなどの講座に落とし込みネットなどで売り、またそのネタを元にセミナーなどを開催したりしてワンソース・マルチユースの仕組みを作って起業しましょうという内容です。
 
 ライブドアの堀江社長や楽天の三木谷社長を目標にがんばっている人には向きませんが、小さくても一国一城を目指す人には面白い内容だと思います。
 
お薦めの1冊です。


- 目次 -

はじめに-「情報起業」で新しい収入と生き方を創る
プロローグ「モノ」から「講座」へ
第1章:「情報起業」のメリットと注意点
第2章:成功事例に学ぶ「講座テーマ」の決定方法
第3章:経験を「講座テキスト」という商品に変える
第4章:「講座商品」の見込み客を開拓する
第5章:自分の経験をマルチユースするノウハウ
エピローグ
おわりに


・・・・・!!! 超 超 超 超  お薦め !!! ・・・・・
ブルーオーシャン戦略- 競争のない世界を創造する-
W・チャンキム+レネ・モボルニュ 著
株式会社ランダムハウス講談社 2005年6月22日発行 1900円

 久しぶりに実務系の本を購入しました、それも僕には珍しく翻訳本です。
ずっとタイトルが気にはなっていたのですが翻訳本なので購入を見送ってきました。しかし、興味に耐えられずに手にしてしまったわけです。
 さて、内容の方はというといわゆる戦略ものですが新しいタイプのものです。まず「レッド・オーシャン」と「ブルー・オーシャン」からなる市場を思い描きます。「レッド・オーシャン」は既存市場、つまり現在の全ての産業を表します。もう一方の「ブルー・オーシャン」は、いまだに誕生していない市場、未知の空間の市場を指します。
 「レッド・オーシャン」では各産業の市場の境界線が引かれ、ルールが広く知られ各社の競争によるシェア戦を行い、競争相手が増えるに従い利益が減り成長の見通しが厳しくなり疲弊していく。
 「ブルー・オーシャン」は市場として未開拓であり、新たな需要を掘り起こし産業の枠組みを超えて、その外に新しく創造されるものもあるが、多くは既存の産業を拡張することによって生み出され多くの利益があり、ルールが決まっていないので競争もない。
 そして本書ではこのブルー・オーシャン戦略の実例やツール、方法論を詳しく紹介しています。
 
ちょっと小難しいのですが、お薦めの1冊です。


- 目次 -

はじめに
謝辞
第T部:ブルーオーシャン戦略
第1章:ブルーオーシャンを生み出す
第2章:分析のためのツールとフレームワーク
第U部:ブルーオーシャン戦略を策定する
第3章:市場の環境を引きなおす
第4章:細かい数字は忘れ、森を見る
第5章:新たな需要を掘り起こす
第6章:正しい順序で戦略を考える
第V部:ブルーオーシャン戦略を実行する
第7章:組織面のハードルを乗り越える
第8章:実行を見据えて戦略を立てる
第9章:結び ブルーオーシャン戦略の持続と刷新

巻末資料A:ブルーオーシャン創造の歴史的形態
巻末資料B:バリュー・イノベーション-戦略の再構築
巻末資料C:バリュー・イノベーションの市場ダイナミックス


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新米コンサルタント奮闘中!- 中小企業診断士宮本君のコンサルティング実践記 -
経営革新アソシエイツ 著
株式会社同友館 2004年9月17日発行 1600円

 この本は、中小企業診断士が独立して、どのようなコンサルティングをしているのかを実例を9つ挙げて紹介しています。結構、幅広い分野をコンサルティングするんだなと感心しつつ、日本唯一のコンサルタント資格なんだということを知りました。
 この本を読む限り、経営コンサルタントは企業のなんでも屋みたいだなと思いました。僕達のやっている仕事は非常に近しく、紹介された企業に伺い、それは営業部だったりマーケティング、人事部、総務部だったりするのですが、そこでヒアリングをして解決案を提案する。ただ、僕達はそのまま提案内容の実行にも携わることでお金をいただくことが相違点です。
 僕達は仕事を取るためにコンサルっぽいことをやりますが、コンサルタントはコンサル自体が仕事ですから似ていて異なるということですね。
 
 さて、内容はと云えば「お菓子やさんの店舗コンセプトについて」「ビジネスホテルの集客について」「人事研修会社の商品開発」「スーパーの研修をスピンアウト」など中小企業診断士は人脈が大切ということで必ず仲間からの紹介で始まり、コンサルにあたっての各案件での考え方、テクニックなどを紹介していきます。

 この本を読んだ僕は中小企業診断士の資格を取りたくなって調べたのですが、合格率が年々低くなっていて、現在は相当厳しいようです。

お薦めの1冊です。


- 目次 -

プロローグ
1:店舗コンセプトを考える
2:集客策を提案する
3:商品開発を考える
4:間接部門のスピンアウトを考える
5:新規事業を開発する
6:ISO9001の認証を支援する
7:組織づくりを考える
8:資金繰りを考える
9:後継者育成を考える
エピローグ
コラム


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転職3回、30代で年収3000万円の社長になる
渡辺 邦昭 著
株式会社東急コミュニケーションズ 2005年5月27日発行 1500円

 日本IBMに入社後、GE、数社の外資系で代表取締役など役員として活躍し、日本DEC、i2テクノロジーズ・ジャパン、日本アリバで代表取締役を勤めた後にキャリアクエストクラブを設立した凄いキャリアを持つ渡辺氏の著書です。
内容はタイトル通りで、どういうロードマップを描き、何を学んで年収3000万円の社長になるか!日本IBM入社当時は売れない営業マンだった著者がデール・カーネギー「道は開ける」の中の"他人と比較するほど非生産的なものはない、自分の六ヶ月前、三ヶ月前と比べてどれだけ成長したかを考えなさい"この言葉にショックを受け考え直し、営業活動の早い時期に「この会社に自社製品が売れるかどうか」「他社とどのように差別化するか」を考えるようになってトップセールスマンへと変貌したそうです。
社長を目指していない人でも成長した人や転職を考えている人にも勉強になる内容になっています。
お薦めの1冊です。


- 目次 -


はじめに
第一章:今なぜ三十代で社長なのか
第二章:私のキャリアから成功のノウハウを教えよう
第三章:三十代で社長になるロードマップ
第四章:さらなる飛躍を目指して
あとがき


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つくばエクスプレスがやってくる
日本経済新聞社 著
日本経済新聞社 2005年7月12日発行 1600円

 1978年の「第2常磐線」構想から数えると27年、今年の8月に開業する「つくばエクスプレス」(首都圏新都市鉄道)とその沿線の地域情報等をまとめてあります。
関東圏意外の方にはピンとこないと思いますが東京の秋葉原から茨城県のつくばまでを最速45分で結びます。
 さて、この本の面白いところは競合(高速バス、JR常磐線)との比較があったり停車駅の商圏の問題などマーケティングについて具体的に挙げてある点です。
 僕は単純に新しい鉄道が敷かれ新しい駅が出来れば必ず成功して、その沿線は活性化するんだと思っていましたが、過去の例を見ると失敗しているケースもあることを知りました。そういう意味でこの本を読んで行くと1本の鉄道が幅広く影響を与えるんだということがわかります。
 また、つくば市というのは様々な研究機関がありますがこの本の中でもベンチャー系(IT系ではありません)の企業が紹介され、様々な活動をしている人たちを紹介しています。
鉄道の面から、マーケティング、ベンチャー系などいくつかの角度から読める面白い内容です。

お薦めの1冊です。


- 目次 -

プロローグ:つくばエクスプレスの誕生まで
第1章:「つくばスタイル」を目指せ
第2章:沿線商戦「夜明け前」
第3章:手作りの鉄道経営
第4章:試される街づくり
第5章:生まれ出る新産業
第6章:どこへ行く研究学園都市
第7章:つくばをつくるプロデューサーたち
第8章:巣立て つくば発ベンチャー
コラム つくば不思議散歩
コラム TX沿線を楽しむ


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グーグルを超える日 オーケイウェブの挑戦
兼元 謙任 著
ソフトバンクパブリシング株式会社 2005年8月4日発行 1300円

 世の中には色々な経営者がいるものです。本書の著者である兼元氏は東京でホームレスの状態から再出発して株式会社オーケイウェブ(会員数37万人、月間1億ページビュー)を創業し、来年にはアメリカ・韓国・中国でも展開するというサクセスを手に入れたのですから凄いです。
 さて、オーケイウェブが提供しているサービスは、ユーザーが知りたいことをインターネット上のオーケイウェブのサイトに投稿すると回答者達が答えてくれるという仕組みです。 そして、このサービスをQ&Aインフォメディアリと呼んでいます。インフォメディアリとは情報仲介という意味だそうです。
僕はきちんとビジネスモデルが理解しきれませんでしたがとても便利なサービスだということはわかります。
 僕は何か知りたいことがあるとGoogleなどの検索エンジンで調べて答えがありそうなサイトをチェックするのですが、その行動よりはストレートで効率的でしょう。
ぜひ、使ってみたいサービスです。
 そして兼元氏は非常に志の高い人でお金儲けというよりも世の中に役に立つ仕事をしたいということを重視されています。そのせいかライブドアの堀江社長の一連の発言に苦言を呈しています。
ちなみに少し前に電車男の後くらいに流行った「今週、妻が浮気します」はこのサイトの投稿から書籍化されたものです。

 しかし、成功する経営者に人たちは皆さん行動力がありますが、兼元氏も会いたいと思う有名経営者にコネがなくてもぶつかっていきます。
タイトルにグーグルを超えるとありますが・・・マジにがんばって欲しいものです。

お薦めの1冊です。

- 目次 -


はじめに
第1章:どうしてホームレスから会社経営者になったのか?
第2章:そもそもオーケイウェブとは何か?
第3章:現在に至るまでオーケイウェブはどう歩んできたのか?
第4章:どんな理念とビジョンを持っているのか?
あとがき

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本気論
齋藤 正勝 著
株式会社かんき出版 2005年8月1日発行 1400円

 カブドットコム証券株式会社 齋藤 正勝社長の”本気”の仕事論について書かれた内容になっています。
僕の勉強不足のため会社については多少の知識はありましたが、著者については初めて知りました。他のネット系証券会社の松井証券 松井社長、楽天証券 國重社長、マネックス・ビーンズ・ホールディングスの松本社長らに比べるとイー・トレード証券の井上社長と共に露出が少ないので知ることがなかったのですが。
 経歴が美大出身という全く畑違いというユニークさがありながらも読めばやはり事業を立ち上げる人物だというこがわかります。
 僕の横で普通に会社員として働いていた人が、様々なキッカケを前向きに捉え本気で取り組んだ結果として社長というポジションに就いた、そんな感じです。
 では、本気で取り組むってなんだ?ということを著者の経験に準えながら紹介しています。スゲ〜という感想は持ちませんでしたがジワっと理解できる本です。

お薦めの1冊です。

- 目次 -


まえがき
第一章:前向きに仕事に取り組む
第二章:他社を味方につける人が勝つ
第三章:人脈を武器にする
第四章:相手を唸らせる説得力を身につける
第五章:これからのリーダーの条件
第六章:IT時代の仕事術
あとがき
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僕が伝えたかったこと
堀江 貴文 著
株式会社マガジンハウス 2005年7月14日発行 1000円

 最近、テレビのバラエティなんかには騒がれなくなった堀江社長の何冊目ですか、新作です。
1章ではインターネットとメディアの将来について述べていて、ラジオ、出版、マンガ、ドラマなどそれぞれについての可能性に触れています。2章ではM&Aについて、株についてを述べ、3章ではお金についてを述べています。
 1章、2章は今まで他の本でも述べていたことを、もう少し突っ込んだ内容になっていて3章のお金についても決して初めてではありませんがその一般の人と違う目線は面白いと思います。「貯金なんかしても意味がない」「寝ないで働くは自己満足」「持ち家信仰はすでに幻想だ」などタイトル見ただけでも興味を惹かれます。
 ボリュームは少ないのですが面白いのでお薦めの1冊です。

- 目次 -


1章:メディアの未来予想図
インターネットがメディアを変える 他 
2章:M&A入門
株式会社は株主のもの 他
3章:マネーへの道
貯金なんかしても意味がない 他

・・・・・!!! 超 超 超 超  お薦め !!! ・・・・・
恋におちたら 僕の成功の秘密
脚本:佐藤嗣麻子/ノベライズ:蒔田陽平 
株式会社角川書店 2005年6月30日発行 1300円

 ついこの間までフジテレビで放映されていたドラマ「恋におちたら 僕の成功の秘密」のノベライズ本です。
 テレビドラマを見た人は大まかなストーリーはご存知かと思いますが、小説化にあたりエンディングが変わっています。

 町の小さなねじ工場を経営する主人公が、母親を連れハワイ旅行に行っている間に社員の使い込みにあい会社は倒産、ハワイ旅行で出会ったベンチャー企業の社長に金儲けを教わるためにその会社で社員として働きます。

 冷徹な社長に反し、主人公は人のつながりを大切にするやり方で様々な場面を切り抜けていきます。面白くない社長、しかし、主人公は一躍有名になっていき、社長は主人公を役員として引き上げます。
 そして、ある日、部下の失敗をカバーするために主人公は自分のやり方ではない冷徹な手段を講じ勝利、その勝利感に酔いしれてしまう・・・やがてことごとくぶつかる社長と主人公!そして決定的な決裂を生じ、主人公は会社を買収してしまいますが、待っていたのは短い天下。

 それぞれどん底に落ちた主人公と社長は一緒に再起を図ります。・・その結末は・・・読んでください。

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