お薦めの1冊バックナンバー part 7 |
リクルートが教える営業マン進化術
中尾隆一郎、岡崎仁美著
全日出版株式会社 2003年7月31日発行 1600円
またもやリクルート関連本です。
ビジネスパーソンとして進化するには,営業がベースになり、営業を極めていれば職種を問わず活躍できるというという考え方がリクルートの人らしいもになっています。そしてリクルートの売れる営業マンの取材から得た共通項として営業IQ、営業EQというものを指標とし提示しています。営業IQとは「理路整然と顧客の問題解決をして成績を伸ばす」また、営業EQとは「顧客との良い関係性を維持することで結果として成績が付いてくる」と分けています。
売れる営業マンはこの両方を併せ持っているそうです。また、例えばスランプになった時にはこのバランスが崩れているとか、顧客のタイプと自分のタイプをこのパターンにはめて戦略を考えてみるとかシンプルですが面白いものです。
お薦めの1冊です。
目次
はじめに:「営業」を極めれば、ビジネスマンとして進化できる
第1部:理論と実例でみる営業マン「進化術」と、そのパターン
第2部:営業マン進化術T〜自分を知るところから、進化は始まる
〜現在のポジショニングの把握
第3部:営業マン進化術U〜進化の方向を定めよう
〜成功のカギはやりたいことをみつけて、やりたいことに向けて努力すること
第4部:営業マン進化術V〜営業IQを高める具体的ノウハウ教えます〜
第5部:リクルートのトップ営業マンの仕事術〜多様な志向、経験で、多様に進化〜
・・・・・ !!! ★ 超 超 超 超 超 お薦め ★ !!! ・・・・・ |
裏ビジネス 闇の錬金術
鈴木晃著
株式会社講談社 2003年3月20日発行 680円
タイトル、目次を見て興味を持つか持たないか?
目次
まえがき:
プロローグ
第1章:恐縮屋-舞台は修羅場の債権者会議
第2章:二八屋-強欲投資家が陥る「五倍投資」のワナ
第3章:解体屋-仕手株を売り抜ける驚愕のカラクリ
第4章:身分証偽造-”本物”の免許証はこうして作る
第5章:にんべん屋-証券業界を悩ませる偽造証券詐欺
第6章:軽油密造-色抜き重油を密売し、脱税分は丸儲け
第7章:探偵屋-インチキ調査の地方巡業
第8章:領収書屋-倒産会社の書類一式売ります
第9章:車両窃盗屋-暴力団と暴走族と外国人のカネ儲けプロジェクト
第10章:海上ラブホ-クルーザーがラブホテルに早変わり
エピローグ
・・・・・ !!! お薦め !!! ・・・・・ |
「ビジネス好感度」を高める本
浦野啓子著
株式会社講談社 2003年9月20日発行 524円
僕自身はあまりビジネスマナーとかを真剣に考えない方なのですが、なんとなく気になっていたことがあったので読んでみました。
なにが気になっていたかというと、第一印象が与える影響ってどうなんだろう・・・ってことです。あまり身に着けるものに気を配らないので、もし、これを気にかけて変えるとどうだろうか?イヤー、気分が変わるものです。
すいません!本の内容は書きませんでしたが、多分、ここを読む人たちには解り過ぎてて意味ないでしょう。でも、本当は読んだ方がいい人が多いのかも(笑)
目次
はじめに:こんなにおかしな話が私達の周りにはたくさんある
第1章:マナーには「暗黙のルール」がある(タブー集)
第2章:「似合っている」という早合点に要注意(服装)
第3章:「イエス」といわせる「聞き方」「話し方」の技術(言葉遣い)
第4章:「心」を感じさせるビジネス交際術(訪問・応対)
第5章:「顔の見えない」相手に要注意(電話・メール活用術)
第6章:「上司に好かれる」が仕事の鉄則(上司とのつきあい)
第7章:「新しい環境」を楽しくするために(異動・転職・新入社)
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ザ・会社倒産
別冊宝島編集部著
株式会社講談社 2003年7月9日発行 600円
僕のまわりでもいくつかの企業が倒産していきました。しかし、この本の中に出てくるような再生に成功した企業はありませんでした、というよりも再生をしようとしなかったということが正解でしょう。「カメラのニシダ」の話はテレビでも何回か取り上げられてたので知っている人も多いでしょう。
最後まで読んで印象に残るのは、絶対に潰さないという意思を持ったキーマンがいて、そこについていくスタッフがいることでした。極めて当たり前の話なんですが、こういう人たちがいない会社は事業内容がなんであれ、どんな状況であれ再生できないんだなということです。それは当事者にすれば「他にやれることがないから」なんて理由が本当だったりするのかもしれませんが1つのことに執着できるエネルギー!僕が持っていない力なので羨ましいものだと思いました。
皆さんも読んで力を分けてもらってください。
お薦めです!
目次
敗者は復活できるか
PART 1
・自主再建の星「カメラのニシダ」その後の頭脳戦略
・「ベンチャー企業の旗手」カンキョーを蘇らせた残留組たちの「紆余曲折」
PART 2
・こんなに明るい倒産者、見たことのない
・乗っ取り計画を阻止せよ
・「自由と平等」という名の下の破産
・出直し「青年実業家」の不幸せと希望
PART 3
・倒産・リストラは人生最大のチャンス、自分たちの手で新しい会社を作ろう
・かくして二代目若社長と銀行との長い攻防戦のゴングが鳴った
・団塊世代のトップランナーはなぜ失速したか?
・鮨屋の受難
・会社をツブした面々が会社を作った
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戦略的思考の技術 ゲーム理論を実践する
梶井厚志著
中公新書 2002年9月25日発行 760円
ちょっと前に流行ったゲーム理論ですが、実は僕は1冊も読んでいません。今回のこの本はパラパラとめくって見ると、そのゲーム理論っぽいのがわかりやすく書かれていそうなので買ってしまいました。
お薦めです。
目次
はじめに:
T 戦略的思考のススメ−戦略思考の基礎
第1章:戦略
第2章:先読みと均衡
第3章:リスクと不確実性
U 考えるヒント−戦略的経済分析のキーワード
第4章:インセティブ
第5章:コミットメント
第6章:ロック・イン
第7章:シグナリング
第8章:スクリーニングと逆選択
第9章:モラル・ハザード
第10章:値引き競争
第11章:オークション
あとがき
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「クビ」論
梅森浩一著
朝日新聞社 2003年6月30日発行 1200円
チェース・マンハッタン銀行など外資系企業でリストラ(著者はクビ切りと言っていますが)をし1000人のクビを切ったという著者が、そのクビ切りについて思うところが書かれています。
そもそも日本企業と外資系企業そしてそこで働く人達の考えの違いなどを詳しく説明していますが、非常に納得感のります。
例えば外資ではプロが必要に応じて採用され、仕事が終われば辞める・・転職などは極めて当たり前というポジティブな考え方だと、そして一方日本ではマイナスなイメージが付いてまわりネガティブなこととして捉えられている。
著者は正しいクビ切りの本質は「人材の流動化」と「実務の効率化」にあると書いています。この言葉を読むだけで自分に関係あるなくクビ切り、転職について考えてみるには良い1冊です。
これからの時代はいつ自分に関係するかわからないのでおかしな感情に走らないように読んでみてください。
お薦めです。
目次
まえがき:
第1章:クビキラー誕生
第2章:こうやって1000人のクビを切った
第3章:こんな社員がクビになる
第4章:日本企業という名の最悪のクビ切りシステム
第5章:大クビ切り時代をどう迎えたらいいのか
あとがき
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「よのなか」入門
藤原和博著
株式会社三笠書房 2003年4月20日発行 476円
初の民間人校長となった元リクルートの名物社員(?)藤原氏の著書です。すでに何冊も著者がありTVにも出演していてるのでその「さだまさし」にも似た風貌はご記憶の方も多いのではないのでしょうか?
この1冊は、「よのなか」への入門書として、著者が5年間に著した26冊への導入書として利用できます。
現在のある程度「普通化」してしまったリクルートではなく、パワーに溢れていたころの代表的なリクルートマンが、なぜ、校長先生になってしまうのか・・・
この変化を感じるためには、著者がどんな考えで世の中に立っているのかしることが重要だと思います。
その端を隙間みるには良い1冊です。
目次
はじめに:
「夢」の章:超・現実的な「夢」のかなえ方
「お金」の章:金銭的な損が人生を豊かにしてくれた
「コンプレックス」の章:ずっと、テーマが見つからなかった
「転機」の章:自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
「会社」の章:会社はビジネススクール
「人間関係」の章:「集客力」と「自分ネットワーク」を磨く
「改革」の章:やっと見えてきた「教育」というテーマ
「読書のススメ」の章:超・現実的な「夢」のかなえ方
・・・・・ !!! 超 超 超 超 お薦め !!! ・・・・・
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ロジカルシンキング 最強の仕事術
今井繁之著
株式会社三笠書房 2003年8月10日発行 533円
良い1冊だと思います。
現在のビジネスパーソンに求められるロジカルシンキング、今までにも何冊か紹介してきましたが単純にわかりやすいということであれば一番だと思います。各章ごとに簡単なケーススタディも掲載されていますので実際に考えながら読み進められます。
ちょっと難しい本だと、だからこの考えはどんな場面で使うの、使えるの?となってしまいますですがこの本は明確にヒントを得られます。
文庫本で安いですから、ぜひ、買って読んでみてください。
お薦めです!
目次
プロローグ:
この「ロジカルテクニック」があなたの問題を解決する
第1章:問題の「真の原因」をズバリをつかむ
−「原因分析」のプロセス−
第2章:「ベストな案」を的確に引き出す
−「決定分析」のプロセス−
第3章:トラベルを完全に”先読み”する
−「リスク分析」のプロセス−
第4章:「今やるべきこと」を完璧に把握する
−「状況分析」のプロセス−
第5章:「未経験の問題」を巧みにさばく
−「プロセス質問」−
・・・・・ !!! 超 超 超 超 超 お薦め !!! ・・・・・ |
トーキョー金融道
藤巻健史×成毛眞×松本 大著
株式会社講談社 2003年5月26日発行 1400円
藤巻氏、松本氏が師匠に成毛氏を弟子という設定で日本の経済、金融について語りあいます。どうやら内容は過激な発言も多くあるようですが、僕には少ししか理解できない〜わかりません。円安、円高、インフレ、デフレ・・・まず、理解しているようでしていないんだこれが!だからどこが過激な話かがわかりません、情けない!
だから内容についても書きようがない、ゴメンナサイ。
目次
トーキョー金融道のまえがき
第1章:トーキョー金融道、ダメな日本経済を立て直す
−スーパー・ハードランディングのススメ−
第2章:トーキョー金融道、アメリカ金融道に学ぶ
−いったい何がニッポンと違う−
第3章:トーキョー金融道、日本経済の問題を斬りまくり
−国内編−
第4章:トーキョー金融道、日本経済の問題を斬りまくり
−海外編−
第5章:トーキョー金融道、日本経済の問題を元気にする
−ニッポンを変える大胆政策−
特別付録:絶対にご利益あり?
トーキョー金融道流「カネ儲けの術」
トーキョー金融道の「あとがき」
師匠と弟子のプロフィール
・・・・・ !!! 超 超 超 お薦め !!! ・・・・・ |
10億円を捨てた男の仕事術
松本 大著
株式会社講談社 2003年5月27日発行 1600円
この著者の松本氏は、僕が尊敬の念を抱いている経営者の内の一人で、その発言、著書、経営している企業には期待していて、今回はその松本氏の1冊です。
ページをめくれば、ビジネスパーソンには勉強になる内容がてんこ盛りで、もう、ページを折りまくりで、すでに何度か読み返しました。
例えば「時価会計の発想」というところで、単式簿記は日本的な考えで家計簿的なもの、時価会計はさらに「時間の経過」というモノサシを加えて計るというアメリカ的な価値判断だと解説されています。納品の日が1日遅れればその仕事の価値の目減りが起きてしまうなどと身近な例で説明されています。
すべての章に読み応えがあり、その中でも僕の中で印象に残ったキーワードは「パースペクティブ」「クレディビリティ」「エクスキューション」です。
そして著者が悩んだ時に読むというモンテーニュのエセーを読んでみようかなと思いました。
超、超お薦めです!
目次
まえがき
第1章:「コミュニケーション」とは結果を出すこと
第2章:「時間感覚」を強く持とう
第3章:情報収集のカンどころ
第4章:自分を高める「ビジネス現場での心構え」
第5章:悩んだ時の心の処し方
第6章:もしも起業したならば
第7章:まずはアクションを起こそう
・・・・・ !!! ★超 超 超 超 超★ お薦め !!! ・・・・・ |
モチベーションを高める本
自分を変える チームが変わる
菊入みゆき著
PHP研究所 2003年7月18日発行 533円
仕事の基本はやはり心にあるのでしょうから・・・モチベーションは大切ですよね!モチベーションが低ければ結果は出ないでしょうし、成長もしません。モチベーションがあってこそ知識や知恵が役立ち、そしてテクニカルな話が出来るわけですから。
さて、この本の中では旅行代理店、広告代理店、オフィス用品販売の3つの会社をモデルに管理者が部下のモチベーションの低さを解決しようとします。そしてその中で、その部下の気持ちや人間関係の問題があればその相手、そしてその管理者の気持ち通して考えられるようになっています。また、取り上げられている問題はどこの会社でもあるようなものです。さて、下がってしまった部下のモチベーションをどのように解決するのか、出来ないのか?
お薦めです。
目次
プロローグ:あなたはどのような仕事生活を送ってきましたか?
部下とは仲良くやろうと思ってるのに・・・
Episode1:優秀すぎる部下が異動してきたケース
Episode2:ベテランと新人の間に確執のあるケース
Episode3:周りに溶け込もうとしない年上の部下のケース
好きなようにやっていいと言っているのに・・・
Episode4:できる社員が、すぐ辞めてしまうケース
Episode5:自分で考えようとしない部下のケース
予算・ノルマを持たせたものの・・・
Episode6:目標が高すぎてあきらめてしまう部下のケース
Episode7:予算やノルマに全く関心を持たない部下のケース
Episode8:絶対にノーと言わない部下のケース
あとがき
・・・・・ !!! 超 超 超 超 お薦め !!! ・・・・・ |
モバイルビジネス戦略
株式会社サイバード著
NTT出版株式会社 2002年11月18日発行 1800円
出版された当初は購入しなかったのですが、改めてペラペラと読んでみると興味をひいたので今回、購入してみました。
キーワードになっているのは”プラスモバイル”つまり単独でモバイルを考えるのではなくプラスする発想を持ちましょうということです。そしてモバイルの特性とは何か?これが徹底的に書かれています。
しかもこの手の本にありがちなモバイルを使ったコンテンツビジネスを中心に構成された夢見たような内容ではなく、リアルビジネスに密着した実践的なものになっています。
広報、広告、営業など様々な担当者の方もそのツールとしての特性をよく理解して使えば面白い材料だということがわかると思います。
僕のビジネスの中でもモバイルには接点がありますが、取り組みとしては浅いものでしかありません。
目次
はしがき
序章:いざ、モバイルビジネスワールドへ
第1章:モバイルビジネスの可能性を探る
第2章:モバイルビジネスにどう取り組むべきか
第3章:プラスモバイルの発想
第4章:モバイルをビジネス戦略に生かして成功した「事例」
第5章:モバイルによるマーケティング戦略立案方法
おわりに
参考文献
・・・・・ !!! 超 超 超 超 お薦め !!! ・・・・・ |
戦略思考コンプリートブック
河瀬誠著
株式会社日本実業出版 2003年7月10日発行 2000円
僕も多くの同様の戦略本を読んでいますから、さすがに他の本と重複する内容がほとんどでした。(あたり前ですが)
しかし、ツールの紹介の仕方やトレーニングの出し方とかは他の本に比べると非常にわかりやすいです。
この手の本を読んだことのない人には入門書としてお薦めします、多分、凄くわかりやりすくて実践で使っていく手引書としてはレベルの高い本でしょう。
巻末の「1口コメント付ブック紹介」というお薦め本を紹介するコーナーのコメントが僕と似てる・・・
お薦めです。
目次
はしがき
序章:戦略思考であなたの付加価値を高めよう
第1章:オリエンテーション 戦略思考のアプローチを知ろう
第2章:基礎トレーニング1 左脳でイシュツリーを作る
第3章:基礎トレーニング2 右脳で仮説の手がかりをつかむ
第4章:実践テクニック1 論点を分解し初期仮説を作る
第5章:実践テクニック2 仮説を実際に検証してみる
終章:戦略思考であなたの人生を豊かにしよう
おとがき
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ネットのパン屋で成功しました
田中明子著
株式会社筑摩書房 2003年7月10日発行 1200円
最初の印象はこの手の本にしては装丁がとてもキレイな本だということでした。で、中身はというと元々OLをやっていたという著者が世田谷区三宿に高級パン屋を出店し、ネット販売で成功するまでの話です。
パン屋といっても昔からある町のパン屋、チェーン店のパン屋さらにメーカーの商品を販売している、自店で焼いているパン屋など分類の仕方はいくつかありますが、どちらにしても競争が激しいのは間違いないと思います。
さて、この競争の中で「ルセット」というお店は何をコンセプトに、何を差別化として経営されているのか?基本になる考え方はパン屋だけのものではないでしょう!
しかし、パン屋というのは労働時間が長いし、肌は荒れるし大変な商売なんだな〜と知りました。
そんな小難しい話ではなく、ボリュームもないので気軽に読んでみると面白いと思います。
はじめに
@「ルセット」誕生のきっかけ
A繁盛するパン屋を作るのは難しい
Bパン職人の厳しい環境
C資金はどこから調達するか
D立地が運命を左右する
E既存の店には無いイメージの店作りを目指そう
F製造機材は高価
G資金はいくらあっても足りない
Hインテリア備品は店の雰囲気そのもの
I仕入先は大切な情報源である
J決め手となるコンセプト・素材・製造方法
K販売方法には知恵と努力が必要
Lネット時代ぼパン屋で確実に成功するには
Mルセットはどこにいくのか
Nパン屋を目指している人・独立を目標としている方へ
終わりに
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スピード思考の技術
矢矧 晴一郎著
成美堂出版株式会社 2003年7月20日発行 562円
内容は良いのですが、ちょっと鼻持ちならない書き方が読みにくくしていて残念です。私はスピード思考で何をやりました、できました。これが凄くてホントですか?と聞きたくなるような感じです。しかし、そのスピード化へのための行動の細分化と対処は参考になります。多分、普通の人には実現は不可能でしょうからその一部を実行してみることをお薦めします。
仕事上でのイレギュラーに対する処理は僕も参考になりました。極論すれば朝起きて寝るまでの一つ一つの行動半分の時間でやれば、使う時間は半分になり、残り半分を他のことに使えます。
他にもその細分化された内容を自分でやる気になるか当てはめてていくと結構いけるかもしれません。
ただ、著者も友人に聞かれたそうですが、窮屈そうだな、とは思います。
目次
はじめに
第1章:「部分」と「全体」を見直せ
第2章:「考える道具」をもとう
第3章:速読・速習のテクニック
第4章:「渋滞ポイント」を回復せよ
第5章:「人の頭」を大いに使え
第6章:「拙速」を防ごう
第7章:常に「まっすぐに生きる」ために
おわりに
・・・・・ !!! 超 超 超 お薦め !!! ・・・・・ |
”おまけの1冊”
小説電通
大下英治著
株式会社ぶんか社 2003年6月10日発行 1500円
この本は1981年に出版された単行本の再出版ものです。広告代理店の代名詞とも言える天下の「電通」。その巨大化し、力を持ちすぎてしまったが故に、生まれてくるその暗部に焦点を当てた小説です。
ストーリーを簡単に紹介すると・・・・・
「電通勤務」「フリーライター」「家電メーカー広告部勤務」 大学時代の同級生3人が電通という会社を中心に翻弄されます。そして、日本の広告業界の闇を浮き彫りにするために外資系広告代理店が登場し、日本における電通の「一業種他社システム(?原文まま)」という海外では考えられない歪んだシステムを取り上げ、また、そのクライアントに関する人事権までも関わるというあまりにも強大な力を見せつけられます!登場するクライアントの社名もすぐわかりますし、一部実名ですし
面白い1冊です。
それにしても汐留の電通本社も凄いし、どこまで行くのか・・・その牙城は揺るぐことはないのか?博報堂をはじめ他の代理店もがんばってはいるけど穴がなさそうだな〜、インターネット広告が始まった時はチャンスがあるのかとも思ったけど、やっぱり電通がその気になってしまえば勝てないよね。
・・・・・ !!! 超 超 超 超 お薦め !!! ・・・・・ |
リーダーシップの本質
真のリーダーシップとは何か
堀 紘一著
ダイヤモンド社 2003年6月26日発行 1500円
最近、よく読んでいるドリームインキュベーターの堀氏の新刊です。
あまりリーダーについてみたいな本は読みませんが、堀氏の著書ですから面白い視点から書かれているんだろうなと購入してみました。
基本的にはリーダーという位ですから経営者の方が読む本でしょう、ありがちなプロジェクトリーダーとかまで幅を広げるのではなく絞られている内容になっています。
そのリーダーにも種類があって、組織とかから与えられるフォーマルリーダー、自然にリーダーシップを得るインフォーマルリーダーの2種類があると・・・もう、この辺から認めて書いてしますところがやはり素晴らしいと思います。同じリーダーでもこの点にすでに振り分けしてしまう、どちらが有力かは明らかなことでしょう。などリーダーとは何か?そしてその在り方、リーダーによって組織や下で働く人間にどんな影響が起こるのか?
現在、経営者ではなくても読み砕けば、きっと何かの場面(曖昧だな〜)で役に立つと思います。
誰でもかれでもと幅広くはお薦めしませんが、成長したい方には超お薦めです。
目次
序章:真のリーダーシップとは何か?
第T部 リーダーシップの本質
第1章:リーダーという存在
第2章:組織とリーダーシップ
第3章:リーダーの仕事
第U部 リーダーシップの方法
第4章:状況判断と意思決定
第5章:リーダーシップの表現と技術
第6章:リーダーに求められる力
第7章:リーダーシップを学ぶ
あとがき
・・・・・ !!! ★ 超 超 超 超 超 ★ お薦め !!! ・・・・・ |
オンライン・コミュニティがビジネスを変える
コラボレーティブ・マーケティングへの転換
村本理恵子・菊川暁著
NTT出版株式会社 2003年6月21日発行 2400円
何人か注目している経営者、会社があって、そのビジネスストーリーを出版して欲しいと思っています。
今回はその中の1社「ガーラ」の会長・社長の二人がオンライン・マーケティングについて大変興味深い内容の1冊を出版しました。残念ながらビジネスストーリーではありませんがマーケティング、ネットビジネス
に関わってる人には勉強になると思います。このガーラという会社を知らない人もいると思いますが簡単に説明するとオンラインのコミュニティに関する事業を中心にやっています。有名なところではガーラフレンドが挙げられます。これからの企業がオンライン上で重要になってくるものの中心はコミュニティにあるとし、その重要性について解説されています。
僕は結構マーケティングに関する本は読んでいますが初めて聞く用語があったりとか、なるほどねと思う理論とか大変面白い内容でした。
もともと昔から「お気に入り」に入れていた会社ですから嬉しかったのですが、次はぜひ、ビジネスストーリーの出版を期待したいところです。
お薦めです。
目次
まえがき
序章:なぜいまオンライン・コミュニティなのか?
第1章:もうひとつの生活空間ーオンライン・コミュニティ
第2章:オンライン・コミュニティの構築と運営
ーいかにユーザーを集める仕組みをつくるか
第3章:コミュニティを活用するーコラボレーティブ・マーケティングへ
第4章:コミュニティの経済価値
ーコストセンターからプロフィットセンターへ
終章:コミュニティの未来を考える
あとがき |
サンプラザ中野と松本大の株本
投資のための集中講座7コマ
サンプラザ中野・松本大著
日本経済新聞社 2003年4月25日発行 1400円
ロックシンガーサンプラザ中野氏とマネックス証券の松本氏が株の初心者や株を始めたい人に向けてわかりやすく紹介しています。
もちろん内容的には個人投資家を増やしましょう、という趣旨なんでしょうが、だからこそ株について面白くわかりやすくなっています。ギャンブルと株、預金と株さて、どちらがリスキーでしょうか?株をやってないから株価は関係ないやと思ってる人たちがいますが、そんなことはないんですよとか・・、日本の個人金融資産
1200兆円を運用しているのは100人程度だという驚く話とか非常に面白いく役立ちます。
僕もミニ株をやってみたいなと思っていたので株の買い方とかは参考になりました。
これから株を密かに地味(笑)にやってみようという人にはお薦めです。
目次
ステップ1:ようこそ株の世界へ
ステップ2:サンプラザ中野と株にチャレンジ
ステップ3:経済ニュースに強くなろう
ステップ4:会社研究に強くなろう
ステップ5:株価チャートに強くなろう
ステップ6:投資を通じて世界をみる目を広げよう
ステップ7:「賢明な投資家」への道
・・・・・ !!! 超 超 超 超 超 お薦め !!! ・・・・・
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カリスマ社長が教えるこの先稼げる人 ずっとだめな人
小山 昇 著
PHP研究所 2003年6月5日発行 1300円
株式会社武蔵野の小山社長の1冊です。
僕は小山社長の著書を読むのは3冊めですが、いつもオーっと思うことと、そうかなって思うことが極端にあるのでよく考えられます。
そして、ちょっとIT活用とか組織論には、気恥ずかしい表現があるのでつらかったりしますが・・・。
ただ、やはり実績に裏付けられた、大企業とは違う中小企業ならではの内容は、大変、勉強になります。
講演もやっている著者の経営論(実行)は中小企業の経営者には役立ちます。お薦めです。
目次
はじめに
第1章:これから”必ず伸びる人”の共通点
第2章:”時代が求める仕事”ができる発想法
第3章:”このコミュニケーション”で結果は大きく変わる
第4章:「今の人材」を生かす組織 だめな組織
第5章:身近にある、すぐに役立つ勉強法
第6章:”この先稼げる人”になる9つの習慣
おわりに
・・・・・ !!! 超 超 超 お薦め !!! ・・・・・ |
なぜか「仕事がうまくいく人」の習慣
世界中のビジネスマンが学んだ成功の法則
ケリー・グリーソン 著
PHP文庫 2003年4月16日発行(2001年3月初版刊行) 629円
ちょっと古い本ですがハードカバーで買ってまでは読みたいとは思ってなかったので文庫本で出た今回買ってみました。
どうせかったるい、わかったようなことを書いてあるんだろうなと読み始めると・・これがどうして為になる1冊でした。
安いですから買ってみてください。そして実行すれば明日からの仕事の効率アップが確実に上がります。
お薦めです!
目次
はじめに
序章:能率向上プログラム(PEP)とは何か
第1章:すぐやる!
第2章:すぐに整理する
第3章:機械的に行う作業を決める
第4章:すぐに計画する
第5章:再確認と仕上げ
第6章:すぐに正しくやる
第7章:歩きまわりコミュニケーション
第8章:すぐに整備する
おわりに・・・ひとつだけ、新しい習慣を
・・・・・ !!! 超 超 超 超 超 お薦め !!! ・・・・・ |
女子大生会計士の事件簿2
山田 真哉 著
PHP研究所 2003年4月16日発行 950円
この本は会計に関わる内容を事件にして紹介していく小説で、第2弾です。
僕は第1弾の時はあまり評価していませんが、小説として読めば全く力をいれずにリラックスして読めます。
でも、実は意外と役立つかも知れません。(笑)ちゃんと用語解説もありますしホント面白いかも・・土曜日の2時間ドラマにいいかも・・ちょっと地味かな?
目次
第1章:「競艇場から生まれた」事件−領収書の話−
第2章:不器用なエンゲージリング」事件
−売上・借入金・貸付金の話−
第3章:「綺麗だね」と僕が言った!?−商品の評価の話−
第4章:「騒がしい探偵や怪盗たち」事件
−インターネットとインサイダー取引の話−
第5章:12月の祝祭−数字の話−
女子大生会計士の事件後2
あとがき
・・・・・ !!! 超 超 超 お薦め !!! ・・・・・ |
MBAの「決める」技術 最強の意思決定
斎藤 広達 著
PHP研究所 2003年6月11日発行 1400円
素晴らしい1冊です。
ビジネスに限らず、人生の1分1秒が意思決定の連続です、そして死ぬまで続きます。ならば、少しでも良い意思決定をしていきたいものですが、さて、その為には何ができるのでしょう?結局、ここでも出てくるのは論理思考で、この思考が役立ちます。何のために意思決定をするのか、その判断に間違った要素が入っていないのか、無意識に自分に都合よく解釈していないか等々テクニカルな部分に触れ、さらにいくつかの思考用ツールが紹介され
ています。 この本はビジネスでの意思決定について書かれているのですが、例えば新規事業を行うときにはどんなことを気をつけて意思決定するのか?不確定要素が多い時はどうするのか?とにかく全てのビジネスマンの参考になると思います。
超お薦めです!
目次
はじめに
序章:今、なぜ意思決定力が求められているのか
第1章:意思決定する内容をクリアにする
第2章:「ロジック」を駆使して意思決定をする
第3章:「無意識のワナ」による、誤った意思決定を避ける
あとがき
・・・・・ !!! ★超 超 超 超 超 お薦め★ !!! ・・・・・ |
錬金術のしくみ
ベンチャー上場
多数 著
株式会社宝島社 2003年6月23日発行 1600円
あれだけの騒ぎは一体どこに行ってしまったのか?やれITベンチャーだ起業だと連日新聞紙面を飾り、テレビが取り上げていたのがウソのような感じさえします。しかし、そんなブームが起きていたことは事実ですから、そのことが今も確実に影響として継続されています。そんなベンチャーブームの総括的な部分、現状、未来を多数の著者で書いています。
この辺の話に興味がある、好きだと言う人はどうぞ!
目次
Intoroduction :目指すべきはベンチャーである
巻頭提言:上場の光と影 ”ヒモつき錬金術”を斬る
第一話:上場に挑んだ起業家達
第二話:ベンチャー上場の現実と未来
第三話:ベンチャーキャピタル
第四話:ベンチャー投資の基礎知識
・・・・・ !!! 超 超 超 お薦め !!! ・・・・・ |
ソニー生命トップセールスマンが教える
ガチンコ営業道
鈴木康友著
株式会社日新報道 2001年8月6日発行 1400円
結構、おなじみかも知れませんソニー生命のトップセールスマン鈴木氏がその営業について書いています。最近、よく聞くライフプランナー!今までの生命保険の外交員と何が違うのか・・形のない、しかも安くもない生命保険を売るには何が必要なのか、何が大切なのか、読んでみると保険に対する考え方が変わるかも知れません。たまたま、今週読んだもう1冊がリクルートに関する本でしたが、ソニー生命やプルデンシャルといった保険会社には元リクルートの優秀な営業マンが多く転職していることは以外と知られていないかも知れません。かく言う僕も元リクルートの営業さんに誘われてソニー生命に加入しています。
結構、お薦めです。
目次
まえがき
第一章:ゼロからのスタート -最初からトップはいない
第二章:セールスに秘術なし -私を支えた六つのポリシー
第三章:お客様は最良の友
-友達のために、何をしてあげられるだろう
第四章:年間二百件の新規契約 -成功する顧客開拓の具体例
第五章:私のセールスグッズ -持ち物にも哲学が宿る
第六章:お客様がお客様を呼ぶ
-どうすれば紹介の連鎖が生まれるか
第七章:心の機微をついた演出を
-ちょっとした工夫で、相手の心をひきよせる
第八章:既契約は宝の山 -時には損得勘定を抜きに動く
第九章:保険セールスの王道
-金融ブローカーではない、ライフプランナーだ
第十章:ソニー生命のライフプランナーとして
-生涯一捕手を貫く覚悟
初めの一歩
あとがき
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トップセールスマン列伝
大事なことはみんなリクルートに教わった2
柳谷杞一郎/藤田久美子著
雷鳥社 2003年3月6日発行 1500円
この本は「大事なことはみんなリクルートに教わった」の第二弾です。
全員、すでにリクルートを退社され、自らの会社を率いて活躍されているOBのインタビューを中心に構成されています。
共通しているのは辛らつなお言葉で答えでようが、なんだろうがリクルートに対する愛着がよくわかります。
面識のある方もいらっしゃたりして、一弾の時よりも興味深く読みました。やはり元リクの方たちはDNAが同じだということがよくわかります。
もう何回も書いてるからリクルートについては書きませんが、これだけ辞めた人たちが思いをもってる会社も珍しいでしょうから在籍時の影響が凄いんだろうなと思います。(他の企業にも強力な会社があるみたいですね)
目次
はじめに
第一話:営業マンは顧客の信頼を得るために存在する
第二話:お客様の「気持ちよくなってもらいたい」という姿勢
第三話:営業の成果は量×質×やる気である
第四話:わからないことはお客様に教えてもらう
第五話:リクルートの原点は人、いまこそ原点に帰るとき
第六話:ビジネスで重要なのはノーディールと言える勇気
おわりに
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コンサルティング業界 仕事と戦略
みんなの就職 コンサルティングキャリアグループ著
東洋経済新報社 2003年5月8日発行 1700円
この本は大学生の就職研究向けだと思いますが、なかなか面白そうだったので購入してみました。
現在の日本におけるコンサルティングファームの状況やコンサルタントの仕事などを実際に働いてる人達のインタビューを中心に構成されています。
巻末には多くのコンサルティングファームの情報が掲載されていて、あれ、こんなにあるんだと改めて気づきました。
中途でコンサルティング業界に転職を考えている若い人たちにも役立つでしょう。
目次
まえがき
chapter1:コンサルティングファーム 興亡と構造変化
chapter2:コンサルティングファーム 仕組みとコンサルタントの仕事
chapter3:トップが語る「我が社の戦略と展開」
chapter4:人事部発 コンサルティングファームへの就職と仕事
chapter5:コンサルティングファームからの飛翔
− ビジネスの開拓者たち−
chapter6:コンサルティングファーム・企業データ
あとがき
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MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術
くらたまなぶ著
日本経済新聞社 2003年4月21日発行 1500円
著者はリクルートで「とらばーゆ」「フロム・エー」「じゃらん」など14のメディアを開発した帯から抜粋すれば”リクルート伝説の男”です。大勢の人が学生時代や転職の時に買った覚えがあるメディアの多くをどんな考えや方法で立ち上げたのか面白い内容です。
タイトルからわかるように、決してスマートではなくかなりいなたいですが(笑)納得感があります。
いわゆるマーケティングではよく使われる「顧客の属性分け」を否定し、特定の対象を徹底的に絞り込んだ上で方向付けをし、メディアサイドの都合ではなく顧客が使う場面を仮定しまくり想定し検証していくという本当の意味での顧客側に立ったものが中心になっていると思います。また、ひとくくりにされがちな市場調査とマーケティング調査を明確に分けることがポイントになってて、メディアの立ち上げに重要なのは「マーケティング調査」としています。
この本はメディアだけではなく商品・サービスなんでも新しく立ち上げるときには参考になる内容です。ぜひ、読むことをお薦めします。
目次
第一章:ちゃんとふつうに生活すること
第ニ章:「人の気持ち」を聞いて、聞いて、聞きまくる
第三章:「不」のつく日本語を求めて
第四章:ひたすらブレストをくり返す
第五章:不平不満をやさしい言葉でまとめる
第六章:まとめた言葉をカタチにする
第七章:プレゼンテーション−市場への第一歩−
第八章:「起業」−夢を見すえて変化に即応する−
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社長失格の幸福論
板倉雄一郎著
英治出版株式会社 2003年5月2日発行 1500円
やっと、やっぱり、またかよ・・多分、書店でこの本を見た人の感想は当然、様々だと思います。
ちなみに僕は著者である板倉氏のHPで知ったのですが、なんとなくタイトルから期待せずに、しかし、発売日に購入しました。
なんか恋愛話とかそんなことでも書いてるのかな〜と思いつつ電車の中でページをめくるとアレ?違う・・・・「社長失格その後」といった感じじゃないですか、一気に高まる期待感!そして読み進めていくうちに、待ってた本が出た〜という気持ちに変わりました。
ご存知、ヒット作「社長失格」はハイパーネット倒産までが書かれていたわけで、その後はどうなったんだろう?たぶん多くの読者が知りたかったのではないかな。糸井重里氏が運営する「ほぼ日刊イトイ新聞」の「懲りないくん」を読んでる人や講演を聴いた人などは多少は知ることができたと思いますが1冊の本にまとめられれば、それは興味深いものになるはずです。もちろん僕はいろいろなメディアをチェックしてましたので板倉氏の活躍は断片的には知っていました。
さて、内容の方はというと 「社長失格その後」と感じたとおりで倒産後、板倉氏がどう考え、何をして、どこに向かおうとしているのかの一種過去の清算という風に受け止められる内容です。
読み終えた感想といえば、僕は債権者でも何でもありませんから書けるのですが、ただ、一読者として何か清々しさを感じ、また、これから大きな舞台で活躍していくんだろうなと素直に思いました。と、同時に僕がこの「お薦めの1冊」を始めるキッカケになった「社長失格」、ビジネスで煮詰まれば読み直したこの本ですが、そういった影響にありながら興味を持ち続けたハイパーネット周辺のこと、しかし、今、この「社長失格の幸福論」を読み終え、自分から切り離せたなと不思議な気分です。
それから、多分、ご本人もこの手の本を出版されるなは最後なんじゃないかなと思います。
しかし、やはり、きっと人物だろう板倉氏の活躍には期待しています。そして、今度は「社長復活」なんて本が出版される日を待ちましょう(笑)
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超☆ お薦め !!!!! ・・・・・
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人と違うことをやれ!
堀 紘一著
株式会社三笠書房 2003年3月5日発行 1500円
偶然ですが掘氏の著書が続いてしまいましたが、またもや素晴らしい内容の1冊です。ビジネスパーソンにとって何が必要なのか、その点を堀氏の経験から語られています。
全篇に出てくるのはとにかく”考えること”そういうことだと思うのですが、では何が考えてることで、何が考えてないことなのか・・
お薦めの1冊です。
目次
はじめに-心配無用、この頭さえ使えば必ず”次の手”がわかる
1章 戦略のある人とない人ではこれだけの差ができる
1:「気をつかうより頭を使う」ことに徹する人
2:あなたは、生き方にこの「戦略」があるか
3:「戦略する頭」が自分をよく生かす
2章 堀流「考える力」を徹底的に鍛える
1:”ハーバードが教えてくれたもの”とは一体何か
2:「考える力」のベースになる”三つの素”
3:これが「まったく手がかからない」情報収集・活用術
4:この「頭」を使って”こう”考えよ
3章 この「信頼」が自分を保障してくれる
1:「信頼」とは”これほど”力を持っているもの
2:たくましい「想像力」と「プラスαのセールスポイント」
3:これが「まったく手がかからない」情報収集・活用術
4章 他人の力を借りる、生かす
1:「先に相手に得させる」とつき合いは長続きする
2:人生の師から学んだ「意外性の交際術」
3:人間は中身があっても「愛い奴」でないと
5章 これまで「違うところ」に頭を使え
1:「原因他人説」に逃げ込むな
2:「これまでのやり方と違う」ところにしか活路はない
3:「想像力」の豊かな人、まるで貧困な人
6章 これから10年、「勝ち抜く」生き方
おわりに
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超☆ お薦め !!!!! ・・・・・ |