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お薦めの1冊バックナンバー part10

稼ぐが勝ち ゼロから100億、ボクのやり方
堀江 貴文 著
光文社 2004年8月10日発行 1200円

 まさに旬の人の本なわけですが・・・前作にもがっかりさせられ、またもや期待はずれ!もちろんボクの勝手な期待なうけですから文句を言う筋ではありません。しかし、堀江社長のポジションから考えれば、まずはここまでのビジネスストーリーを出してから、この手の内容を出して欲しい。特に今回は・・・商売的にはタイミング良し、しかし、人物の評価は下がりそう。内容もやっつけっぽいし、一般的には嫌われる内容、表現なんだな。正直、読んでてなんでこのタイミングなのに、ナゼこの内容なのか首を傾げてしまいました。
 内容と言えば、思っていても話さないようなことをハッキリ言い切っている、読者への応援でもあり、世の中へのある種の変革を要望している?そんな感じです。
  しかし、決して悪い内容ではありません!視点を変えたり、よ〜しという気になりたい若い人には良いと思います。おじさん、おばさん達は眉をひそめると思いますが(笑)。
 先週の売上1番だそうです。

 次こそはと期待しつつも、お薦めの1冊です。


- 目次 -

はじめに:この本を手にとってくれた人へ
第1章:カンタンに壁を破る人・ゼッタイに破れない人 コネ・資金ゼロからの起業術
第2章:堀江流「シンプル・イズ・すべて」 売上100億の経営術
第3章:いま考えていること・これからやること 100億から300億へ未来の種
おわりに:若いうちほどカンタンです。

・・・・・ !!! 超 超 超 超 超   お薦め  !!! ・・・・・

LINUXいかにしてビジネスになったか コミュニティ・アライアンス戦略
国領二郎(監修)佐々木祐一・北山聡 著
NTT出版 2000年9月25日発行 1900円

 新刊と勘違いして購入してしまいましたが、内容はなかなか興味深いものでした。コンピュータのOSであるリナックスを中心にビジネスモデルをコミュニティという側面から解説しています。知っている方も多いと思いますが、このリナックスはネット上で公開されたフリーソフトです。他にも各種のフリーソフトが配信されていますが、リナックスは多くのメーカーを巻き込んでビジネスとして成長しました。これはフリーとして公開した側とビジネスにしたい側と一見合間見えないもののようですが、きちんとビジネス側が価値を加えて成り立たせています。
 僕は4章の中の「情報に対する収益モデルと広告モデルの矛盾」が面白かったです。また、自分達が設計してパームトップを作るというオープンハード・プロジェクトという話も興味深いものでした。、コミュニティだけでは収められず企業化する必要が起こり、しかし、当初の目的から逸脱しないように合資会社化するなど関係者へとの連携を重視した理にかなったものです。さらに、LETS「地域交換取引制度」という「地域で自分達の通貨を作り流通させるための仕組み」 というのもやはり興味深いものです。これは、1983年にカナダのバンクーバで失業率20%を超える不況の中で生まれた仕組みです。
 などなどコミュニティやオープンな世界から生み出されたものを編集(意味は広い)という作業で経済価値をつけていくというビジネスモデルの考え方として参考になる内容です。

 お薦めの1冊です。ちょっと古いけど。


- 目次 -
監修のことば
プロローグ:レッドハット社のIPOと1150人の株主
第1章:リナックス企業のビジネスモデル
第2章:起爆剤としてのコミュニティ・アライアンス
第3章:コミュニティが生み出す編集価値
第4章:編集価値から経済価値へ
第5章:戦略としてのコミュニティ・アライアンス
あとがき

・・・・・ !!! 超 超 超 超 超   お薦め  !!! ・・・・・

ケースブック 経営戦略の論理
伊丹啓之・西野和美 著
日本経済新聞社 2004年4月19日発行 1900円

 一橋大学大学院商学研究科経営学修士コースの教授が中心になってケーススタディを集め構成された1冊です。
著者はケースタディは真似るものではなく、その経営のディテールからさまざまな経営に関する論理を考えるための材料、論理的推論の場を提供するものだと云っています。
各章ごとに2,3社の実例を挙げながら読者も考え、学ぶことができるようになっています。正直、僕にはしんどくてなかなか読みきれないのですが、がんばっています。
経営に興味のある人にはお薦めの1冊です。


- 目次 -

序章:ケースから、いかに学ぶか
    ケースディスカッション実況中継(セイコーエプソン)
第1章:戦略の顧客適合
(キリンビール/ドン・キホーテ/花王)
第2章:戦略の競争適合
(松下電器産業/船井電機/三星電子)  
第3章:戦略のビジネスシステム適合
(HOYA/ミスミ)
第4章:戦略の技術適合
(島精機製作所/セイコーエプソン)
第5章:見えざる資産
(アスクル/ローム)
第6章:戦略の資源適合
(ファンケル/シャープ)
第7章:戦略の組織適合
(トヨタ自動車/アサヒビール)

・・・・・ !!! 超 超 超 超 超   お薦め  !!! ・・・・・

やればできる 日本初・外国人頭取の銀行改革
タッド・バッジ 著
徳間書店 2004年3月31日発行 1600円

 売却された旧東京相和銀行、現東京スター銀行の頭取タッド・バッジ氏が旧体質前とする日本の銀行を再生させるのにどんな手法を使ったのか、また、そのタッド氏のバックボーンは何なのかを紹介しています。義や和を重んじる銀行の体質にwin-winの感覚を持ち込み、行内では古い慣習やカルチャーを排除し、ビジネスを考えられる環境に改革していきます。顧客に向けては従来の窓口業務ではなくファイナンシャルラウンジという形式をとってより利用しやすいもにしています。他にも既存銀行との差別化を図っていきます。僕は、この本を読んでスター銀行に口座を作ってみたいなと思いました。
 以前はハゲタカファンドなどありがたくない呼称をされていた外資系ファンドも考えてみれば、ただ、企業を健全化させているだけですから助かる方面も多いはずです。しかし、日本らしい感情論でマスコミも騒ぎ本質は見落とされていたのかもしれません。そんなことも分かる内容にもなっています。そして、今新たに設立が期待されている東京都が行政を主体に誕生させるという銀行。そして木村剛氏が支援する日本振興銀行についてもコメントがあります。

ボリュームはないのですが読み応えのある内容になっています。

お薦めの1冊です。


- 目次 -

プロローグ:日本暮らしは通算14年。日本語でお話します。
第1章:私が見た「日本の銀行」
第2章:東京スター銀行流「銀行改革」 
第3章:私のキャリアを生んだもの
第4章:日本企業へ、日本のビジネスパーソンへ
エピローグ:日本経済は、復活の第一ステップをすでにクリアしている

・・・・・ !!! 超 超 超 超 超   お薦め  !!! ・・・・・

凡人の逆襲
神田昌典×平秀信 著
オーエス社 2002年12月5日初版発行 1300円

 私達が普段仕事をしている中に、宝の山があるという著者。それは何か?その見つけ方のレクチャーから、実際にお金に変えるビジネスにするにはどうすればいいのか?また、どう売ればいいのか?などを紹介しています。ただ、いわゆる凡人にでもできるというにはやっぱり無理でしょう。しかし、起業家マインドのある方には参考になると思います。
 そして、いくつかの実例を挙げ、その中心になっているのが住宅販売会社のエルハウスという会社で著者でもある平氏の会社です。このエルハウスという会社がこの本に掲載されているような成長をしていて本当?というところもありますがきっと本当なんでしょう。
 僕が、この本でちょっと惹かれた部分は「殿様セールス法」! ようするに顧客と対等に付き合おうという観点で、ヘイコラと米搗きバッタにはならずに断るものは断るといったことでしょうか。
 他にも面白い内容が盛りだくさんです。

お薦めの1冊です。


- 目次 -

序章:あなたの仕事は宝の山
第1章:あなたも逆襲できる
第2章:今までの陳腐な経験を金ピカに変える方法 
第3章:凡人を最強セールスマンに変える方法
第4章:圧倒的な数のお客さんを集める方法
第5章:マスコミに登場して大儲け!有名人になる方法
第6章:逆襲する前に
最後に:二人の凡人からのメッセージ

・・・・・ !!! 超 超 超 超   お薦め  !!! ・・・・・

挑戦 起業家育成への道
塩沢由典著
日刊工業新聞社 2004年6月30日初版発行 1700円

 この本は大阪市立大学大学院創造都市研究科アントレプレナーシップ研究分野で行われている起業家育成の授業を基礎にまとめられているそうです。
 第一部は、当院の教員二名がこの研究分野にかける思いや概要、特徴などを述べています。第二部は授業のアントレナーシップ・ワークショップTで講演されたベンチャー創業社長の講演内容がまとめられています。そして第三部は実際に起業するためにビジネスプランについてと投資を受けるためのベンチャーキャピタルについてを述べています。
 多分MBAを連想される方も多いと思いますが、MBAとは違うものです。MBAはマネジメントを学ぶものですが、この講座は起業を学ぶものですから似ていて違うものです。この大学が目指すものとしてバブソン大学を挙げています。ハーバード大学やスタフォード大学などがビジネススクールとしては有名ですが、あまりバブソン大学を知っている人はいないんじゃないでしょうか?しかし、USニューズ紙でビジネススクール一般のランキングとしては全米50位以下ですが、起業家という部門では11年間連続で1位だそうです。 まだまだ、日本には高知大学とこの大阪市立大学位で数の少ない起業家育成教育をやっていないわけですから、その授業など概要の一端に触れてみてください。

お薦めの1冊です。


- 目次 -

序文
第一部 ベンチャー起業家を育成する
第1章:日本のバブソン大学を目指して
第2章:私が大学教員として伝えたいもの 
第二部 ベンチャー起業家を育成する
第1章:すべて公開しよう
第2章:市場創造型ベンチャーで世界を目指す
第3章:起業家は一種のアーチスト
第4章:人は誰でも主役になれる
第5章:コミュニティとデータベース
第6章:宴会サポート事業で株式公開
第7章:七転び八起きの創業人生
第8章:ライフスタイルチェーンの新規展開支援と企業再生
第9章:創業者のDNAを受け継ぐ「進化し続けるソニー」
第10章:「創業の心構え」と起業家への道
第三部 あなたの企業はこう始めよう
第1章:ビジネスプランの考え方・書き方から発表の仕方まで
第2章:ベンチャーキャピタルから資金を獲得する方法
編集後記

・・・・・ !!! 超 超 超 超   お薦め  !!! ・・・・・

サラリーマンを超えた男 会社再建
福永正三著
出版文化社 2004年7月12日初版発行 1500円

 今回は「会社再建」ものをご紹介いたします。舞台は昭和62年の京セラから始めまります。著者の福永氏がグループ会社の「富岡光学」(現、京セラオプテック株式会社)に出向を命じられます。しかし、この会社は月に1億円の赤字を出し、組合活動が盛んに行われ労使関係に問題があります。その中に京セラから片腕を一人連れて飛び込み孤軍奮闘するビジネスストーリーです。
 さて、会社再建に向けて様々な施策を講じていきますが、その根本にあるのが「京セラフィロソフィ」です。残念ながら僕は日本を代表する稲盛氏の本を読んだことがないので京セラについて知識がなく、この経営哲学は知りません。全体から感じたのは会社や稲盛氏に対する強力な傾倒と仏教思想と言えばいいのか精神論が多いし組合との係争は、経験がないので理解しにくいのが正直なところでした。でも、昔はそうだったんだろうなという時代感が感じられて興味深くはありました。
 昔の強き上司や精神を知るには良いお薦めの1冊です。


- 目次 -

「プロローグ」サラリーマンを超えた男、福永正三
第1章:「孤立無援」突然の出向を言われて
第2章:「正々堂々」心を直せば改革はできる
第3章:「不撓不屈」不可能を可能にする
第4章:「免許皆伝」経営は面白すぎる
補章:「自己を高めて」人生とは種まき。よい種をまいて生きたい

・・・・・ !!! 超 超 超 超   お薦め  !!! ・・・・・

痛快!クルマ屋で行こう!
南原竜樹著
株式会社双葉社 2003年11月30日初版発行 1200円

 輸入車販売事業 カートレーディングルフトジャパン社長 南原氏の創業から成功までのビジネスストーリーです。
 本書は、 タイトルにある痛快と言う言葉がピタッとくるリズムのある展開になっていて、そのビジネスも、ま、よくもギリギリのところで展開するものだと関心してしまいます。とても僕には考えられませんし、多分、ほとんどの人には不可能な方法で成功まで至っています。例えば資金がない状態でどうやって車を仕入れるのか、外国にいきなり行って車を買い付けるなど様々なギリギリの状態を切り抜けます。これは南原氏の行動力と強運、もちろん知力、そしてマクロな市場感のヨミの鋭さが裏づけになるのでしょう。
 やはりゼロから上場までもっていってるのですからご多分に漏れないカリスマ性の高い方なのでしょう。ちなみに南原社長はマネーの虎でもおなじみの方です。
  車好きな人やベンチャー系ものが好きな人にお薦めする元気付になる1冊です。


- 目次 -

まえがき
第1章:大学で学生相手に講義した内容
第2章:創業当時の話
第3章:フェラーリ屋になった話
第4章:ボルボ850を大量に入れた話
第5章:株式公開に向けての話
第6章:成功の秘訣
あとがき

・・・・・ !!! 超 超 超 超 超  お薦め  !!! ・・・・・

誰も教えてくれないベンチャー社長学
高岡伸夫著
株式会社財界研究所 2004年6月24日発行 1300円

 ここのところ連続でビジネスストーリーものが続いていますが、本書も株式会社タカショーというガーデニング関連事業で店頭公開している企業のビジネスストーリーです。そしてこの企業はガーデニング産業で始めて店頭公開したそうです。
今回、もう1冊紹介している カートレーディングルフトジャパンとは全く違う柔と剛くらい違う事業展開で、いわゆるビジネスの正道をつき進む企業という感じがしました。
 しかし、タカショーの社長である高岡氏は、若いころは音楽の道を志していて本著から感じるような堅さだけではないようです。そして、その音楽をやっていた時代に淡谷のり子さんから基本ができていないと批評され、その体験がビジネスの道でも大きく影響しているそうです。(これは僕もよく理解できます。)
 さて、本書の内容は実践編、理論編、提言編と分けて後進の参考になるようにと書かれています。4人から創業し、奥様が会計をみるという日本の典型的な中小企業から始まって店頭公開まで成長する、その間に発生する銀行とのお付き合いや人材育成、マネジメント、トップとしてのあり方などがまとめれられています。
  僕なんかは全く接点のない事業ですが、興味深く読めました。
お薦めの1冊です。


- 目次 -

まえがき
第1部:実践編 オンリーワン企業・タカショーはこうしてできた
第2部:理論編 経営計画書の書き方から人材育成まで
第3部:提言編 産業構造の転換とベンチャー育成への私の提言

・・・・・ !!! 超 超 超 超 超  お薦め  !!! ・・・・・

21世紀に遺す 花王・丸田芳郎 最強のマーケティング
土平恭郎著
産能大学出版部 1998年10月10日初版発行 1600円

 今回は消費財メーカー花王の前相談役・会長社長 丸田氏の経営に関しての考え方を浮き彫りにしています。それはマーケティングという観点で見ても他社とは大きな相違点を持っています。
 さて、僕のイメージでは花王という会社について石鹸、シャンプー、化粧品、フロッピィーディスクなどを扱っている地味な会社という感じです。実際にもバブル崩壊後、多くの企業が業績悪化する中で好調な業績を続け、その背景には地味ながらも堅実にやるべき事に集中してきたという事実に支えられています。そして、それをマネジメントしてきたのが丸田氏です。
 丸田氏の考えで特徴的なのは、企業が経営方針などで必ず挙げる「略」「術」「闘」というものは登場せず、例えば「戦略」というのは戦うための略(はかりごと)であると切り捨て”経営の哲学”真理の追究が最上概念と位置づけています。その証としてのダイエーとの10年戦争と云われるもの、また、営業からの数値目標の撤廃など理念の妨げになることには徹底的に向き合うということです。
 ちょっと宗教的ではありますが、社会人として企業としての正しい在り方の一つについて学べる内容です。
お薦めの1冊です。


- 目次 -

まえがき
第T部:変革を求めての生みの苦しみ
第U部:他業界をも震撼させた花王・丸田のマーケティング
第V部:深く日本を思う
あとがき

・・・・・ !!! 超 超 超 超 超  お薦め  !!! ・・・・・

勝者と敗者の分かれ道 高橋弘流”ビジネス成功法則12箇条
高橋弘 著
株式会社経済界 2004年6月29日発行 1500円

 DPEの株式会社ジャンボー会長、温泉施設「万葉倶楽部」の代表取締役である高橋氏のサクセスビジネスストーリーです。その成功の裏打ちをしている成功12箇条を紹介しています。その経営の基本は”人間力”とし、その人間力を構成する要素を12箇条としています。
  多くの成功した経営者がそうであるように高橋氏も信念の人で、その点にそぐわない事とは徹底的に戦います。本著の中にも出てきますが、例えばそれが企業規模で比較したら勝負にならないT電力であったとしてもです。また、それは私生活の面でも同じでエピソードで出てくる航空会社とのやり取りなどはその面が見て取れて、う〜ん、厳しいなと。
 「運営者のつぶやき」に登場する、僕が一緒にやっていた社長の強力版という感じです。
その色々なエピソードは大変面白く、考え方も流石にユニークです。
お薦めの1冊です。


- 目次 -

プロローグ:高橋流十二箇条の成功法則
第1章:手を出してはいけない商売、これなら絶対儲かる仕事
第2章:失敗の裏には必ず成功の種が隠されている
第3章:戦え、経営者
第4章:節約の極意を教えよう
第5章:チャレンジに終わりない
第6章:日本はなぜ、三等国に落ちぶれたか
第7章:勝者と敗者の岐路
第8章:飽くなき挑戦-MM21に大型温泉総合レジャー施設

・・・・・ !!! 超 超 超 超  お薦め  !!! ・・・・・

瞬間物流革命 バイク急便の挑戦
大槻勝美 著
株式会社文芸社 2004年5月15日発行 1400円

 僕の会社でも急ぎの原稿納品なんかでお世話になっている株式会社バイク急便の創業から現在までのビジネスストーリーです。
 人が資本で、ニッチな大都市でしか成り立たないビジネススキームではありますが固定客も確保しやす良いビジネスだと思います。乱暴ですが極めてシンプリファイにすればディスパッチャー(配達人)と事務所、電話、バイクがあれば始められるわけです。
 しかし、実際にはビジネスとして成長しているその背景には効率化や安定のための配車システムや顧客管理システムなど多額の投資があってのこそです。
また、増えてくる支店やディスパッチャーをチーム化したりとマネジメントにも様々なことにトライしていきます。
 人が増え成長する過程では様々な問題が起こりますが、この会社でも例外ではりません。創業前から2社に先行されたり、仲間の同業起業という裏切りや資金繰りなど多くの問題と正面から組み合っていきます。社長の大槻氏は、若いころ、なかなか定職が定まらなかったようですが、きちんと人生の勝負どころでは勝利してきたから今があるのでしょう。
 別にMBAを持っているわけではなく、特別高学歴というわけではないのですが、社会経済活動にも貢献する素晴らしいビジネススキームと市場を作り上げたことは高い賞賛を得られるものでしょう。

そんな内容ですので、起業を考えている人には面白い内容だと思います。
お薦めの1冊です。


- 目次 -

まえがき

第一部:瞬間物流革命
第1章:事業計画
第2章:創業期
第3章:急成長の落とし穴
第4章:改革と挫折
第5章:再起から大企業への挑戦

第2部:バイク急便以前

あとがき

・・・・・ !!! 超 超 超 超  お薦め  !!! ・・・・・

5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 成功者の告白
神田昌典 著
講談社 2004年1月26日発行 1400円

 この本を読み終わった感想は一言”参った”。素晴らしい内容で完全に参りました。
 その内容は、起業から成長を目指す企業にどんなことが起こるかをビジネス面のみならず経営者の家庭の問題まで含めてリアルでう〜んと思わず唸りたくなるような描写になっています。
  そして起業〜5年間に企業が進むパターンは数パターンしかないと言い切り、単に役者や場面などが違うだけで結局、同じようなことになると。つまり逆を言えば、それが わかっていれば、起きる問題を回避することができるから、環境が近い人は知っておくべきだと書いています。
 物語と言えば、大手企業〜ベンチャー企業と転職した主人公が、リストラにあい、それを機会にHP製作会社を立ち上げ、そこから様々な障害に直面していくという話です。この主人公にはメンターがいて、このメンターが大きな役割を果たし、その障害について解説したり解決方法を教えることで主人公の成長を助けます。
  そして大きなカギを握っているのが「導入期」「成長期」 「成熟期」「衰退期」という4つの期間です。商品のライフサイクル、企業の置かれているそれぞれの時期によって起きる障害が違っているのでしっかり見極める必要があります。
 他にも悪いサイクル、例えば家庭不和、社員の病気など本当に、この位の時期にありがちな障害を、なぜ起きるのか納得のいく説明がされています。
  さらに家業から企業に変化していく過程で必要なマネジメントの切り替えなど恐らく中小企業で意識を持って働く人には他人事には感じられない話で一杯です。
   
超・超・超お薦めの1冊です。
僕のフェバリット「社長失格」につぐ位の本だと思います。
もう何回か読みましたが、時間が経ったときに読みたくなれば僕の中では本物です。

- 目次 -


プロローグ
第1章:見せかけの成功物語
第2章:幸福と不幸の狭間で
第3章:優しさの罠
第5章:成功の果てに
エピローグ

・・・・・ !!! ★ 超 超 超 超 超 ★ お薦め  !!! ・・・・・

「MBA感覚」で行動する技術
大野富彦 著
PHP文庫 2004年6月18日発行 571円

 いわゆるMBA本との差別ということで、より実践的なケースを中心に構成されています。著者の体験例がケースとして取り上げられていてリアリティがあり勉強になります、さらに各コースで上級・中級・初級になっているので実力に合わせて読めます。
 また、ロジックツリーやマトリックスなどのツールを上手に使っていて視覚的にも見やすくなっています。
  MBA感覚なんて、なかなか本を読むだけでは身に付かないものですが、頭の片隅に少しためこんでいくために飽きないように類似した本を読み続けているという感じです。
   

お薦めの1冊です。

- 目次 -

イントロ MBAセンス度チェック
プロローグ
1.状況把握
2.問題解決
3.プランニング
4.業務プロセス
5.意思決定
6.リーダーシップ

・・・・・ !!!   超 超 超 超 超  お薦め  !!! ・・・・・

夢現力
和仁達也 著
ゴマブックス株式会社 2004年6月10日発行 1800円

 経営コンサルタント(ビジョンサポーター)の著者がその師匠とあがめる堀貞一郎氏という人物の数々の大型プロジェクトを成功してきた秘訣をまとめた本です。さて、この堀氏なる人物は東京ディズニーランドの誘致、大阪万博のプロデュース などを行ってきたその業界の方にはきっと名の通った人物だと思います。
 さて、内容はと云えば自分の中にある無限の力を発揮するためにはどう考えればいいのか? そのことについて目次にある5つの力を理解できるように紹介されています。それは個人のスキルや考え方、マネジメントなどとと幅広く多岐に渡っています。
 僕自身の感想としては、なかなか興味深く読みましたが、コンサルタントの方が、まとめている割には理屈っぽくなく現場感に近い感じがして良いと思います。そして要は視点の問題だということだというように受け取りました。例えば、顧客の望むものを見る視点、時代の変化に対する視点など様々な事象に対する考えの詰め方とも言えるかもしれません。そしてデータの捕らえ方!

お薦めの1冊です。

- 目次 -

はじめに
序章
第1の力:ビジョン構想力
第2の力:人間関係力
第3の力:アイデア創造力
第4の力:自己管理力
第5の力:国際対応力
おわりに

・・・・・ !!!   超 超 超 超 超  お薦め  !!! ・・・・・

どん底からの成功法則
堀之内九一郎 著
サンマーク出版 2004年2月25日発行 1300円

 テレビ番組「マネーの虎」の出演で有名な株式会社生活創庫 社長堀之内氏のホームレスというどん底生活から社長へまでの話の中で、その生活の中で堀之内氏が獲得した成功法則を紹介しています。
 以前から買うか、買わないか迷っていた本の1冊でしたが、とうとう購入しました。
迷ったわりには、大変面白い内容でしたので早く購入しておけばよかったなと思わせるものです。
 どん底から復帰してくるわけですから、ある場面、場面では緊張もともなうような生活でしょうし、仕事のやり方でしょう。
 成功法則についてどう思うかは、読む人の受け止め方だと思いますが、僕は理解できることが多かったです。
なぜか読み終わった時には、とても清々しい気分になり、すぐ読み直したくらいでした、不思議な気分にさせられた・・・

お薦めの1冊です。

- 目次 -

まえがき
プロローグ:
成功法則その1:まず、真っ暗闇のどん底に膝をつき、地面の冷たさを知れ
成功法則その2:プールの水を「とりあえずおちょこで」くみ出しはじめられる人間になれ
成功法則その3:まずは「小さな欲」をとことん満たすことから始めよ
成功法則その4:「儲け方」ではなく、お金の「使い方」を必死に考えよ
成功法則その5:とにかく「速さ」にこだわり、突風で勝負でせよ
成功法則その6:小指の先ほども疑わないくらい信じきられる師匠をもて
成功法則その7:裸の自分をさらして、視線の奥のホンネを見抜け
成功法則その8:分かれ道では絶対に、「得しそう」ではなく「楽しそう」を選べ
エピローグ


・・・・・ !!!   超 超 超 超 超  お薦め  !!! ・・・・・


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