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お薦めの1冊バックナンバー part 8

ドキュメント会社再生−アンタ、覚悟はできてるか
桂幹人・藤木美奈子 著
株式会社講談社 2003年7月20日発行 1700円

日本アシストという会社の社長 桂氏が大阪産業創造館の依頼も元で行われた「売って儲けるワークショップ」の実例が紹介されています。このワークショップは印刷業、ホースの製造・販売、アクセサリー製造・販売などの中小企業を7例挙げられています。実際に、これらの企業の社長がどんな課題を持ってきたのか、はたまた課題を掘り起こしたりとしながら5回のワークショップでどんな解決をしていのか読み応えがあります。
頭で考えて止まってるよりも、動いて結果を出していきなさいという極めて基本的なことなんですが、この方の面白いのは事業のアイデアまで出してやらせるという点です、コンサルにありがちと言われている問題や課題を指摘して、後は知りませんというのは全く違います。
他にも自社で経営塾をやっているので、経営に悩んでいる中小企業の社長さんは、まず、この本を読んで考えてみてはいかがでしょう。


まえがき
第一章:七人の塾生社長(1)〜第三セクターが仕掛けた経営者再生塾の成否
第二章:七人の塾生社長(2)〜第三セクターが仕掛けた経営者再生塾の成否
第三章:美容業界の革命児〜株式会社レボル 株式会社アジュバンコスメジャパン
第四章:二代目社長の挑戦〜株式会社中商
第五章:こうすればどんな会社も必ず復活できる
あとがき 

・・・・・ !!!  超 超 超 超 お薦め !!! ・・・・・

すべての汗は報われる
小笹公也 著
株式会社経済界 2003年11月25日発行 1429円+税

この不景気の中、元気な成長企業オンテックスのCEO小笹氏のビジネスストーリーです。僕は勉強不足でこの企業については全く知りませんでした。
リフォーム、それも塗装を核に生活総合支援企業を目指しているそうです。まず、何よりも驚くのはこの新卒大量採用が少ない時代に、2002年430名、2003年730名の採用を行ったというのですから凄い。
当然、これだけの成長をさせているCEOですから、人柄もなかなか強烈な個性の持ち主です。企業が成長している多忙の最中に大学受験をし、合格して現在、社長業と学生の2足のわらじを履いているというからエネルギーの塊だということが容易に想像できますし、他にも成長の過程におけるエピソードには事欠かないようです。
年齢も40歳と、これからどこまで成長させるか期待されるCEOと企業だと思います。
ぜひ、モチベーションが弱ってる経営者の方は、この本を読んで、ナニクソと思ってがんばってください。

目次
まえがき
序章:千百人のチャレンジャーを前にして
第一章:大学生CEOの誕生
第二章:プロボクサー、そして、塗装業一本に心を決める
第三章:カラーリフォーミング企業への道
第四章:オンリーワン企業を目指す
第五章:21世紀のエクセレントカンパニー
あとがき

・・・・・ !!!  超 超 超 超  お薦め !!! ・・・・・

100億円稼ぐ仕事術
堀江貴文 著
株式会社経済界 2003年11月25日発行 1429円+税

久しぶりに思いっきりガッカリしました!
土曜日に深夜番組を見ていたらエッジの堀江社長が本を出しましたという宣伝をやっていて、月曜日まで我慢してからと思ったが、日曜日に書店巡りをしてやっと入手、そのままドトールで読み始めると、なんだコリャ〜。なんで?なんで?と・・・全く期待外れの内容に腹が立ってしょうがない。確かに期待をするのはこちらの勝手だから文句いう筋ではないのですが。あれだけ注目を集めたITベンチャーの成功例の代表的な1社の社長が、この時期に出す本なら、誰でもビジネスストーリー物だと思うでしょう、それが何とも中途半端な営業のノウハウなのかツールの使い方なのか、よくわからない内容、タイトルには合っているけど・・・・・何を考えてんだかこの出版社(編集者)は、一体何を伝えたかったのか?100億稼ぐ社長はEメールソフトをこういう風に使ってますって紹介したいの?訳わからん。最悪だ!
しばらくして時間が経ってからもう1回読み直して見るけど、今は最低の気分です。

かなり個人的な感情なので★はつけません。正しい本の評価にはなっていないと思うので

目次
0 ゼロ
1 ヒト
2 ジカン
3 ジョウホウ
4 カネ
5 ツール
∞ 100オクカラ

倒産社長の告白
三浦紀夫 著
草思社 2003年12月24日発行 1400円

著者が編集プロダクションを経営して、その会社が倒産してしまうというビジネスストーリーです。著者がこの本を出版した理由として、中小企業の倒産の実態について世の中に問うことが必要だと思ったそうです。ベンチャー系でいえば「社長失格」という名著がありますが、この本は、もっと日本に多い中小企業の代表的な例かもしれません。
資金不足になると、もちろん銀行をはじめ自分だけの財産だけではなく、親戚、友人、取引先、ノンバンクまで借りてしまい、その返済に悪循環にはまってしまう。今の不景気な時代、本当によく聞く話です。
しかし、この手の本を読むといつも思うのは、銀行、弁護士、国についての不満です。
意外とご存知ない方も多いと思いますが、会社を倒産させるというのは、もの凄いお金がかかることなんです。お金が無くて倒産するしかないからの結果なのに、さらにお金がかかる・・・、倒産が決まり管財人によって財産処分をすると国への保険やら税金やらが優先され、取引先への支払いは最後に残った財産を分ける。本来、この人たちにも大きな影響があるんだから、民間を優先するべきではないのだろうか?いづれ税金として国に戻るお金なんですから!それと弁護士費用の高さ、確かに特別な仕事なのかも知れませんが・・一層、公務員制にすればいいと思う。
などとこの本を読むと日本の中小企業のつらさがよく分かると思います。読めば、もっと早く決断できたタイミングもあったのではと考える人もいると思いますが、当事者は日々を過ごすすことに俯瞰した見方なんかできないんだろうと思います。
ぜひ、日本の中小企業の経営陣の人に読んでいただきたい1冊です。

目次

第一章:長かった10日間
第二章:成長戦略
第三章:融通手形
第四章:人減らし
第五章:債務保証
第六章:資金繰り
第七章:強制破綻
第八章:倒産前夜
第九章:債権者集会
倒産後の人生 あとがきに代えて

・・・・・ !!!  超 超 超 超 超 お薦め !!! ・・・・・

久多良木健のプレステ革命
麻倉怜士 著
ワック株式会社 2003年12月12日発行 880円

ゲームをやらない僕でも知っているプレイステーション!その成功には一人の優れた男とチームがあったんだということがわかるビジネスストーリーです。
任天堂のファミコンというモンスターをソニーというブランドがあったとはいえ、どう攻略していったのか、その見事な戦略の一部が垣間見えます。
そして、その戦略を引っ張っていった久多良木健氏という、1種の大企業の中だったら異端児でも不思議のないようなキャラクターの人物!
読みのもとしても面白いです。
*1998年10月に発売された「ソニーの革命児たち」の改訂版です。

目次
はじめに
プロローグ
■第一部 マイナスからの出発
第一章:熱き思い
第二章:「DO IT」決断へのプロセス
■第二部 世界制覇のためのKFS
第三章:ソフトメーカーをいかに引き入れるか
第四章:流通革命・販売店をいかに味方するか 「突破」の戦略
第五章:勝てるゲーム機をいかにつくるか アルゴリズムの知恵
■第三部 ソニーとプレイステーション
第六章:ソニー愛憎 徹底的に夢を追った「値下げ」
第七章:アメリカ「指揮権争奪戦」 世界へ疾風怒涛
■第四部 久多良木健の「思想」と「行動」
第八章:久多良木流ベンチャービジネス論 起業家の理論と実践九ヶ条
エピローグ  
あとがき 文庫化にあたって
特別収録 久多良木健、PSXと次世代機を語る

・・・・・ !!!  超 超 超 お薦め !!! ・・・・・

セコム 創る・育てる・また創る
加藤善治郎 著
東洋経済新報社 2003年12月4日発行 1600円

巨大なセキュリティ会社セコムの新規事業や幅広い事業展開に関して紹介しています。
犯罪などの危険から守るということではなく、もっと人間の生活を中心に医療、保険、情報通信、地理情報サービス、教育などもあくまでもセキュリティを核に展開しています。理念をしっかり守りながら一見ジャンルが違うように見える事業も、その意味付けは統一されているそうです。
自分の体調も悪かったせいか、読み物としては物足りなかったかな、会社案内でも読んでるようなイメージでした。
しかし、これだけ成長した企業の事業展開に興味のある人には面白いと思います。

目次
まえがき
第一章:変わるセコム、変わらないセコム
第二章:「社会システム産業」への手掛かり
第三章:セコムという会社の芯
第四章:経営資源のつくり方
第五章:オンライン・ネットワークの活用
第六章:世界に、アジアに生きる
第七章:セコムとリスクマネジメント
あとがき

・・・・・ !!!  超 超 超 お薦め !!! ・・・・・

ポップコーンはいかがですか?100億円企業を5年で作った男
山本マーク豪 著
株式会社新潮社 2003年11月15日発行 1400円

正直、シネコンという市場について知識全くなかったので大変面白かったです。シネコンとは「シネマコンプレックス」(複合型映画館)の略ですが、最近、映画を見に行かないので僕にはイマイチ、ピンと来ないのですが、この本のおかげでイメージできました。
さて、本の内容はアメリカ、カリフォルニア生まれの著者がエンターテーメントの世界での成功を夢見て、シネコンという業界で成功するまでのビジネスストーリーです。
僕の持った感想としては、著者の人種差別、認められない苛立ちなどから受ける負のエネルギーをバネにしてきた感じがします。
いわゆるエリートが戦略で資金を引っ張って成功するというものではなく、カリスマ性などというよりも、もっと苦労や悩みが比較的身近に感じられようなところにあります。ただし、アメリカ生まれの方ですから日本人とは若干マインドは違います。
その成功の結果とは、日本で、イギリスのヴァージングループの協力を受けヴァージンシネマジャパン株式会社として独立系で最大級のチェーン展開を結実します。
現在、この立ち上げたヴァージンシネマジャパン株式会社は、東宝に買収されTOHOシネマズとして営業されています。そして著者は、シナリオ執筆や映画製作の新しい夢に向けて活動されているそうです。

目次
ヴァージンシネマズ六本木ヒルズ 東京2003年4月23日
第一章:旅立ちまで 
第二章:父の国、日本
第三章:ヨーロッパへの試練の旅
第四章:ポップコーンはいかがですか?
第五章:ガイジンの壁
第六章:起業への茨の道
第七章:29歳の社長
第八章:自信と不安
第九章:なぜ、六本木ヒルズを勝ち取れたのか?
第十章:資金調達を賭けた大勝負
第十一章:終わりの始まり
エピローグ

・・・・・ !!! 超 超 超 超 超 お薦め !!! ・・・・・

リクルート流 最強の「営業力」のすべて
大塚寿 著
PHP研究所 2003年12月3日発行 1300円

リクルートに在籍後、MBAを取得した筆者が、現在のリクルートではなく昔の事業部の営業ナレッジでリクルートの営業力の強さを解説しています。
結構、細かく書いているのですが、リクルートに関連している人ならフーンと読むことが体系的にまとめられています。
リクルートの営業力に興味のある人は、要所要所を書き出してみると、その営業行動がよくわかります。
僕も「運営者のつぶやき」で書いていた新規開拓もほぼ同じ手法で動いていましたから、読みながら思わず苦笑い・・。しかし、肝心な点が違っていたのです、他のリクルート本を読んでるときからアレとは思っていたのですが。(ちょっと書けませんが)
ちょっと話がそれましたが 、リクルートの関連本では一番リクルートの営業について詳しく書かれています。
また、多くの分野で活躍している人材を輩出しているわけのバックボーンがどこにあるのかも理解できます。
もちろん、超お薦めです。

目次
はじめに-なぜ今リクルートなのか
第一章:リクルートはビジネススクールを超える 
第二章:リクルート流営業のノウハウ
第三章:リクルート流営業の仕事術
第四章:リクルート流の発想
第五章:営業力とは何か
第六章:最強の営業力-7つのスキル
おわりに

・・・・・ !!! ★ 超 超 超 超 超 お薦め ★  !!! ・・・・・

DIPS実践によるセールスパワー倍増プログラム 
小林忠嗣 著
ダイヤモンド社 1993年8月19日発行(新装版) 1600円

以前の会社を辞めるときに社長がくれた本です。古いのですが自分の営業スタイルを考え直すのに役に立たないかなと思い読み直してみました。
ご存知の方もいると思いますがベンチャーリンク社の取締役最高顧問小林氏の著書の1冊です。
今でも十分に使える内容です。なお、DIPSとは知的作業者の生産性向上をさせるための手法です。
多分、まだ書店にあると思いますが・・・

目次
はじめに
T章:セールスほどおもしろい仕事はない
U章:なぜ売上(受注)目標を達成できないか
V章:100%目標達成を実現するセールスマンたち
W章:年々確実に売上増を実現するセールスマン部隊
X章:DIPSノウハウを使ったセールス活動の革新
Y章:セールス活動改革スタート DIPS運動
あとがき

・・・・・ !!!  超 超 超 超 お薦め   !!! ・・・・・

黒字浮上!最終指令 出向社長分奮斗の記録
猿谷雅治 著
ダイヤモンド社 2003年11月7日発行(新装版) 1600円

この本は1991年2月28日に出版されたものの新装版です。内容は企業改革をテーマにした実用企業小説です。
舞台は万年赤字の大企業の子会社鋳物工場、親会社の部長が再建か廃業かを1年で判断するために出向することから始まります。
まずは、その環境の酷さに驚き、働く人たちのやる気のなさにショックをうけます。
そして、まず始めるのが社員の意識改革です。このやる気のない社員の中からも、やる気がありそうな人材の協力を得ながら、マインドに訴えていく手法を取りながら変革していきます。
前回紹介した「あきらめの壁をぶち破った人々」も働く人のマインドを考えたものでした、そして、今、この本が再発されたということはマネジメントの方向性の重要性があるということなのかもしれません。

目次
まえがき
・出向内示
・ひとつの手がかり
・三方針のアピール
・新体制の準備
・新組織スタート
・瞬間最大風速をつかむ
・絶望的な黒字
・新しい旗のもとに
・目標達成手段の展開
・2000トン/月体制へ
・10Z運動スタート
・組織活性化の方策

・・・・・ !!! ★ 超 超 超 超 超 お薦め ★  !!! ・・・・・

一勝九敗 
柳井 正 著
新潮社 2003年11月15日発行(新装版) 980円

いや〜、ついに出ましたね。新聞の書籍広告でみてから楽しみにしてた株式会社ファーストリティリングの柳井会長の著書です。
ビジネスパーソンなら、まず知らない人はいないと思いますがファーストリティリング社はあの「ユニクロ 」の運営会社です。
一時、驚異的な成長とともにマスコミにも散々取り上げられ、フリースの普及など社会一般的に認知度の高い企業です。
すでにファーストリテイリング社監査役の公認会計士安本氏「ユニクロ 監査役実録!」という本が出版されていますが、当然、その視点が違いますので併せて読んでみると面白いでしょう。
やはりマスコミに取り上げられている情報は一部だということがよくわかります。タイトルからもわかるとおり必ずしも常勝なわけではなく、いくつもの失敗の上に成り立っているのがわかります。ただし、致命的な失敗はしていないからこそ、今の成功になっているわけです。
最近、他の本でもよくみるキーワードですが「致命的な失敗をしない」、チャレンジすれば当然、失敗という結果もあるわけです。だからといってチャレンジしないことは成長が止まる、思考が停止するという状態ですから良い訳がないのです。
それは、さておいてユニクロの急成長の影にはどんなことがあったのか興味のある人は、ぜひ、読んでみてください。
もちろん二重丸のお薦めです。

目次
はじめに
T:家業からの脱皮
U:挑戦と試行錯誤
V:急成長からの転換
W:働く人のための組織
X:失敗から育てる次の芽
あとがき

・・・・・ !!! ★ 超 超 超 超 超 お薦め ★  !!! ・・・・・

あきらめの壁をぶち破った人々日本発チェンジマネジメントの実際
中尾英司 著
日本経済新聞社 2003年10月30日発行 1600円

企業改革をテーマにした実用企業小説です。舞台は大企業病に陥り、問題と不満を抱えながらも変化を拒んだ製薬会社です。そして、主人公の中級産業カウンセラーであり、家族相談士でもある社員が、その問題が個人であれば「積極的傾聴」で、組織の時は周囲の人を巻き込んで改善するシステムズアプローチの考え方で個人感情や組織感情をほぐし、解決していきます(詳しい手法はゴメンナサイ)。
さらに登場人物を現実に即した類型化し、それぞれの対応の仕方は参考になります。
ストーリーの中の具体的なテーマは「IT を用いたBPR」ですが、なかなか成功しないのか同じような内容のことが様々なメディアで取りあげられています。しかし、この本の核になっているチェンジマネジメントはどこにあるのか?ぜひ、読んで納得してください。
ちなみに僕が引っかかった言葉は「カウンセリングマインド」でした、この本の中で「人間の感情がある限り、その人間が作る組織には組織感情がある」というくだりがありますが、結局、人が動く(働く)・・・ ならば、よくも悪くも、成功するもしないも人間が決めるということです。では、どうすればそのベストが作り出せるのか、改革するのかー文句無く面白いです。役に立つとかではなくて読んでみてください。仕事、私生活のちょっとしたヒントがあるかもしれません。
もちろん二重丸のお薦めです。

目次
プロローグ
第一章:胎動
1:ゆらぎ
2:ボランティア立つ
3:歴史的な和解
第二章:情報化プロジェクト発足
1:プロジェクトリーダーの発足
2:抵抗勢力
3:プロジェクトリーダーの野望
第三章:コンサルタント導入
1:改善から改革へ
2:第0次プロジェクトスタート
第四章:プロジェクトリーダーの更迭
1:激流
2:癒しと再生
3:闘う決意
4;攻防
第五章:コアメンバーの自律化
1:FTPプロジェクトスタート
2:カウンセラー、飛ぶ
3:チェンジマネジメント
第六章:プロジェクト、動く
1:コアメンバーの変身
2:運用体制の準備
3:細胞分裂する体制
第七章:あいつぐ関門
1:隠れた敵
2:「FTP情報」発信
3:そして本稼動へ
4:団塊世代の課題
第八章:崩壊の危機
1:現実とのバトル
2:運用メンバーの反乱
3:沈黙の運用担当者会議
第九章:建て直し、そして海外へ
1:炭鉱のカナリア
2:メルマガ発行
3:島津の秘密
エピローグ

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・・・・・ !!! ★ 超 超 超 超 超 お薦め ★  !!! ・・・・・

ベンチャー昇竜伝 起業の旗手20人の勇姿
東京中日スポーツ 編集
東京新聞出版局 2003年10月28日発行 1500円

この本は、東京中日スポーツに連載されていた「夢へ駆ける ベンチャー昇竜伝」がまとめられたものです。
元気に活躍されている経営者20人に、その経営ポリシーや失敗、再挑戦などをインタビューしています。
起業を考えてる人には参考になるのではないでしょうか?

目次
ネットビジネス
Sec1:アーデント・ウィシュ
Sec2:アクティブウェブ
Sec3:エルゴ・ブレインズ
Sec4:ティファナドットコム
Sec5:富士山マガジンサービス
Sec6:ラストミット・ドットコム
セールス・小売
Sec7:アクセル
Sec8:トゥインズカンパニー
Sec9:外山
Sec10:ネクストビジョン「HAL 's」
ソフト開発
Sec11:スタジオフェイク
Sec12:フィクス
モバイル
Sec13:ハイジ
Sec14:ワンズ
アウトソーシング
Sec15:エヌ・シー・エーコンサルティング
マーケティング
Sec16:ブームプランニング
フランチャイズ
Sec17:ランシステム
セキュリティ
Sec18:総合警備保障サービス
環境
Sec19:アメニティサービス
起業サポート
Sec20:ブックオフスタートアップ

・・・・・ !!!  超 超  お薦め   !!! ・・・・・

カモメが翔んだ日
江副浩正著
朝日新聞社 2003年10月30日発行 1800円

待ちに待った1冊といっていいでしょう。元リクルートの江副浩正著氏の自伝です。
リクルートという凄い企業の創業者でありながら、あまり、その経営については語られることが少なかったと思います。確かにリクルート事件という問題がありましたが、モンスターであるリクルートを作り、大きくした経営手腕は、もっと注目に値するべきです。
さて、本著は、その江副氏の生い立ちから始まり、そのバックボーンには何があったのか?、そしてリクルートはどのように始まり、何に成功し 、何を失敗したのかが江副氏自身の言葉で語られています。そして、リクルートの大きな事件だったダイエーへの売却!残念ながらこれだけを表しているので、経営については正直触れられていません。しかし、ビジネスストーリーとしては読み応えはあります。十分に江副氏がリクルートに残したDNAを知ることができます。
しかし、ぜひ、次は経営についての本を執筆して欲しいものです。
もちろん、運営者から超お薦めの1冊です。

目次
はじめに
第一章:生い立ち
飢餓体験とコンプレックス
甲南から東大へ
第二章:リクルートと私
創業期の求人広告事業
生き生きと働く風土
情報誌事業の展開
多くの経営者に学ぶ
新規事業の早すぎた立ち上げ
第三章:ダイエーへの株譲渡
不動産急落・コスモスに暗雲
ファーストファイナンスの撤退
迷走したコスモス再建築
中内さんと交渉開始
取締役会の反発
記者会見−かもめが翔んだ日
コスモスの再建とファーストファイナンスの清算
信義に篤い中内功さん
おわりに

・・・・・ !!! ★ 超 超 超 超 超 お薦め ★  !!! ・・・・・

鈴木敏文 経営を語る
江口克彦著
PHP文庫 2003年4月16日発行 457円

間違いなく日本の名経営者に数えられるセブンイレブンジャパンを始めとしたイトーヨーカー堂グループ代表鈴木敏文の経営についてを取り上げています。もう、その経営に対する考え方は素晴らしいの一言です。あくまでも顧客に向き合い、競合は他社ではない。その物の見方は多くの日本の経営者の中では特徴があります。例えば「足元」と「4,5年先」を見据えた複眼思考。これは今の時代に10年も先なんかはわかる訳はないというところにあって、通常の会社なら10年後の経営プランなどが大切だ、なんて言うところでしょうが・・・・。また、セブンイレブンとイトーヨーカ堂との比較で語られる組織論は面白いです。大きな組織のイトーヨーカ堂に起きている悪い点はどこなのか?等々勉強になります。さらに文庫本ですから安いですし、どこでも読めますからお得です。
当然 、お薦めの1冊です。

目次
まえがき
第一章:お客様のニーズへの変化対応 
第二章:事業展開における発想法
第三章:即断即決のスピード経営
第四章:自己責任のリーダーシップ
第五章:日本人の「不安」を解消する方策
第六章:信念溢れるスピード経営-私の感じた鈴木敏文・・・江口克彦

・・・・・ !!! ★ 超 超 超 超 超 お薦め ★  !!! ・・・・・

世界NO2セールスウーマンの売れる営業に変わる本 営業に向かない人はいない 
和田裕美著
ダイヤモンド社 2003年9月19日発行 1300円

英語学習販売プログラムの販売で世界NO.2になったという著者がその営業について語ります。正直、あまり期待せずに買ったのですが、ハッとさせられる内容があったりします。個人ユーザーを相手に営業している人には参考になると思います。

目次
はじめに 営業は「普通の人」が成功できる仕事
プロローグ:どうして私が営業で成功したのか?
第一章:ダメダメ営業がデキル営業に大変身!
第一幕:チョウになったケムンパス 
第二幕:暴走族のトップから会社のトップへ
第三幕:美しすぎて売れないなんて
第二章:「キャラ」で売るための処方箋
第三章:今どき「売れる営業」の条件
第四章:営業ほどクリエイティブな仕事はない
第五章:営業のカウンセリングルーム
プロローグ:誰にでもある五つの財産を活かそう

・・・・・ !!! ★ 超 超 超 超 超 お薦め ★  !!! ・・・・・

日本の優秀企業研究企業経営の6つの原点
新原浩郎著
日本経済新聞社 2003年9月25日発行 1800円

大企業を中心に日本の景気にも明るい兆しが見えてきたという話もありますが、でも、全体的にはまだまだでしょうか。
さて、どんな不景気の中でも必ず勝ち組の企業はあります。本書は花王、キャノン、信越化学工業、シマノ、セブンイレブンジャパンなどの優秀な企業を例に、どこが他の企業と違うのかを検証しています。
各条件ごとに適切な企業の例や経営者の考え方が数多く載っていて、大変、勉強になります。目次になっている点が優秀な企業の共通項になのですが、とにかくはっきりしているのは、優秀な企業に偶然はないということだと思います。必ず裏づけに必然となるべくものが存在しています。ぜひ、読んで確認してみてください。
お薦めの1冊です!

目次
序章
第一の条件:分からないことは分けること 
第二の条件:自分の頭で考えて考えて考え抜くこと
第三の条件:客観的に眺め不合理な点を見つけられること
第四の条件:危機をもって企業のチャンスに転化すること
第五の条件:身の丈にあった成長を図り、事業リスクを直視すること
第六の条件:世のため、人のためという自発性の企業文化を埋め込んでいること
終章:私たちが輝いていた原点へ
謝辞


・・・・・ !!! 超 超 超 超 超 お薦め  !!! ・・・・・

週末起業
藤井孝一著
株式会社筑摩書房 2003年8月10日発行 680円

起業コンサルタントをしている著者が、その活動の中で、週末起業の効果を知り、その魅力や面白さを伝え、多くの人に起業をして欲しいという内容です。
しかし、同時に会社を辞めてまで起業するリスクを負うのは辞めて、週末起業として始めた方がいいなどと注意すべき点まで含めて週末起業を紹介しています。。
終身雇用も終わりを告げ、自分の足でしっかり立っていかなくてはいけない時代ですから、自分の人生をよくするための1つの選択肢だと思います。
じゃ、週末起業って実際にどうすればいいのか?著者は1つの答えとしてスキルを考えるのではなくて、やりたいことをやりなさいと書いています。例えば経理の仕事をしている人が、週末も会計の仕事をしていたら、面白くないし続かないだろうと!確かにその通りで、せっかくやるなら好きなことがいいと思います。
どう考えても平日働き、週末も仕事をするのは体力的にも大変ですし、家族がいれば家族を犠牲にしないように考えなければならないでしょう。
しかし、もう1つ収入があればそれは安心感にもなり、好きなことであればなおさらでしょう。
お薦めの1冊です!

目次
はじめに
第一章:週末起業で「こんな時代」を生き抜こう 
第二章:これが週末起業の醍醐味だ
第三章:成功する週末起業の考え方
第四章:週末起業のための税金講座
第五章:法人のメリットをとことん利用する
あとがき


・・・・・ !!! 超 超 超 超 超 お薦め  !!! ・・・・・

ポータブルMBAキーワード99
株式会社バルーク・ビジネス・コンサルティング著
内田学編
株式会社ディスカバー・トエンティワン 2003年7月10日発行 1400円

同じテーマの本を何冊か読むことがありますが、MBAの教科書的なものも結構読んできました。今まで読んだ本は、凄い詳しく書かれているが、どーも実際のイメージが湧かないものが多かった気がします。
しかし、この本は、1キーワードづつ2p位しかまとめてないのに、 ホントにわかりやすい、もう、まとめ上手と褒めたい位です。
ビジネス上で、何の職種、職業を目指すにしても幅広く学べるMBAの内容は絶対に邪魔にならない知識です。
ポケットサイズですから、ちょっと食事や待ち合わせの間に読めますので、ぜひ、読んでみてください。
超〜お薦めです!

目次
はじめに
PART1:経営戦略 
PART2:マーケティング
PART3:経営経済学
PART4:統計学
PART5:オペレーションズ・マネジメント
PART6:人材マネジメント
PART7:組織行動
PART8:アカウンティング
PART9:ファイナンス

主人公とともに学ぶ実践ビジネスストーリー
なあんだ、MBAってこんなことだったのか!
伊藤寛信、伊東直哉著
株式会社ディスカバー・トエンティワン 2003年7月10日発行 1400円

世の中で出版されている教科書や解説本の類のMBA本はたくさん出ているが、それがわかりにくいのでときほぐしたビジネスストーリーにしてみようというコンセプトに作られたそうです。
STORY1は「会計の基本」を中心に、STORY2は「マーケティング戦略」、STORY3は「経済理論」を実践の場面に合わせて理解できるようになっています。もちろん、書中に出てくる小難しい用語はキチンと説明されています。
あまり企業でバリバリのビジネスパーソンよりも、もう少しソフトな業界や職種で働いている人に向いてる内容かもしれません。
MBAってなんだろうと思っていて、まだ、本を読んだことのない人にお薦めです。

目次
はじめに
STORY1:はじめてであう企業経営 
       ダイコク芸能事務所・2代目物語
STORY2:何をつくり、どう売るか
       PCメーカー・ソモドール社の苦悩と戦略
STORY3:経験理論はむずかしくない
       トムズ・キッチンは今日も営業中
SUMMARY:キーワードでみる企業活動 まとめ


・・・・・ !!! ★ 超 超 超 超 超 お薦め ★  !!! ・・・・・


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